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ひとり旅日記北欧周辺へ33日目:これまでで一番観光客に優しくないニーム。

2017年1/31アルル→ニーム→カルカッソンヌ。

7:20に宿を出て、始発の循環バスに乗った。駅に早めに着いて、これから乗るチケットをプリントアウトしてニームへ。オランジュ、リヨン、ポン・デュ・ガール、アルルに続いて、ローマ遺跡がある世界遺産の観光地。事前にネットでロッカー情報検索してみて、6,7年前当時なかった。ってあったから、今ならあんじゃね?で駅のインフォメーションに聞いたら、ない。と。マジで?オランジュに続いてキャリーとバックパック背負っての観光とは…。

円形闘技場9:30~開くまで、自販機のコーヒー飲みながら時間つぶした。9:25に入口に並び、オランジュで買ったニームのローマ遺跡を見られる共通券を見せた。係のおばさんが「荷物預かるのは禁じられてるから持ってって」と。はあ?石の階段、キャリーと一緒に上れだと?何?糞ニーム💢ビジター記帳に思いっきり文句タレた。観光客に優しくない観光地は初めてだ。と日英で。もちろん糞ニームと書いといた。

キャリー20kg、バックパック10kg近く。インフォメーションは10時に開くが、更に歩かないとならない。オランジュの古代劇場は、荷物隅っこに置かせてくれたけど?貸切の今のうちに荷物置いて見学しよう。オーディオガイドの説明長すぎてつまんないしで、とてもじゃないが全部聞けなかった。

アリーナの語源は砂で、この砂の役割は処刑や剣闘士の血の臭いを消す為に1日に何回もかき混ぜられていたらしい。砂かき混ぜるだけで、臭いおさまんのかな…。闘技場で残酷な闘いを催していたのはローマ帝国特有で、他の文明ではないらしい。闘いで降参してもその剣闘士に向かって、負けたら死ね!とするのか、いやいや良く闘ったではないか!生かしてあげよう。と剣闘士の命の鍵を握ってたのは皇帝ではなく、一般市民の声だったらしい。ってか、もっと平和で美しい見せ物の開催ではダメでしたかね…?自分がローマ人なら殺し合い見に行くかね…闘技場まで。無理。

そういや放置したバックパックどこ?あったあった。と自分の次に入ってきたらしいお婆さん、お母さん、赤ちゃんが、「ああ、アンタのバックパック?」と笑ってた。放置荷物不自然だったか…。キャリーも拾ってインフォメーションへ。円形闘技場はアルルの勝ちだな。ニームの方が中規模で保存状態イイらしいが。

インフォメーションに着いて、「荷物どっか預けられるとこありますか?」と聞いたら、「駅の方で預かってくれるかも知れない」「かも知れないじゃ困る。また駅の方に戻って預けらんなかったら無駄足になる」と訴え、預かってくれるところに連絡してくれた。駅に戻るのに、もう歩くのゴメンだからバスかなんかないのか聞いたら教えてくれたが、地図に書いてくれない。「書いてくれません?」と言って書かせた。っつーか、こっちから聞かないと情報提供しないワケ?今までで一番不親切で最低なインフォメーションだと思った。エーゴ下手なクセに、お高く止まってるのにもカチンと来た。去る前に、「ニームは全然観光客にフレンドリーじゃないですね」って文句タレたら、”I understand.”と認めた。テロ対策で荷物預けらんないようにしてんだってさ。はあ?世界遺産ありますで、知名度上げといてそりゃねーよ💢荷物開けて、パスポートチェックしても良いからマジ預けさせて欲しい。なんか考えて欲しい。ニームは1日滞在するほどでもないなら、荷物持って途中下車観光する人の為に。

駅近の宿が荷物受け入れてくれるとのことで、教えてもらったバス停を探すのに一体何人の人に聞いたんだか。結局インフォメーションのババァが言ってたバス停は、4人に聞いても見つからず。駅ならどの番号のバスでも行くはずと判断し、教えてもらった番号とは全く別のバスに乗った。ってか、情報提供の仕方、マジヤバくね?アイツら。荷物こんなにあんの見たら、近くのバス停教えろよ💢。糞ニームに糞インフォメーション‼︎マジ2度と来ねーわ。

駅まで戻って教えてもらった宿へ。あいさつし、「インフォメーションの人がTELしたと思いますが…」で快く荷物預かってくれた。5ユーロ。「ホント助かりました。ありがとうございます!」とお礼を述べて、観光再開。遺跡巡りチケットはあと2ヶ所巡れるから、遠い方のマーニュ塔までバスに乗った。運ちゃんに「ここまでお願いします」と伝えたら、相席のおばあさんが「フォンテーヌ庭園ね?教えるわ」と。ボタン押してバス停車。おばあさんも降りるのかと思ったら、それは自分のカン違い。バス車内のみなさんが、「ここで降りなさい」と。スミマセン、不慣れなもんで。みなさん教えてくださって、メルシー!バス降りておばあさんに手を振った。

ニーム、暑い…。ダウン邪魔だからバックパックにしまった。この庭園の丘の上がマーニュ塔ね…。そろそろ腹減ってきたんだよね…。マジで旅は修行。息が上がらないようにゆっくりと丘を上る。マーニュ塔の近くのベンチで涼んでから入場。塔のてっぺんまで螺旋階段…。かなり上ったよね…。曇ってたけど、ブリュージュの霧で真っ白よりはマシ。円形闘技場が遠くに見える。ここも貸切…。夏は混みそうだね…

この塔を後にして、次は古代集水場跡へ。昨日短い滞在時間だった50km離れたポン・デュ・ガールを通った水の終点となる集水場だって。ニームで1番見たかったのは実はコレ。ここに集まった水を各地域に分配してたんだって。この手の遺跡は世界でもここにしか残ってないらしい。昨日見た所と今見てる所が繋がってるってスゴくね?改めて、マジで古代ローマ人スゲェんスけど。

もう空腹に耐えられず、結構客が入ってるレストランに入ってみた。店の兄ちゃんにメニュー説明してもらって(エーゴメニューないから)、シーフードリゾットにした。米食べたくて。って、待ったね…。40分。予め時間かかる旨言ってくれよ…。マジで。出てきたパン食べる食べる時間無いから明日の朝食用に持ち帰り。あんだけ待って出てきたリゾットは、ビミョー…。しょっぱいしタバスコ?なんかピリ辛だし。15分で完食し、最後の遺跡メゾン・カレへ。

中は映画上映ってのは知らず。そんなら外観だけでいいよ…。映画次のは15時~30分間って、「電車の時間あるんで…」と窓口のハンサムでエーゴ上手なお兄さんに伝えたら、「途中でも良ければ、どうぞ!」と案内してくれた。エーゴ字幕読むとメインの映像観られない…。で、字幕諦めて映像だけ観た。闘技場の場面とかね…。

以上、ニーム終了。電車乗ってすぐに寝入ったね…。2時間でカルカッソンヌ着。駅近宿で助かった。ビミョーな空腹感だったが今日こそは早く寝たい!と18時チェックイン後、部屋にこもって明日からのバルセロナを調べて寝た。

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