察すれば道は開かれん
たま〜に会うバイトの友人が言っていた言葉を、どうにも覚えている。この時友人はもう冷めていて、次会った時には案の定別れていた。
「なんかそれに気づいてから冷めちゃった」
彼女の気持ちは分かる気がする。放置された分、寂しいから、すぐ返すのが悔しくて、自分も同じだけ空けてやろう、といったところだろうか。"そっちが先にやったんだからね"の精神。友人の話を聞きながら、
(あからさまなのも逆効果なんだな…)
と、なぜか反省している自分がいる。
"レスポンスが遅いこと自体が、既に返信"
という事実は、受け入れざるを得ないこともあるし、察しろ?と思うときもある。
これはまた別の友人が言っていた。はたまた次会った時には別れていた。返信が遅いのは男性に多い、と括りたくなるが、常に赤丸を育てている女子を私は知っている。
かくいう私も、赤丸を熟成させるときはある。これは本当に紛れもなく、察してくれの意。鈍感に性別は関係ないと知る。
「放置すんなら既読つけてくれりゃあいいのに」
と友人Aに思いながら、
「次のラリーで終わってくんないかな」
と友人Bに思う。恋愛に限らず、男女に限らず、行間を読んでいきたいものです。