SGグランドチャンピオン 優勝戦回顧
いつも間にかグラチャンってレース名がグランドチャンピオン決定戦じゃなくてグランドチャンピオンになってたんですね
自分が競艇始めたのは冬やったんでグラチャンは第2回大会からしか知りませんが強烈なレースでしたモンスターと呼ばれていた野中和夫選手が2Mで中道善博選手に差し切られて負けた光景を今でも覚えています。
今年のグラチャンは予選最終日から荒れ模様で
10R1着条件で予選1位が確定する白井選手が3着に敗れ12R峰選手が2着以上で1位通過になる条件になり
11R2着で準優1枠が確定だった前本選手が3着は痛いで2枠へ転落
12R1位通過が見えていた峰選手がSTで遅れてしまい4着敗退
これで準優1枠が白井選手、峰選手、高野選手となり
白井選手が一躍優勝候補に躍り出ました
ところが準優勝戦でまたまた波乱
10Rで高野選手が敗退11Rでは試運転中に転覆していた峰選手が脚落ちしており2着に敗れ、そして12Rはまさかの1位通過だった白井選手まで敗れることになります
これにより前本選手が一躍優勝候補へ躍り出ます
前本選手は1コース勝率92.1 %
1号艇での優勝戦で9連勝中と負ける要素が限りなく少なくインは鉄板と見ていました
⑥松井選手はやはり動かず枠なり3対3での進入
スタートは④白井選手が若干覗く形になりました
内3艇も良いクオリティのSTでしっかり受け止め内有利の隊形
逃げて差してになるかと思われましたが
②菊地選手が絶妙のタイミングでツケマイを放ちます
しかし①前本選手は流石インの名手だけあってしっかり受け止めてTMも漏らさず先マイします
③湯川選手も②の動きに動じることなく差しを入れます
③湯川選手の差し選択で詰まり加減になってしまったのが④白井選手で⑤峰選手が握ってきており握るとハメられるため波の内側で耐えるターンを強いられます
⑥松井選手は慌てず騒がず展開を待ちます
①前本選手がしっかり舟を返し逃げ態勢で②菊地選手も流れながらも舟は返ってます
③湯川選手が一番差しで2番手へ付け④白井選手は何とか⑤峰選手の内を堪え3番手追走します
⑤峰選手は④白井選手に弾かれる形になり後退します
③湯川選手が内から伸びてくる④白井選手を牽制してかなり内側まで寄せていますが外から節一のパワーで②菊地選手がグイグイと伸ばしてきています
入り切れなかった④白井選手が外へ切り替えしますが③湯川選手はほぼマイシロがない状況で外から②菊地選手が狙ってます
②菊地選手は差しを入れたいところですが④⑤が相次いで流れ込んできて差し場はほぼ無い状況
それでも⑤峰選手の上を叩いての差しを選択
これが見事に刺さります
まさに一流の技ですね
流れる③湯川選手の内を見事に差し切っていきました
昨日④白井選手が2Mで同じようなターンをしましたが波に弾かれていました
ここら辺が二人の脚の差だったのではないでしょうか
これで上位は1-2-3の態勢で決します
それぞれ叩かれる形になった④白井選手⑤峰選手は立て直し追走しますが4,5着争いは⑤峰選手が若干有利か
展開があれば一つでも上の着順に上げられる位置に⑥松井選手がいるのは流石ですが誰一人失敗はしてくれませんでしたね
③湯川選手が内を狙っていますが②菊地選手に抱えて回られてしまいやはり届きません
一方④白井選手も⑤峰選手の内を突きます、こちらは並の外を回って行ったおかげで内から距離を詰めることに成功しています
それでも1-2-3-4-5-6の隊形で崩れそうにありません
④白井選手が再び内を突きますがさすがに厳しく立ち上がりで大きくキャビります
これは流石に勝負ありかと思いました
ところが次の1Mで差しが入ります
結局最終ターンマークで内有利にターンし逆点することに成功しました
⑤峰選手はやはりかなりの脚落ちがあるようですね
次節33号機を引いた選手は要注意かもしれません
優勝はインから完璧な逃げ切りで自身2度目の優勝を果たした①前本選手
前本選手本当におめでとうございます