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【女子大生ひとり旅チャレンジ①】兵庫・城崎温泉 後編

【前回のあらすじ】
城崎温泉にて人生初の一人旅を楽しむ女子大生ふくちゃん。湯めぐりに温泉街散策と充実した初日を過ごしたが、夜になってとうとう一人旅の寂しさ・心細さを感じ始めた。

2日目、ゲストハウスに朝がきた。朝ごはんよりも先に、温泉に入る。これぞ旅行の醍醐味!

本日1箇所目は鴻の湯(露天の庭園が魅力♪)

本日は、温泉街らしく「浴衣でそぞろ歩き」をしてみたいと思う。歴史ある旅館に泊まれば、その旅館オリジナルの浴衣を着て湯めぐりを楽しむことができる(街の人曰く、浴衣でどこの客かを見分けているんだとか…)
私も着たい!ってことで御所の湯のお隣、『ゆかた専門店いろは』さんへ。

ゆかた専門店いろはの店頭でパシャリ

素敵な浴衣に着替えたら、なんだかテンションも上がってきた!

下駄の音がカランコロンと響き、歩いているだけで自分も城崎の住人になれたような気分だ!

クロワッサンが美味しいRARADI、外観もおしゃれ

無敵になってしまった私は、昼からカニちらし寿司にビールに温泉たまご、ゲストハウス主人のおすすめおしゃれパン屋さん!

どれも最高に美味しく、店員さんのあたたかさと優しさが沁みた。カニのお店では「綺麗なお召し物だねえ、観光大使さん?」なんて言われて少し舞い上がってしまった。

薬師公園ポケットパークのChayaでは、温泉たまごを作る体験ができる!足湯もあって快適〜!!
城崎温泉駅から近くの食堂、大黒屋

合間合間でさとの湯地蔵湯にも入って残すは1箇所(御所の湯)のみ。

さて、今宵の夕飯はどこへ行こう。

実は、昨日気になっていたお店があったのだが、あいにく満席で入れなかった。今夜こそはと勇気を出して扉を開けると、席が空いていた!

看板には「おでん 居酒屋 お茶漬」の文字が見える

いかにも地元で愛される居酒屋という感じで、カウンターの奥には無口で強面なご主人とテキパキ働く女性。お客さんは常連らしいご夫婦が2組に、観光客っぽい若い3人組。

1人なのは私だけ。

カウンターの真ん中しか空いていないので、常連夫婦に挟まれて座る。旅するのはもちろん、居酒屋に1人で来たこともない私は、心臓の音がいつもよりずっと大きく鳴っていたと思う。

日本酒とお通しの海鮮

メニューを一通り見て、さっそく日本酒を注文する。お酒の力で、この緊張をどうにかして消し去りたかった。

お通しで出された海鮮は、びっくりするほど美味しく、感動する私に女性店員さん(奥さんらしい)が「お魚、美味しいでしょ?」と一言。
話しかけてくれた、それだけですごくホッとした。「すっごく美味しいです!」

どれも美味しくリーズナブルで、最高!

そこから、お造りや牛すじ、おでんを頼んで、お酒も進んだ。怖そうな主人もカウンターの中でお酒を飲んでいて、「どこから来たんだ」なんて話しかけてくれるようになっていた。だんだん、横の常連さんも交えて、私の話や城崎の話、常連さん行きつけのスナックの話なんかで盛り上がった。

御所の湯(増鏡に記載があることが名前の由来)

お店を出る頃には、2時間ほどが経っていた。湯めぐり7箇所目、最後の御所の湯の閉館時間が迫っていなければ、もっとそこに居たかった。それくらい、居心地が良く、楽しくてあたたかい場所だった。

私はホクホクした気持ちで店を後にし、嬉しい余韻に浸りながら温泉を楽しんだ。

城の崎にて、アオサギらしき鳥を発見

翌日、電車で次の旅路へ向かう。

寂しく心細い気持ち、ドキドキ期待に溢れる気持ち、あたたかく満たされた気持ち。
色んな感情を乗り越えて、思う存分やり切った3日間だった。

一人旅チャレンジしてよかった!

今回ははこれでお終いだけど、まだまだ私のひとり旅チャレンジは続く。

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3編に渡ってご覧いただき、ありがとうございました!よろしければ私の働いている会社、覗いてってください💚

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