人間はみんな平等に生きていて、みんな気持ち悪い。
人間はみんな平等に生きていて、みんな気持ち悪い、ということを今日思い出しました。
もちろん漏れなく私もそうで、私の気持ち悪さは"他人の目を気にして、見かけばかり良くするところ"だと思います。
かつて一緒に生活していた男の子に(彼のことは別の機会に何らかの形で遺したいと思います)言われたことがあります。「汚いのを隠すのが上手だよね」的なことを。
例えば、洗面台の下の詰め替えシャンプーやらなんやらをごちゃごちゃにしたままだったり、クローゼット(掃除用入れ兼シーズンオフのシューズやらなんやらを置いている)を開け閉めした時にたまに何かが落ちてきたりするところのことを言っていたんだと思います。
仕事でSNSの担当をしているので、写真を上手に撮ることは私にとってすごく重要で、綺麗ではない部分はカットして、とにかくかっこよく見せることが大事です。
もともとアパレルの仕事をしているのも、30代、40代になったときにかっこいいお洋服をかっこよく着こなす大人でありたかったから。
しかし彼には見られてしまいました、かっこよくない部分を。
でもそれって彼が私のテリトリーに入ってきたからであって、自分の領域に入れても良い誰かが存在するということはすごく素敵なことだったなと、今になって思います。
それに人間ぜーーんぶ綺麗なわけないじゃん、とも思うし。
しかし"外見は一番外側の中身"とも言うし、中身から人間になりたいなと思うきっかけになりました。
中身と外見の話といえば、薬剤師をしている友人に聞いた話があります。(その友人も先輩に聞いた話のようですが)
アトピーの患者さんに、いつもの皮膚の炎症を抑える塗り薬に加えて整腸剤を処方したところ、格段に肌の調子が良くなったというエピソード。
内側を整えると外側も綺麗になるんだな、と薬から学ぶことがありました。
それはさておき…
人間はみんなそれぞれに気持ち悪さを持っているけど、それでこそ人間という感じがして、愛おしい。
私みたいに見かけばかりを気にしてしまう気持ち悪さ然り、いろんな気持ち悪さがあると思います。
でもみんな愛おしい。みんな今日も生きていて欲しい。
そんなことを思った3月のある日でした。