お姉ちゃん20年目
来年で三女が成人するから、私が3姉妹の長女を始めてかれこれ20年が経とうとしている。小さい頃は3姉妹って割と珍しがられた気がするけど、今はどうなんだろ。1番下とは小学校が被らない6個差だったが、大学生になると学年的には5個差になった。
あからさまな反抗期をおそらく全員終えて、家でもそれなりに会話をするようになった。母の物忘れ、父の門限、今日の東海見た?、M-1録画しといて。格段に仲が良いわけではないが、特筆して悪くもなく、究極なところ"面白い"の感覚が1番一致するのは妹だ。
「明日暇?」と三女に聞くと、次女と2人でコメダのモーニングに行くからそのあとは暇だと言われた。なんだその魅力的な1日の始め方。聞き捨てならなかったので、私も着いていくことにした。3人で出かけるのはいつぶりだろうか。時間を逆算できない私と三女に比べて、次女は相変わらず準備を終えて待っている。
コメダに着いて、窓際の席に座る。急なモーニング欲のきっかけは、東海がカフェに行っていたサブチャンらしい。たしかにあの動画のパンケーキ、美味しそうだったわ。気を抜き過ぎていたのか携帯を忘れた私と三女を横目に、次女が写真を撮ってくれる。3人のLINEグループのアルバムを開くと、意外と写真があることに驚いて、朝っぱらから思い出話をすることになった。これから酒が飲めるようになると思うと、一人暮らしはもう少し遅らせても良いかもしれない。
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