Re:valeというアイドル、信頼感が半端じゃない

G4Y幕張公演に参戦したモモ担がRe:valeについてつらつらと感想を書いていくnoteです。筆者はゆるっとアプリ本編を追いかけていて、ムビナナでどっぷりモモに沼ったRe:vale新規ですので解釈の浅さはご容赦ください~


2022年プラホワについて

今回Re:valeに関する感想を述べるにあたって欠かせないのが2022年ブラホワでの出来事である。なんと総合優勝連覇中の絶対王者であるRe:valeが敗北したのだ。
2022年の年末もしっかりとアプリでストーリーを追いかけていたので、「誰が勝つんだろうね~王者だしRe:valeに勝ってほしい気もするけど…」などとオタクと話しながらストーリーが時間ごとに更新されるのを待っていた。自分がRe:vale担となった今、改めて考えると気が気じゃなくて年越しどころではなかっただろう。(あのブラホワをリアルタイムで乗り越えたRe:vale担には心から敬意を表したい。)
この出来事が彼らにとってどのような影響を与えたのかは都志見大先生の文章を読んでいただければそれ以上に解釈が深まることはないと思うけれどもあえて書いていきたいと思う。
まずはモモに関して。モモは本編やrememberを読んでもわかるようにただひたすらにもはや妄信的と言ってもいいくらいにユキのことを愛している。そして、ユキが魂を削って作り出す音楽のことも。
だからこそ、ユキにはトップの座に座っていてほしい、ユキの音楽が愛されてほしいと強く願っていた。それこそ神様に祈るほどに。
けれどもその願いはかなわなかった。そのときの悔しさはスーパーアイドルのモモがステージ上で笑顔を保てなくなるほどのものだった。ファンからの応援も感じていたし、自分もベストを尽くしたというところが一層やるせなかったのだろう。
モモが負けてしまって「ごめんね」と言ったのはファンに向けてであり、ユキに向けてであったのだろう。
一方でユキに関して。ユキはかつては自分が作った音楽が愛されればそれでいいと思っていた。しかし、モモと出会い、モモと一緒にアイドルをやっていくことに重きを置くようになった。バンと二人でRe:valeをやっていたときには音楽とバンの存在をごちゃまぜにして愛していたけれども、今は音楽とモモを分けて考えられているイメージ。
そんな状態のユキが今回のブラホワにどうやって臨んだのか。私は意外とシンプルなのではと思う。「いい音楽を届けたい」「ファンの子に喜んでほしい」「モモを喜ばせられる自分でありたい」くらいの。
だからブラホワの勝ち負けには案外こだわりが薄いのではと感じた。モモやファンを喜ばせるために勝ちたいっていう自分ではなくて他人に動機があるから意識が希薄そうだなと。(モモも他人が主体の動機といえばそうなんだけどどちらかと言えば自分のエゴも入っているというか強い言葉で言うとトップにいないユキが許せない的なニュアンスもあるというか…)
ユキがあの場で「貸しただけだから」などの発言はモモへの「安心して」「大丈夫だよ」って言葉だったんだよね。
というようなブラホワ解釈をしております~~~

Beyond the period(ムビナナ)に向かう思い

年末のブラホワを超え、各自様々な思いを抱えながらもつながりあえた奇跡を感じ、全員で一体となるようなライブがしたいと開催する運びになったレインボーアリーナのこけら落とし公演Beyond the Period(以降ビヨピリ)。
全員で歌う曲を考えたときにトゥモエビを自ら提案したモモの行動を考えてもきっとブラホワの敗北に立ち止まることなく、向き合って消化しようとしているのだと思った。
そんなモモがビヨピリにどんな思いで臨んだのかが何度も映画館に通ううちに見えてきた。
まず一つ目に取り上げたいのはRe:raise前の曲振りでの「絶対王者の貫禄見せつけちゃうよ」のワードである。敗北したにも関わらず絶対王者という言葉を使うのはスポーツの世界で生きてきたモモにとってはなおさら複雑な思いがあるだろう。
そんな中でも絶対王者といったのはブラホワで不安にさせてり、悲しませたりしたファンへの「Re:valeは変わらないから安心して」というメッセージを伝えたかったからだ。
それに伴ってもう一つ注目したいのが公演中のモモの表情である。かっこいい曲の時は表情を作るのはもちろんだが、journeyの時にユキが比較的穏やかな表情をしている場面が多いのに対して、モモは柔らかい表情を浮かべながらも堅い決意をもったようなキリっとした表情のことが多い。
つまり、敗北で少し弱気になっている自分を奮い立たせて、ファンを安心させようと気を張りながらも挑んだ公演だったのではないだろうか。そして同時に自分にも「王者Re:valeは変わらない」と言い聞かせるように。
総括するとビヨピリ公演は王者Re:valeにふさわしいパフォーマンスを届けようという覚悟の公演だったのだと思った。

Compassを初めて聞いた感想

そして、やってきた2023年ブラホワ新曲。どんな曲がくるのやらとおもいながら迎えた大晦日およびフル音源解禁日。
初めて曲を聞いたときに「これはRe:vale二人の世界の曲だ」と感じた。
この曲全体で一昨年のブラホワをどことなく示唆するような内容もあり、「振り返らない」という言葉や過去の自分を無駄じゃないと認める歌詞、困難でも突き進んでいくという決意などRe:valeが曲を通して自分たちの歴史と向き合っていったのだなあと感じた。
Re:valeは自分たちで作詞作曲しているからこそ彼らの思いが曲を聴くとダイレクトに伝わってくるのがとてもいいところだと思う。だからこそユキが作詞でもモモが作詞でも、1年たったタイミングでこの曲を出すのはすべての区切りを意図していることが読み取れて、きっとモモも全てを乗り越えてやっと心から前を向けたのだと安心した。
そんなわけで今回は控えめなダンスで二人で向き合いながらしっとり歌い上げるのかなあなんて思っていたわけです。

そして迎える問題のG4Y幕張公演

各グループ持ち味の生かされたステージを楽しんでいる中でも今か今かとRe:valeの出番を待っていたころ、突如始まったのはCompassのイントロ。
派手なダンスはなく、丁寧に歌いあげるAメロを超えてBメロに差し掛かった矢先、驚愕の事態が起こる。なんと彼らは笑顔で観客にクラップをあおったのだ。さらにサビでは首でリズムを取りながらノリノリで手を振るモモの可愛さたるや。
そう、なんとCompassはしっとり系二人の世界ソングではなく、ファン参加型超ポジティブソングだったのだ。
正直言うと最初は受け止めきれなかったのだが、その後冷静になって考えるとCompassを通してRe:valeが思い描くアイドル像がしっかりと見えてきた。
それはファンに楽しさや幸福を与えてあげたいという意識。自分たちの楽しさも苦悩も全部音楽にしてエンターテイメントの形に昇華させようとする姿勢を感じた。
改めてCompassの歌詞を見ていくと逆になんで二人の世界の曲だと思ったのか理解できないくらいファンへのメッセージが詰まっていることに気が付いた。例えば、わかりやすいもので言うと「共有している意味がある」とか「どんなストーリーも連れていくよ」とか。
Compassの作詞はユキとモモの共同作詞であってほしいのだけれど、Re:valeが曲を通して自分たちの心情や届けたい思いを表現して共有してきたからこそ、今回も音楽にのせてファンに伝えようと二人で会話するように掛け合いをする曲を作っていったのかな。
そして曲の歌詞だけ見たときに糸の解読が難しかったのが2番のAメロのの「簡単なセリフなんてもういらない」だったんだけど、ここもパフォーマンスを見たらすごくしっくりきた。
ユキが「前を向いているフリでもいい」と言うのに対して、モモがユキの顔を見て「そんな言葉はもういらない」と歌うのだ。「心配しなくても大丈夫だって」と軽く笑い飛ばすように。
これはブラホワで涙したモモを強気な姿勢でファローしたユキへのアンサーであり、きっとファンから届いたたくさんの励ましの言葉へのアンサーなのだろう。
さらにCompassを入りの曲に持ってきたのもなかなか味わい深いなと思う。今回のライブの空気づくりにうってつけの曲を選んだのだなと。ある宇意味ではCompassはRe:valeの完全復活の合図ともなる曲だと思うから、これを一番初めにやってファンに「ここからは楽しいことしかないよ」と伝えたかったのかな。
気持ちがあふれてあまり何を言いたいのかまとまらなくなってきてしまっているけれども、まとめるとCompassがいかにファンに向けられた曲であるかということが幕張公演のパフォーマンスを見てひしひしと伝わってきて、Re:valeは本当に信頼できるアイドルだなと感じました!!!

その他全体的なライブ構成に関して

今回の幕張公演は全体的に観客とのやりとりがあって、双方のコミュニケーションが成り立っている感じがしたから「ライブ感」が強くてめちゃくちゃ好きだったんだけど、Re:valeのMCももちゃくちゃ好きだった。
モモがおめかしをしてきてくれたみんなかわいいよ的なことを言って、ユキが男の子にも呼び掛けて、一人も置いていかない王者Re:valeの安心感があってこの子たちを安心して推していけるなって思わせてくれた。
和やかなMCからのかっこいいパフォーマンスへの切り替えやlCompassみたいな観客巻き込み型の曲など緩急の付け方がうまくて、Re:valeのファンじゃなくても楽しめるようなライブだと感じた。Re:valeは「お、Re:vale来るならライブ申し込んでみる?」ってなるタイプなのであたり前にドーム埋めてます。
あとは曲全体の感想になるんだけれども、改めて歌詞を味わうと案外直球に励ましてくれるような歌詞が多いんだなあと気が付いた。(ドラマ用の曲とか劇中歌は例外ね)
CompassもさんざんRe:valeの古参オタクになりきって解釈をつらつら書いた後に言うのもと思うけど、すごくフラットな視点でとらえると遠回りしたり困難にぶつかったりしても前を向いていこうっていうまっすぐな励ましのメッセージを受け取れるんだよね。
ユキはきっとファンの子たちにあの日のモモくんを重ねてるし、モモも自分の原点がそこにあるからこういう雰囲気に自然となるんだろうな。

時系列どうなってるのかな

私の個人的な解釈で行くとビヨピリからG4Yかなあと今回のパフォーマンスを見て思いました。たぶん年末にブラホワがあって、準備期間的に少し無理があるけど&月くらいにビヨピリをやって、そのあとG4Yの全国ツアー開始かなと。
少し気を張って王者らしくあれるようにいようという心意気で臨んだビヨピリから、Compassの曲作りを通して今までのRe:valeを振り返りながら回った地方公演を経て、全てを受け止めて「ファンを楽しませられるRe:valeらしい音楽を届けよう」という結論に到達したG4Yなのかな。
各地のMCでの打ち解け方を考えてもそっちのほうがしっくりくるかなあ。

Re:valeに心からの感謝を

モモに落ちてからはまだ日が浅い新米Re:vale担ですが、楽しいステージを届けてくれる彼らには心から感謝しています。
ユキ、いつもモモのことを支えてくれてありがとう。ムビナナの時もG4Yのときも本当に優しい顔をしてモモのことを見ていて、そんな姿を見るたびに真実の愛を感じています。
モモ、愛する自担へ。かわいいかっこいいの温度差で沸かせてくれてありがとう。あなたのステージで私はメロメロになっています。あなたは私たちにウルトラハッピーを届けてくれるけど私たちもモモのハッピーを心から願っています。
Re:vale、本当にステージに立ってくれてありがとう~~~~~!!!!!

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