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ひとり旅日記北欧周辺へ24日目:歩きまくったブリュッセル。

2017年1/22ブリュッセル1日目。

今日は朝ゆっくり目。ブリュッセルまわるだけだし。ってな事で10時前に宿を出た。世界遺産グランプラスを目指すよりも前にマックを見つけた。今まで旅してきた国の宿のwifiに不便さを感じなかったが、ブリュッセルのクソ宿は全く繋がらない。共用スペースにいた何人かに聞いてみたけど、「遅すぎる!」と言ってた。マック。ありがとう!快適に繋がった。中国の彼女はマックでwifi試してないって言ってた。欧のwifi事情悪いのは去年の旅で懲りたからって、今回は1日レンタル6ユーロで中国で借りて持ってきたとのこと。彼女の今回の旅は40日間。今日彼女はチェックアウト。ルクセンブルクまでブラブラカーで行くと言ってた。相乗りなら良いけど、1人の場合どっかに連れてかれて事件とかになったりしないのかな…。なるべく使いたくない手段だな…。

マックで明日のSpaの予約必要かどうか問い合わせメール作成してから町へ。グランプラスが近づくにつれて、チョコレート屋やワッフル屋が目立ってきた。そっかここはワッフルの国ね。朝しっかり食べたからまだ何も入る余地ない。で、グランプラス着。ちっさ!こんなんが世界遺産?世界遺産も色々見てると、ものすごく感動するのと、へえーこんな程度?ってのに分かれてくる。となると、プラハ歴史地区とワルシャワ旧市街は本当に素晴らしくて、感動の度合いも全く違かった。世界遺産委員会、マジで数増やし過ぎ。世界遺産の価値も感動も有り難みも薄れるから、むやみに登録数増やすなよ💢と思った。

グランプラスも歴史的価値あんだろうけど、格が違くね?2020年からじゃなくて、今年から審議ハードにして欲しい。へえー(棒読み感情ナシ)程度で終わった世界遺産を後に、ブリュッセル名物小便小僧へ。これまたちっさ!こんなに小さいの?海外地理の先生が言ってた世界の三大見てガッカリ。コペンの人魚姫に続いてこの小便小僧らしい。3個目マーライオンはいつ見られるかな…。けっこうな高さにいた小便小僧。で、小便少女はどこ??探してみたけど、この辺りにはいないらしい。ま、別の機会でもいっか。

ぶらぶら歩いて、ワッフル食べてみた。チョコがけのにした。どーせありきたりなチョコソースなんでしょ?とかなりナメてたら、このチョコソースが本格的で美味しくてビビった。あとでガイドブック見たら、たまたま載ってたお店だった。看板お創業年数かなり古かったもんな…。

世界最古のアーケードの中に、ガイドブックに載ってるチョコレート屋ズラリ。日本未上陸のブランドを選んで気になったのを量り売りで買った。今日買った中でうわあぁぁぁ~と幸せな気分になった一粒は、支店を作らず、本店のみで営業してるヴィタメール。やっぱ日本に来てるだけあるワケね…。アールグレーという一粒のチョコを早速たべてみた。アールグレーのフィリングのマッチと甘さが絶妙過ぎて唸った。お店出てすぐに立ち食いでなく、綺麗なお皿に乗っけて、紅茶と一緒に楽しむべき一粒だったと後悔。

アーケードの途中に抜け道があったからなんとなくそっちに行ってみた。レストラン街らしく競争が激しい模様。客引きも多かった。積極的に売り込んできたおじさん。3コース12ユーロ。と。さっきワッフル食べて入る余地ないからと断りつつ、その値段はランチの金額なのか尋ねたら、1日中とのこと。mussles…。手作り行程表にベルギーで食べるべきものリストにmussles入ってたな…。明日かな。今日はゴメン!と行って更に先に進むと5,6人の人だかりが。もしや!やっぱりいた!小便少女が。グロイとウワサの小便少女。確かに女の子がしゃがんでおしっこしてる姿が無駄にリアル過ぎ。ロリコン野郎どもにはたまらんかどうかは知らんが、彼女はまるで牢屋に入れられた見世物の如く。写真は檻のスキマから撮るしかない。話のネタに写真撮って去った。

明日はSpaに鉄道で行くから、切符買わないと。で中央駅を探しながら町の様子を把握。駅には軍か警備の人か分からんが、デッカイ武器で武装した迷彩服着たゴッツイ兄ちゃん達がうろついてた。ロンドンヴィクトリア駅では「怪しいものを見掛けたら近くの係員もしくは連絡ください」とのアナウンスがしつこく流れてただけで、兄ちゃん達みたいなのは見かけなかった。危険性からしたらブリュッセルの方が上なの?ぼーっと観光じゃなく、何か起きるかも知れないって危機感は、この国旅するなら常に頭の片隅に置いといた方が良いのかもと思った。

駅では明日の切符買ったのに、窓口のお姉さんが明後日の日付で発行してくれたから交換してもらった。ついでに何番線で何時出発が良いか聞いたら、8am3番線からと乗り換え駅をメモに書いてもらった。乗るホームを確認して、次は行程表に書いた博物館系。まずは楽器博物館から。

建物自体もアールヌーボーで素敵だったのはもちろんのこと、展示も良くてここは行って良かった。オーディオガイドで各楽器で演奏した音色を聴く事ができた。気になった曲名はメモった。グラスピアノの音色で奏でられたモーツァルトのAdagio in C.KV 356(617a)とオーディオガイドにあった曲には癒された。グラスピアノは大きさが違うガラスが何十枚も箱に並べられた楽器。繊細な音色。もし、モーツァルトがこの楽器で演奏する為に曲を書いてなかったとしても、このオーディオガイドの音色のサンプルの為にモーツァルトを選んだのであれば、なんというnice chiceだろう!と思った。ピアノコレクションフロアで、ピアノってこんなに種類あんの?と目からウロコ。鍵盤が対面にあって長方形のとか鍵盤二段のエレクトーンっぽいのとか、ハープと合体したようなピアノとか。各国の楽器紹介コーナーも面白かった。毛皮付きの楽器はバフパイプと同じ原理とか。日本は三味線だった。楽器見ながら、オーディオガイドで音確かめて。かなり見応えあった。

他の博物館はもういっか。昨日も絵見たし。ってことで町歩き再開。日曜だからお店ほとんど閉まってた。歩くのにも飽きてきたから、明日の為に駅と宿は歩いたらどのくらい時間かかる距離なのか計ろうと、地図を照らし合わせながら歩くことにした。宿までもう少しかな…。ってとこで地図と現実を一致させるのに頭の中で整理してる瞬間に、向かいの道から歩いて来たおじさんと目が合ってしまい、おじさんは勘違いして、この子は道に迷ってるんだと思った様で、頼んでないのに宿に戻る道案内始めてしまった。しかもエーゴでなくフラ語…。たまに「No problem!」と言いつつ。今がproblemだよ!

途中で大きな荷物を持ったお姉さんも加わり、「この子が行きたいのはもう一本先よ」みたいなことを恐らく言ってた。自分、宿の場所わかるんスけど…。おじさんの親切心を踏みにじってはいけないと、宿に着くか心配…。って顔してみたら、また「No problem!大丈夫!」と…。駅からの時間計れなくなってしまったが、仕方ない。そして宿着。なかなか減らないthank you スナックをおじさんに渡したら喜んでた。「君のような道に迷ってる子の為に、自分自身が道案内できるようになっておきたい」みたいなニュアンスのことを仏語で語ってたと思う。

宿に戻ってきてしまったから、ベッドchangeした。まだ明るいからアールヌーボー建築巡りに出掛けた。途中まで来た所で、アレ?ここさっき来たとこじゃね?と思ったが、その時はアールヌーボー巡ろうと思わなかったんだから仕方ない。

そこから先は地図の縮尺変わって3cm=200mが6cm=1km…。それにしてもかなり歩いた。日もすっかり暮れてしまったが、アールヌーボー建築はガイドブックと照らし合わせながら7ヶ所見た。1番最初のが見つけるのにかなり時間がかかったが、フクロウさんの彫刻見たさで粘って探した。あった!ブリュッセル滞在中にはもう来る時間ないから、日が暮れようが暗かろうが仕方ない。世界遺産に登録されてるオルター邸。閉館時間まわってた。仕方ない。思いつきで旅するとこうなっちゃうよね。

4軒目は外にいた女の子を、友人か彼氏かわからないが、男性が廊下の電気点けて下まで迎えに来て、窓から2人が階段上るのが見えた。アールヌーボー建築に住んでる男性。家賃いくらですかぁ~?6軒目は売りに出されてるのか貸しに出されてるのか、看板かかってた。アールヌーボー建築、維持が大変そう。最後はオルター氏がお金持ちの為に設計した家。これももちろん世界遺産。日中見るのとではまた違うんだろうな…。仕方ない。

よく歩いてやっとお腹空いたからスーパーへ。アムスと同じでここもダブリンみたいにあちこちにスーパーがない。小さいスーパーでサラダパック、ミニトマト、ゆで卵2個パック、ゴーダーチーズ3枚、ヨーグルト4パック、米食べたくてレンチンアジア飯。宿に戻って皿にサラダパックを盛ってミニトマトとチーズを散らし、みそ汁とアジア飯。

明日はいよいよこの旅始まって初の温泉地Spaへ。

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