日本の食料自給率って。。。本当に低いの?
皆さん、どこかで「日本の食料自給率が低い」みたいなことを聞いたことがあるかと思います。
農林水産省の発表によれば、2020年度(令和2年度)の日本の食料自給率は37%(カロリーベースによる試算)となっています。
みなさんは、外国産のものを主に食べていることになります。
でも、みなさんはそんなに外国産のものを食べている意識はないと思います。
国産のものを意識的に選んでいるという方も多いと思います。
不思議ですよね。
では、なぜそんなことになっているかというと、、、
それは。。。
家畜の飼料が外国産の穀物を使用しているからです。
カロリーベースによる試算は、家畜の飼料も計算に含まれています。
国産の鶏肉を食べても、その鶏肉が外国産の穀物で育ったら国産の比率が下がるということです。
ではなぜ、国産の穀物でなく外国の穀物をえさにしているのか?
これは政治的な背景もあります。
日米貿易摩擦と密接な関係があります。
日本が黒字でアメリカが赤字だと、アメリカの穀物を買えと圧力をかけてきます。
話が大きくなってしまいましたが、わたしが言いたいのは単に国産のものだからいいものという話ではないということ。
お肉を買う前に、このお肉は何を食べて育ったのかなとちょっと考えるきっかけになったらいいなと思います。