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ひとり旅日記フランスとドイツへ13日目:走った。ノイシュバンシュタイン城→世界遺産→温泉施設(何回目?)

2015年1/5ドイツ7日目。

朝6時に起きてまず朝食。朝イチでノイシュバインシュタイン城入場チケットを取るのに相当な時間外にいるだろうから水分控え目に。部屋に湯沸かし器あったからみそ汁飲めた。Yeah!

7:50am頃にチェックアウト。荷物を置かせてもらって8:05発のバスに乗った。なんとしても早い時間に入城できるチケットを得ねば!チケット売り場2番目に並ぶことができた。ツアーでないと入城できないとのことで、10:40エーゴのツアーの回取れた。ってなことで8:15~10:40まで外に居たね…幸い今日は快晴。昨日は雪がチラついてたが。早目に城がある山道を上り、ノイシュバインシュタイン城を近くで感じようと思った。パンフには「上りに40分」と書いてあったからそれなりに覚悟してたら、実際は半分の時間で着いた。40分とは一体誰の足で…?

こんなに待って入城って、もはやTDLのプーさんのハニーハントと同じ待ち時間並(笑)。寒い中、待ちに待って、写真禁止でも、入れて良かった。ルートヴィッヒ2世さん、かなりゴイスな内装ですが、ご自身のデザインですか?それともアイデアや希望を述べたのですか??色々本人に聞きたくなった。洞窟のアトラクション的な所、なんですか?王冠の形のシャンデリア、壁紙、床タイルの動物たち…通称メルヘン王。さすが過ぎです!芸術と美と音楽を愛して孤独になってしまったのか?独身で最期は精神異常者と見なされたあげくに、湖で謎の死。白鳥が好きで、モチーフとして白鳥が色々使われてた。写真撮れないって、本当に残念。

30分のツアーが終わり(こんな短い時間の為に寒い中2.5時間待ったとは!)、急いで山道を駆け下りた(ってか誰も走ってないし)。途中声援を下さった各国のみなさん、どうもありがとうございました!

15分待って、フュッセン行きのバスに乗った。12時にフュッセン駅に着き、昨日のフォーの店へ。「また来たよ!」と入店。昨日の夕飯で来て、今日の昼にまた来たから、スタッフとマスターが驚きながらも嬉しそうだった。エビ炒めと米。予想通り美味しかった。エビ、プリプリ!味付けも良かった。アジア飯でハズレないよね。マスターに、「エビが好き。おいしかった!!」と伝えて駅へ。

駅で明日のミュンヘン行きの電車時刻確認し、12:45に世界遺産ヴィース教会行きのバスに乗った。どうしても行きたかった所になんとか行けるなんて!!往復バスチケットを買った。途中から自分ひとりの貸切バスになったし(笑)。

13:30ヴィース教会のバス停に到着。運ちゃんが帰りのバスの時間を運転席からわざわざ降りて、一緒に時刻表確認してくれた。15時ね!ダンケシェン。

バス停から歩いてヴィース教会が目の前に現れた瞬間に、「ヨウコソ、7aチャン!」という感じで雪が風で舞い上がり、太陽の光でキラキラキラキラとまばゆく輝いた雪のカケラたちが教会を包んでた。もはや現実かどうかもわからないほどに、それはそれは美しい瞬間だった。

外見はシンプルと話に聞いていたが、扉を開けるとあぁ!と華麗なロココ様式の内装に息をのむ。世界遺産ってやっぱり価値がある。ここに来る為にノイシュバインシュタイン城の山道を駆け下りたんだ。

じっくり眺めては写真を撮りまくってたら、城にもいた日本人ツアー客達。他国の観光客が静かに鑑賞してる中、ホント下品なくらいうるさかった。10分で立ち去ってたが。ツアーだと10分の滞在なんだ。世界遺産に失礼じゃないか?

ゆっくり眺めれば眺めるほど、見えてくる装飾や気付くものがあった。心置きなく見たと満足したとともに、さすがに身体が冷えてきた。15時のバスの時間まで、すぐ近くの喫茶店に入った。ケーキ食べたい。またまたチーズケーキとアールグレイ。ここのチーズケーキもレベル高かった。甘すぎず、さっぱりしたチーズの味わい。チーズケーキにハズレはないのかね?暖かい室内から窓の外のヴィース教会を眺めながら、幸せだな…と思った。バス停に5分前に行った。帰りはひとりじゃなくて良かった。

バスが途中遅れてたから、今日泊まる宿へのバスの乗り換え時間が10分しかない。昨日泊まった宿から荷物をピックアップして、走って乗り換え成功。

昨日インフォメーションのおじさんがキレながら教えてくれたバス停で降りた。明日のバスの時間もチェック。バス停から5分と教えてもらったから気合い入れて、まずは地図で通り名の確認から。たまたまそのバス停にいたパトカーの警察官2人は見守ってくれてた。通りがわかったから頼らずにひとりで進んだ。そして、5分も歩かないうちに、あっさり着いた。日が暮れる前の早目早目の行動で良かった。それにしても、今日はよく走ったな~(苦笑)。

ここの宿の制服かわいい。エレベーターに「閉」ボタンがちゃんとあったし。部屋を案内された。ノイシュバインシュタイン城が見える部屋にしてくれたって!有難い。可愛らしくセッティングされた掛け布団。ハート型だった。ハウラヴリー!

フュッセン2泊で、わざわざここの宿にした理由は近くに温泉施設があったから。早速フロントで行き方を教えてもらってお風呂グッズを持っていざ出陣。17時発。うっすら暗くなってきたから急ごうとしたら、急に猫さんが自分の所に走って来た。撫でてたら手に頭突きしてきて「もっと撫でて!」って。可愛かったなぁ。そのうち、喉ゴロゴロ鳴らしながら自分の周りをぐるぐるしだした。なかなか離れてくれないから、「ごはん持ってないんだよ~」と言っても聞いてくれない(日本語だからか?)…。温泉に向かおうと決心して歩き出したら、歩くのを邪魔してきて踏みそうになったし。諦めて少し距離ができたあともずっとこっちを見てた。かわいかったな…。

交差点にぶつかって、さてどっちかな?と迷ってたら対面の道路からカップルが歩いてきた。彼らに温泉施設の場所を聞てみたら、彼ら自身も観光客…彼氏がスマホで地図を照らしてくれたり、標識をよく見てくれたりして、道がわかった。ダンケシェン。

少し進むと、あの煌びやかな建物か!一面雪の中にある明るい施設。

17:30着。ここもケルン同様男女ロッカーが分かれてなくて不便だった。でも、そんな不便さなんかどうでもよくなる位、なんなんだ?この施設は!クリスタル・テルメというだけあって、水晶の白鳥のモチーフ壁画。ここも白鳥…宿に戻ってこの施設のパンフを読んだら、コンセプトはもしもノイシュバインシュタイン城にお風呂があったら…を想像して作ったとか。サウナにも飾りがあったり、プールエリアにシャンデリア、美術品が置いてあるコーナー、水晶で作ったミニチュアのノイシュバインシュタイン城!仮眠室は相当ヤバかった。水晶にアメジスト。アメジストに水を流したせせらぎの音。ライトで癒しの色を演出、もちろんシャンデリアはお約束。前方にリラックス映像が流れてた。夢心地。もはや自分が現実世界にいないのではないか。とわからなくなってしまう空間。デッキチェアから尻がはがれなくなりそうなくらい、居心地良過ぎた。このままここで一夜を明かしたいと思ったほど、あんなにゴージャスな仮眠室は初めて。

パノラマサウナに入ったら時間的にたまたまイベントのようで、続々と人が入って来た。ハッカオイルを手のひらに注がれ、隣の人たちがやってるように喉、肩、鼻の下などに塗り広げ、次に凍ったアイマスクが貸し出された。係のお姉さんがアロマオイルが入った水を熱された石や岩塩に降り注ぎ、その蒸気が循環するようにタオルをぐるぐる回して熱気が各々に行き渡るようにしてくれた。あぁ!気持ちイ~

アイマスクを返却したら、「お茶があるわよ!」と教えてくれた。助かった。喉乾いてた。ハーブティーが身体に染みたね…。

外の死海と同じ塩分濃度12%の温泉に入ったら、浮いた!しかしながら連日の特急快便で肛門に塩分がシミたから長居できず(苦笑)。

気付いたら、あっという間に4時間コース終了。ってか、今まで生きてたどの4時間よりも1番過ぎるのが早かったかも。帰りに気付いてしまったが、まだあと3つ外にログハウスのサウナがあったらしい。入りそびれたあ!時間足らないよ。そうそう。パノラマサウナの窓からライトアップされたノイシュバインシュタイン城が見えてた。有難い。こんなに幸せな気分もなかなか味わえないだろう。本当に去り難かった。

ひとり夜道。道の下に流れてる川。せっかく幸せな気分になったのに、この夜道で事件にあったら残念と思いながら、急ぎ足で宿に無事にたどり着いた。ほっ。

教会のチーズケーキから何も食べてないで22時になってた。宿のレストランは閉まったが、お茶は飲めるとのこと。green tea morning starというのが気になったから飲んでみた。なんだ!このお茶。すっごい良い香りで美味しかった。水分補給の為に水ももらった。水が有料とは…4.8ユーロ。

会計時に、お茶はどこで買えるのか聞いたら、レジ担当の女、「Amazonで買えるんじゃな~い?わかんな~い。てへ」って、プロじゃない回答。日本ならば、調べますと言う場面だろう。

ミュンヘン行きの電車は12:06pmでチェックアウト11時だから夜はゆっくり過ごし、朝食も8時半にしようと思う。



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