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【確定申告】費用按分で計算

どうも皆様こんにちは。

ふと思いついたので、ざっくりと書いていこうかなと思います。

タイトルにございますとおり、「費用按分」という事についての内容になります。

経費を計算する上で、それが事業用の経費に算入できるものなのか、それとも私用で使ったものなのか、判断が難しいケースというのが存在します。

特に多くのVTuberさんが自宅で配信をされている事が多いと思いますが、自宅なので私用で何かを使うことが当たり前にあるわけです。

代表的なものとしては『水道光熱費』が挙げられると思います。

ような、簡単に言えば従量課金制の物で事業用・私用ともに共通して使われるものに関しては、「費用按分」という形を取って簡単に計算しようって話ですねw


『水道光熱費』というのは、電気代・ガス代・水道代という形になりますが、それぞれ使えば使っただけ金額が上がっていきます。
特に電気代は一番費用がかかってくるものですし、生命線とも言える経費科目になってきます。
ガス代や水道代はどちらかと言うと費用としては私用で使う割合の方が多く、余程でない限りは経費には入れる事が少ない科目になります。
もちろん、料理配信をするにあたり、ガス台を使う場合においては、配信上で使用した分については経費としても良いかもしれませんが、2時間3時間とずっと使うなんてのは余程の場合にしかありませんので、あまり現実的ではないですよね。
水道代も同様ですかね。

とまぁ、そんな形ではあると思いますが、中にはそうでない場合もありますので、例え話として聞いていただければと思います。(個別の案件に関しては相談に乗れませんので、最寄りの税務署や、加入している商工会議所・商工会もしくは、契約している税理士等の有資格者の方へとご相談下さい)

本題も本題で、じゃあ「費用按分」ってどうすれば良いの?
という話ですが、電気代を例に、必要な項目を列挙した上で、計算式を書き出してみますね。

1.配信時間を算出する
 配信時間を算出し、その合計が月間で配信の為に電気代を使用している時間として計算します。
 仮に、冷蔵庫等の家電製品の使用をしていたとして、それらも常時電気代を使っている事にはなりますが、とりあえず今は無視して下さい。

2.電気代を日数と時間で割って、1時間あたりの金額を求める。

3.1.と2.で求めた数字を元に計算をする。

簡単に言うとこんな感じです。

例として、1.が月間で150時間あったと仮定します。
1ヶ月が30日という設定で、1日は24時間ですから、30日✕24時間で、月間720時間となります。
1ヶ月間の電気代が30,000円だったと仮定し、30,000円÷720時間をすると1時間あたり約41.7円くらいです。
諸々同時に色々使ってる事もありますので、今回は1時間あたり40円使っていると仮定しておきます。
1時間あたり40円✕配信時間150時間を掛けますと、6,000円という数字が出てきます。
この6,000円が配信で使用している電気代という形になります。

厳密に計算すると、数字は変わってくる訳ですが、配信してる間の方が電力使用量は大きくなるわけで、そこら辺も鑑みての数字の根拠となります。

配信でゲーミングPCを使用してる間というのは、日常で単純に蛍光灯などの電気を使う部分よりも非常に多くの電気を使っている訳ですが、それらを厳密に計算したら、確実に上記の金額よりも経費計上額は上がってきます。
仮にゲーミングPC等を一切使わず、ただ生活するだけであれば、電気代自体が10,000円すらいかないのが当たり前ですから、これでも過小に申告してる形になります。

常に厳密な個別の電力使用量を計測していて、時間ごとに使用量を算出可能なのであれば、それはそのように計算していただいて全然構いません。
そういった事は結構面倒くさいので、こうしてやれば簡単だよってだけの話なので、計算が可能な方はきっちりと経費計算をしていただければと思います。

とまぁ、上記の簡単な計算によって算出した金額に関しては、それらを明らかにしておいた方が良いので、損益計算書などの備考欄みたいな所に記載しておくと良いでしょう。

これから先、もっと一般化してくると、配信者の経費というのはだいたいこのくらいだという指標が出来上がってきます。
そうなってくると、変な経費算入をしていると、税務署から目をつけられる可能性が高くなりますので、それらを防ぐ意味合いも多少含みながら、こういう計算方法を用いて算出はどうかなって話です。


私の場合、以前は飲食店の経営を自宅でしていたため、自宅で使用する分と、店舗で使用する分、それぞれを費用按分して計算をしていました。
飲食店ですので、水道光熱費全体が自宅部分と被ってきますので、店舗の営業時間や使用割合なんかを計算して経費の額を決めていました。
店舗に居れば自室には居なくなりますし、電気ガス水道は店でしか使わなくなりますので、上述のとおり、どれだけ営業していたか、何時間営業していたかなどを時間数で求めて、それらを1ヶ月分から導き出すという形を取っておりました。
本来で言えば、自室に居たとしても電気代なんかほとんど使ってないですし、電気代の大半は店舗使用時のものなんですけど、そこは敢えて過小に計算して経費算入をしておりました。


少し余談と言いますか、私自身の経験を書かせていただきましたが、『水道光熱費』以外にも、『家賃』だって全部ではないにせよ経費算入可能です。(本来は家庭で使用する部分である「家事按分」を求めるというのが一般的だとは思いますが、経費を『按分』するって意味合いで『費用』という言葉とくっつけて使用しております)
『家賃』の場合も『電気代』と似たような形で、時間数で求めるのが簡単だと思います。
月間720時間の内、150時間分は事業用途にという形にして、月々8万円の家賃だったとしたら、16,666円が経費として算入が可能となります。

こういった形で、事業用と私用とで分けられる物については、家事相当分がどの程度の割合なのかを算出し、残りは事業用(その逆でも可)として算出し、事業用分については経費に参入するという方法もありますので、ぜひお試しいただければと思います。


だらだらと書いてしまいましたが、按分比率で経費を計算して記載をするというお話でした。

どこからどこまで、何が該当するとか、分からない事も多いと思いますが、これらに類する知識はかなり有用です。
得をしなくても、少しでも損をしないような形になってくれたら良いなと思っております。

それではここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!

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