ボラーニョ『2666』

ボラーニョの『2666』を読んだ。安っぽい恋愛の話。女の話。Fate の話。殺戮の歴史。

最初は、第2次世界大戦期のホロコーストと現在メキシコで発生している麻薬がらみのマサカーの話を結びつけ、「暴力」とは何なのかを問う話だと思っていた。

でも違った。違って良かった。ただ少し残念だった。

ウクライナ侵攻から一年が経った。現在のロシアの作家達は、「暴力」をどう表現していくのだろう。ソルジェニーツィンを、また読みたくなった。

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