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備忘録:がんばえー!!!ぷいきゅあー!!!!!!!!

プリキュアオールスターズFを公開初日の9月15日朝に観てきた。平日の朝ならそこまで家族連れ多くないかなと思ったから。
まだ女児先輩の中に一人混じってがんばえする勇気はない。
本当は午前0時からやる最速上映ってやつに行きたかったけどうちの地域ではやってなかった。全国でやれ。

前日の14日、大学のクソデカクソ重要試験を悪くない手応えで終えた。
Hey DJ カマせ yeah yeah yeah 気分上々↑↑ の 針落とせ 音ならせ パーリナイ
家帰ってシャニマスの積みコミュ読もうかな。積みプリキュアぬり絵やるのもいいな。あるいは10月からの大人プリキュアに備えてプリキュア5観てもいいかもな……



「樋口~飲みに行こうぜ」
😫😫😫😫😫😫😫😫😫😫😫😫😫

打ち上げの飲み会に誘われる覚悟ができていなかった……翌日のプリキュアが楽しみすぎて……
一難去って、また一難。ぶっちゃけありえない!!

他人の失言を聞くのはわりと好きなんだけど大学生の失言が面白いことって無いから基本的に飲み会は好きじゃない。くそっ、飲み会で下世話な話を耳に入れたせいで体にアンダーグエナジーが蓄積してしまった……早く浄化したい……
……
……
……
……
...…

「スミキッター」

もう映画館に入った瞬間から一瞬で浄化されてしまった。良すぎる。

「みんな、ミラクルライトは持ったな!!行くぞォ!!」

普段映画は真ん中のやや前方の席で観るんだけど今日は女児先輩に配慮して後方の席を取った。自分、そういう気遣いできます。
家族連れ6割、大きなお友達4割といったところだった。俺の右隣は家族連れ、左隣は地雷系ファッションの女性だった。地雷系の女児アニメ好き、黛冬優子?

(↓以下ネタバレほとんど無し)
まず、日常パートの前振りとか一切なしに上映始まってものの一分でドラゴンボールみてえな戦闘シーン始まって驚いた。滅茶苦茶気合入ってる。いつもテレビで観てるものとは別物のクオリティーだった。

最初の戦闘シーン以降も、序盤から終盤までとにかく内容が濃すぎる。
ソラたちの織り成すコメディシーンに笑みが漏れ、ましろの底無しの優しさに涙を流し、離ればなれになった相棒を思うプリキュアたちに胸を締めつけられたかと思えば、ニチアサとは思えないアクションシーンで退屈する時間が一秒もない。RRRか?

そしてクライマックスの最終決戦。マヂでヤバすぎる。
全プリキュア大集結!!甦る名シーンの数々!!疾風怒涛のウルトラ人間讃歌!!その人間讃歌が持つ圧倒的な説得力!!
清らかなナミダひと粒
いや20粒くらい落とした。左隣の黛冬優子は号泣しすぎてほぼうずくまってた。大丈夫そ?

80分とは思えない満足感だった。エンドロールまで一切退屈しない。クレジットが流れてる隣でプリキュアたちが踊るから。RRRじゃん。
プリキュアは今年のひろプリ含めて三作品しかまともに観ていないが、この80分間プリキュア20年の歴史が滝行のように自分の頭上に降り注いでくるのを感じた。エネルギッシュな映画だった。

プリキュアって「なんでもできる、なんでもなれる」っていう人間讃歌を20年間謳い続けてきたコンテンツなわけだが、それはある意味無責任なことでもある。
なぜなら人間って実際のところ「なんでもできる、なんでもなれる」わけじゃないから。大人になればなるほど他人との間に努力では埋められない差を痛感することって増えるし、「根拠の無い全能感」が次々に「根拠のある無力感」に変わっていく。
それでもプリキュアを観ていると、子供たちにそういうメッセージを伝え続けることは無責任であると同時にとても道徳的で大事なことなんだと思わせてくれる。
自分は結局医学部という堅実な道に安易に流れてしまった人間だが、そんな人間にも「なんでもできる、なんでもなれる」というメッセージの善性を納得させられるだけの説得力をプリキュアは持っている。

冷笑や諦観といった態度をとりがちな現代のオタクにこそ、こういう底なしの人間讃歌のコンテンツは必要なのではないかと思う。

映画プリキュアオールスターズF全国で絶賛公開中、ひろがるスカイプリキュア毎週日曜朝8:30よりテレビ朝日系にて絶賛放送中です。みんな観てね。


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