シザーズ・ビートルがアツい理由
ミケガモ氏が行っているデッキビルド杯配信。いつも楽しく視聴させて頂いている。みんな見るべし。
この回では自作の「ザ・ハイブ・クイーン」が映り、意見を頂いた。「《シザーズ・ビートル》は《シャムシャム・カブキリ》でいい」と。
その推理はムシできないよ!
このデッキに《シザーズ・ビートル》は必要である。《インビンシブル・パワー》でも《カンクロウ・ブラスター》でもなく《ジェネラルマンティス》を使う理由だと言ってもよい。
しかし実際に回さないと分かりにくい強さなので解説しよう。
概要を説明すると、置きドロソの《エッグザウラー》と軽減持ちの《レジルエウルブッカ》で展開し《ジェネラルマンティス》で〆る、単純明快なデッキだ。
では初手でキープしたいカードを想像しよう。
・初動の《ライフ》
・デッキコンセプトの《エッグザウラー》
・《レジルエウルブッカ》にアクセスする《マリニャン》
ここまでは確定。もし先攻であれば、他にキープできるカードは1枚だけ。しかし、キープしたいカードはもっとある。
・展開用のパワー5000以上のクリーチャー
・フィニッシャーである《ジェネラルマンティス》
・《ジェネラルマンティス》の進化元
とてもこんなに抱えられない!あぁ、この3要素をすべて合わせ持つカードがあったらいいのに…
あった。
やや重いが、初手からこのカードをキープすることでフィニッシャーへの導線を確保しつつ、最低限の展開力を維持することができる。これは他のフィニッシュ手段との明確な差別化点である。
だから、《シザーズ・ビートル》は必要なんだよ!
「その言葉、斬ってみせる!」
!?
「《シザーズビートル》+《ジェネラルマンティス》以外にも、展開用クリーチャーとフィニッシャーを兼ねるカードはあるんだ。」
「《神羅トルネード・ムーン》だよ。」
「《羅月トルネード》面は5000ある上にブースト+回収能力を持っているんだ。盤面の数は増えないけど、手札は増えるからそこから展開していけるよね?使った後、そのままフィニッシャーに繋がるのも《シザーズビートル》と一緒だよ。」
「《ジェネラルマンティス》の役割は進化速攻の3打点だけど、《トルネードムーン》ならそれ以上の役割を果たしてくれる上に、デッキ枠も開く。」
「だから、ジャイアント・インセクトを使う意味は、どこにもないんだ。」
こうして最終構築から虫は消え去ったのであった。