ひとり旅日記フィンランド4日目:世界最北端のマックとサンタ村。そして今日もオーロラ見えず。
2013年12/26フィンランド4日目。
今朝の外気温は2~3℃とのこと。マイナス10何度っていつ…着いた日に積もってた道路の雪が溶けて、路面見えてるし。暖冬北極圏。
朝食ニシンの酢漬け初登場、サーモンのより美味しいかも。今日はライ麦パンにハム、レタス、チーズ、ゆで卵を挟んでサンドイッチな感じにしたが、明日はもうやめとこ。
9:25amまでに洗濯と身支度を終え、いざ出発。路面の雪が溶けて滑りやすくなってた。9:50ロバニエミ行きのバスが、路面状況の悪さで10:15着。タイムロスだね…後ろの席のお喋りのうるささに辟易。出る前にウォークマン持って来て正解。13時ロバニエミ着。遅れた時間が埋まることはなかった。
ロバニエミ、風が冷たかった。まずは世界最北端のマックへ。すんごい行列。別に腹減ってなかったが、記念に何か食べないと。マックの兄ちゃんに「フィンランドオリジナルはどれですか?」と聞いたら、ライ麦バゲットのものがそうだとのこと。
注文して、運良く座席も空いた。Lucky me! 食べてる途中にアフリカ系の兄ちゃん二人が来たから、座席シェアOKと伝えた。
彼らはカメルーンからの留学生。2年に一回国に帰るという。1人はビジネス、もう1人はメディアを勉強中とのこと。「アフリカからだと寒くない?」と尋ねたら、「気にならないよ。教育レベルはフィンランドの方が良いから」だそう。ビジネスを勉強中の彼が「南京でおじさんの仕事を手伝った時に、南京の中国人は日本人を嫌いな人が多かった」と話してくれた。「えぇ。戦時中は日本と中国の間に色々あって、日本が南京で大変な事をしてしまったから」と伝えた。自分が食べ終わったから、「一緒に写真を撮ろう!」と言って、写真撮影して別れた。
ガイドブックに、ここのマックで世界最北端記念ポストカードもらえるって情報があったから、ダメもとで聞いたら、本当にもらえた。しかも2枚くれた。
インフォメーションセンターに向かう途中に、なんともラヴリーな香りを放ってる小屋があったから覗いて見た。「何の匂いですか?」とお店のおじさんに聞いたら、乾燥させた天然の花や実を砕いて火で燃やすと自分に接する空気が浄化されて、パワーアップするとのこと。何それ!面白い!!全ての効能を聞いた後に自分に合うものを探してもらった。お店のおじさんと、おじさんの知り合いの男性が同時にコレ!と言ってくれたものに決定。何かインスピレーションが欲しい時や力が欲しい時、落ち着きたい時に焚くと良いとのこと。こんなスピリチュアルなものに旅行先で出会ったのは初めて。
お店のおじさんは歴史家で、こういうスピリチュアルなものを使ってる民族やアイヌも研究してたとか。「レイキ」って単語も知ってた。彼らとも写真を撮り、インフォメーションセンターへ。
サンタ村行きのバスの時間を聞いた所、1時間もサンタ村にいられない事が判明。行きバス、4ユーロ、帰りタクシー20ユーロくらいかかるとの提案。でももう二度と来ないしな…あぁ!1ユーロ=100円くらいなら悩まないのに。本日交通費に1万円。
インフォメーションでサンタ村に実際何があるのか?って、パンフをもらった。自分が一番見たいのは北極線だ。これを超えてみたい。バスまでの時間がまだあるから、周辺散策。ロウソク橋があって、可愛かったから写真撮った。
自分と同様、15時にサンタ村に行こうとする人達がいた。10人くらい。
サンタ村に着いてすぐに帰りの足を確保するのに、入場記念ポストカード売り場のおばさんにタクシーを呼んでもらった。手間賃か電話代か分からないが、1ユーロの要求。タクシー乗り場を教えてもらってようやくサンタ村をダッシュでスタート。
更に別料金で直接サンタに会えるらしいが、所詮ホンモノじゃないんだろ?と夢のない事を思い、お目当ての北極線へ。北極線跨いだ!イェーイ!!サンタから返事もらえる郵便局やらなんやらあったが、なんせダッシュだったもんで記憶はほぼない(苦笑)。
レヴィ行きのバスの時間を待ってたタクシーの運ちゃんに見せて、慌ただしいロバニエミ日帰り旅行終了。
レヴィに戻って、湖へ。空には星があって、けっこう人が来てた。その中の1人の欧米人のおじさんが話しかけてくれた。「5年前の休暇でここに来た時に、素晴らしいオーロラを見たんだ。今回もう一度見たくて来たんだ」と教えてくれた。
集った人々の期待とは裏腹に、オーロラは現れてくれず。時間を変えて3回見に行って粘ったが、無理だった。絶望的。何しに来たんだろう。こんな最北端で。オーロラ撮影用に買ったカメラも三脚も出番なし。暖冬で大量のホカロンも出番なし。絶望的。
ホテルの部屋に戻り、カナダイエローナイフの状況をネットで調べた。同じ日にちで、カナダは-35℃で結構なオーロラが出た模様。行き先変更した自分のバカ!
フロントのおばさんが今年は例年より暖かく、雲になりやすい気候だと言ってた。結局マイナスの世界も体感できず。ヤル気なくして、この日記は12/31に書いた。