ひとり旅日記欧州へ8日目:ブタペスト出る前に温泉→ウィーンでクレジットカード届いてたのに使えない!
2015年12/28ブタペスト→ウィーン。
5:00amに目が覚めて、ウィーンでのクレジットカード受け渡しの詳細がわかって心から安心した。それにしても、エポスカード担当の人がクレジットカードはもうすでに宿に届いてるって…まだ移動してないんですけど…カード止めた時点で、緊急発行の詳しい段取りと受け取りの流れを説明してくれたら良かったのに。こっちとしては本当に届くか心配な2日間を過ごしたんだからさ。
脳腫瘍除去の手術を2回して後遺症で左目瞼が閉じなくなってしまったおかんが、この自分のバカなカード事件のせいで、色々メール送ってくれたりしたのは申し訳ないと思った。明日、自分とは音信不通の妹が実家に来るらしいからこのネタで大いにバカにして盛り上がって欲しい。
6時まで二度寝。そして身支度。あんま食べてないのにもかかわらず相変わらず立派な大に我ながらビックリ(苦笑)。昨日は交通手段使わずにひたすら歩いたから腸に刺激的だったのかね…
一番乗りで朝食。バカップルな南米系?は昨日と同じく二番手。彼女、コーヒー用のミルクガブ飲み。彼氏、コーヒーレンチンで沸騰してレンジ内ヤバイことになってた。彼らが自分に背を向けてる間に昨日同様パン4枚を夕食用に失敬。宿わざわざ移動して良かったのは、命綱の食パンを得られたこと。
7:15amに宿を出て屋内マーケットへ。目標7:45着。今日も霧だね…
目標通り着いた。ブタペスト経つ前にスーパーに行こうと思ったが、熟れ過ぎバナナ99フォリント/1kg、みかん127フォリント/1kgでだいぶ安い。両方で200フォリント=100円。5日は持つね…。ユーロ圏でないから安いのなんのって。
予定外の買い物。リュックも手提げもないから仕方なく丸見えのまま国会議事堂ツアーへ。受付窓口が分かりにくかった。時間通り予約できてて良かった。中に入って荷物チェックして、クロークに荷物預けたら、係のお姉さんがなぜ果物持ち込み?と不可解そうな顔してたのは見逃さなかった(笑)。
英語のガイドの彼女の顔はなんとなくエリザベートさんに似てた。体型はアレだけど。彼女がしょっちゅう使ってたHoweverの発音が気になる…と思ってたら、英語圏のカップルの彼女が彼氏に自分が思ってたこと伝えてたから、ドサクサに紛れて、「そうだよね~自分もそう思ってた」と彼女に話しかけたら笑ってた。
マルギット橋にあった王冠やステンドグラスの王冠のモチーフのモノホンの王冠が展示してあった。専門兵が守ってるとのこと。ホールや議事堂は写真OKだったが、このドームの下は写真NG。ソ連の手に渡った王冠がアメリカによって1978年に戻ってきたらしい。王冠のてっぺんの十字架が曲がってる話は聞きそびれた。だって、王冠よりもドームの天井の方が素晴らしかったから。本当に美しかった。
この後急いで宿へ。すでにけっこう歩いてて腹ペコ。戻ったらまだ朝食セットがあったからつまんだ。この時間だとチーズあるんだ。2個食べて、2個夜用にまたまた失敬。10:30amにチェックアウト。荷物置くのに1ユーロかよ…。今5ユーロ札しかないと言ったら戻ってからで良いとのこと。
ブタペスト最後はセーニチェ温泉。25日朝開いてなかった所。入場券買うのに並んだね…自分の前に並んでた中年のご夫婦は手に紙を持ってた。湯治の模様。
入場券買ってロッカーへ。ちゃんと男女別だった。靴下脱いで素足になったら、床が暖かいのに気付いた。オンドルだね。恐らく温泉のお湯をパイプで通して床暖になってるのでは…?
外風呂は少し温まってからにしようと思い、内風呂を少しずつ、サウナも含めて楽しんだ。38℃が1番温度高いらしい。
温泉…。温泉って入って直ぐに温まるね…。印象深かったのは、ミントのアロマスチームサウナ。目・鼻・喉にスースー来たね…中国人男子達がうるさかった。
最後に外風呂。ホントにチェス板あんの?と思ったら2ヶ所あったし、ホントにプレイしてた!この外風呂のお湯は内風呂のと違うのかな?柔らかくて気持ち良かった。
そろそろ電車の時間が気になり、13時にメトロに乗り込んだ。無賃乗車。現地の青年が切符の買い方教えてくれたけど、現金受け付けない券売機で、「仕方ないよ」と言ってくれて、一緒に乗り込んだ。
オクタゴンに着いたのが13:10。あと30分。宿は3階。小銭のユーロかき集めたが、1ユーロに満たない。これしかない。と伝えたら、無料にしてくれた。スミマセン…。
気合で一気に3階から階段で荷物下ろした。トラム乗り場へ。ここも現金受付ない券売機。仕方なく大汗なのに冷汗かいてメトロ乗り場へ。メトロ乗り場は改札内入らないとエスカレーターない。またまた階段で汗だくで荷物下ろして切符買いに券売機へ。ここはコイン使えた。ってか、乞食が見張ってんのがマジウザかった。コイツの前で小銭入れ出すの本気で嫌だったが仕方ない。急げ!
ホームに着いたがどっちが鉄道駅行きか分からず、すでに乗ってた兄ちゃんに聞いたら逆のメトロだよ。と。コイツの誤情報のせいで1本見送ったし。駅のおじさんに聞いたら親切に教えてくれた。自分が乗り込んで発車するまで見送って手を振ってくれた。ありがとう!
なんとか鉄道駅の東駅に着いて手元に500フォリントが残ったのを使うべく売店へ。時間あればもう少し吟味できたのに。仕方ない。温泉楽しんでしまったんだもの。トンカツサンドに見えるものを買った。肉食べたくて。去年は小麦粉ムリ~とか拒否ってたのに、ブタペストではパンまみれだったね…早くクレジットカード受け取ってマシなものを食べたい。
それにしても、車内はオバサンたちのお喋りや電話でうるさかった。ウィーン。ピスタニーからブタペスト行くのに乗り換えた駅。まだカードあった頃。
宿の指示通り18番トラムに乗り込んだ。車内に表示が出ないから近くに座ってたお姉さんに聞いてみた。一緒の所で降りるから教えてくれるって。ラッキー。他にも人乗ってたのにビンゴで同じ所で降りる人だったなんて。
降車して、宿の地図を見てもらって、方向も教えてもらった。ダンケ。
宿。だいたいの所で曲がって(イケてるイラストの地図が良く分からなくて)、到着。カードとやっとご対面!!早速届いたカードで宿代を支払おうとしたらなぜかNG。VISAの担当者に連絡して調べてもらった所、おかんが誤って止めてしまってた。発狂、そして泣き崩れた。あまりにあり得ない展開に。緊急カードが本人にまだ手渡ってないのに、無くせる訳がないのに、なぜ2枚目を止めた?エポスカード!メデタシメデタシからの一気に地獄行き。自分の人生を振り返ってみても今回ほど人前で取り乱したことは無い。フロントの床に崩れ落ちたまま、予想してない展開に泣いて言葉にならない自分を落ち着かせようと、担当女性が、「落ち着いてください。一つご提案があります」と。「夜間も受付してるパルコカードのセゾンに緊急手配の承認ができるか確認してまた連絡します」と言われた。今目の前で起きた事実はそう簡単に受け止められなかった。もし自分と同じ場面に遭遇した人が取り乱さずにオトナの対応できるなら、そのシーンに是非立ち会いたいと思った。
17時に宿に着いたから、カードで美味しいものが食べられる♪と描いてた思いは、予想だにしてない結末によっていとも簡単に砕け散った。言うまでもなく、思いとともに自分の心も砕かれた。
VISAから連絡が入るとのことで部屋で待機。担当の女性とのやり取り3回。その度にフロントのお姉さんが呼びに来てくれた。ホント老けたよね。この間、同室のアメリカとブラジルの彼女と話した。アメリカの彼女はご飯食べに行くとのことで途中抜けたが、ブラジルの子とはけっこう話した。彼女ホントに可愛くて面白かった。ブラジルは貧富の差があるんだから、オリンピックはその人達の為にお金使わないと。とか、ブラジル人でも危険な道で何度か危ない目に遭ったから、どの道を歩くかを選ばなきゃならない話。彼女はジャーナリズムの勉強のために1年間の留学プログラムでパリに来てる。って。ブラジルは国の利益になるような人材の留学は全額出してくれるけど、彼女の場合は私費とのこと。ジャーナリズムは国益にならないからと。いつも身の危険を感じながら歩いてるブラジルと違って安心して歩ける話。ヨーロッパの旅行をいかに安くできるか研究した結果、goeuro.comが安い手段を3種類ピックアップしてくれて、バスはフリードリンク付きで1.5ユーロで旅ができるとか。「何それ!自分も次回goeuro.com使いたいからメモる!」とメモった。VISAから最後の連絡が来るまでどれだけ話したんだろう。おかげで折れた心が癒された。相部屋で良かった。個室だったら、涙の一夜だっただろう。
彼女は自分とは逆でウィーンからブタペストに明日発つとのこと。彼女はブタペストで理学療法を学んでる友達の所へ行くとのこと。彼女と話ながら、ブタペストの宿で作ったサンドイッチ×2セットとチーズ2個のみの夕飯を済ませた。
VISAから最後の連絡が来て、承認が下りて明日朝9時に届けてくれるとのこと。エポスカードの窓口開くの待ってたら明日観光できなくなってしまう所だった。VISAインターナショナルの奈良さん、本当にどうも有難うございます。取り乱してしまった私をお許し下さい。ちょうど12時間後にカードが届くのね…1日長かった。