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虹のユニットライブを回顧する

 もう半年も前にもなるという最高で最高を更新した夢の3ヶ月間。10月にブルーレイが発売されるということで、今更感満載ながらちょっとあの夢のような日々を振り返ってみようと思う。
あっという間だったが様々な感情が湧き出た3ヶ月間、思えばR3BIRTH(以下R3)、A・ZU・NA(以下AZN)、DiverDiva(以下DD)、QU4RTZ(以下Q4)がそれぞれ2公演ずつということで合計8公演あったわけだが、実際自分はそのうち6公演(R3のDay1、AZNのDay2以外)に参戦することができた。
ここまで多くの公演に参加することとなったのは前年9月のとある事件がきっかけであった。知ってる方は知っている事案だと思うが、思い出としてそれも含めて振り返っていこうと思う。

虹5th有明Day2支払いジャー事件

 タイトルを見て「何を言ってるんだこいつは」と思う方がいることだろう。
事件の当事者である自分だってそうだ。改めて自分は究極のアホだと当時は悟った。
見出しの通り、自分は虹5th有明公演2日目を単番にて当選していた。しかしあろうことか支払い方法をコンビニ払いに指定しており、当時カード払いと誤認していた自分は堂々と支払い期限の日を過ぎてしまったのである。
有明1日目は外れてしまっていたため、虹5thでの有明公演参戦は叶わぬこととなってしまったのだ。自業自得である。

 上述の事件を経て、その後翌週開催された武蔵野の森での公演は両日共に参加はできた。そのため公演そのものを逃すという失態にはならなかったわけではあるが、万が一有明公演のみの当選だったと思うと身の毛がよだつ。
しかし有明公演は東京ガーデンシアターでの開催だったため、聖地でのライブ(後述)を見逃してしまったと考えれば、事の重大さを改めて己へ認識させることとなるだろう。
実際、後にユニットライブの開催地が東京ガーデンシアターであることを知った自分は(自らのミスとはいえ)ユニットライブ参加への意思を確固たるものにしたのであった。
※さらにその後の11月には、上述の理由に加え虹ヶ咲のみならずラブライブのファン全てを揺るがす一件が報じられることとなったが、本noteでは詳しい部分まではリスペクトも込めて言及しないようにする。

有明2日目翌日は己を慰めにニジガクバスを堪能した

参加へ向けて

 さて、ユニットライブへの参加に本腰をあげた自分ではあったが、今思えばユニットライブに対する最速先行応募はわかりやすかったという感触だ。
虹6thライブへの最速応募に関するものがとにかく多岐に渡っているというのも拍車がかかっているのかもしれないが、どのユニットにおいてもDay1は各ユニットの新シングル、Day2は2期のブルーレイにそれぞれシリアルがついてくるため、積む場合でも目星が付けやすかったイメージだった。
その後応募期間が始まり、結果的に8公演中6公演の参戦権を手にすることができ、高まりとトキメキに満ちたユニットライブを楽しむことができた次第だった。

会場情報

〜東京ガーデンシアターとは〜

 このユニットライブを語る上で会場である東京ガーデンシアターについてのスペックやアクセスをご紹介しておこう。
東京ガーデンシアターとは東京都江東区有明に構える住友系列の有明ガーデンという商業施設の一角に位置するライブ会場であり、2020年にオープンした比較的新しい箱である。特筆すべき点はなんと言っても音響、演出の良さ、そして雨でも(ほぼ)濡れずに足を運べるアクセスの良さだろう。
キャパこそ8000人収容と若干物足りない感は否めないが、それを差し引いても施設そのもの新しさや音響、演出の良さは素晴らしいものがあると言える。(ガデシの回し者ではない)
実際自分はこのユニットライブにて何度もここへ足を運んだが、個人的に好きと言える会場の一つだ。
特に虹ヶ咲においては、有明という場所もさながらであるが、(当時の情勢で無観客配信ライブにこそなってしまったが)2ndライブの会場であったり、アニメ2期内においてのライブ会場がここガーデンシアターであるなど縁のある場所だ。
聖地と言える場所でのライブを目にしたいという願望も相まってユニットライブ参戦を何よりも望んだといった次第だ。

ガーデンシアターを外から

最高の船出
~R3BIRTH R3VOLUTION~

 長らく読ませてしまい申し訳ない気分だが、いよいよ本題だ。
2023年1月14・15日にて開催されたR3のユニットライブ。2日目を単番にて参加した自分であったが、用意された席は第3バルコニーの後方。最速先行にて当選をしていたわけだが、お世辞にも良い席とは言えない場所であり少々出鼻をくじかれた感は否めなかったが、実力で圧倒された感がとにかく最高だった。

※これ以降各公演Day2のセットリストを電撃公式サイトより引用する。

Day1については一部セットリストの順番や展開等が異なっていることをあしからずご了承いただきたい。

改めてバケモンじみたセトリだこと…。

 かくいう自分だが、ガーデンシアターのライブそのものは22年1月にLiella、3月に平沢進のライブに参加したのが最後であったため、虹ヶ咲の公演に参加したのは初めてだった。(ここで思い起こされる5th支払いジャー事件…)
自分はこのR3のライブにてガーデンシアターの音響面での素晴らしさを知り、終演後に耳鳴りさえ残る見事なまでの音圧は実に最高であった。
当時、Vroom VroomにLook at me now、バブルオーバーと続いた3曲のパフォーマンスがあまりにも秀逸でラブライブという枠を超えた印象だったため(KーPOPのライブにでも来たのかというような圧巻っぷり)、MC後に続いて聞こえてきたJust Believeのイントロで過去一の安心感を覚えたというのはここだけの話。

本当にラブライブのライブ?


余談だがDay1の14日は日勤で職場の雑務をこなしていて、空気清浄機のフィルター掃除を行なっていたのだがその際にカビを吸い込んでしまったようであり熱を伴わない急性扁桃炎をこじらせながらのライブ参加となっていたため、まだ声出しができない環境で非常に助かったというのは今となっては懐かしい。
Day1からライブ参加していたFFと合流し、ファーイーストヴィレッジホテルに宿泊。俗に言われるビジネスホテルのようではあったが、比較的快適に過ごすことができた。

コスパ高めのファーイースト

百花の集大成
~A・ZU・NA LAGOON~

 運を味方につけるとはまさにこのこと。様々な困難を乗り越えてきた虹ヶ咲にようやく神様も微笑んだのだろう。
開催日は2月4、5日であったが、直前の1月27日付にて例のウイルスに対する国の基本的対処方針が変更されたため土壇場で公演中の声出しが可能となったのである。
一身上の都合により優木せつ菜役を交代となる楠木ともりさんの最後の勇姿を見届けるにあたり最後のピースが揃った瞬間だった。

ここまで完成されたと感じたセトリは
久々だった
まさに集大成

 正直「どんなライブになるのだろう」といった不安の方が多い下馬評であったが、フタをあけてみるとそれはもう見事なまでのA・ZU・NAワールドが目の前に広がった。また個人的にはJust Believeでの声出しをかねてから熱望していたため、それがいよいよ叶ったという瞬間でもあった。
虹ヶ咲においては当時最後の声出しライブがラブライブフェス(だと思う)にまで遡るというから恐ろしい話ではあったが、開演前の映像にてブルーレイ特典曲の試聴メドレーが流されていた際からコールが会場にこだまするという夢にまで見た光景が目の前に広がった時には、その時点で連番者と涙するという最高スタートを切れたのも記憶に新しい。
座席に関してはなんとここに来て連番者がアリーナを引き当てる快挙。流石に最前ブロックとはいかなかったものの、それでも前から10列目近辺だったのを覚えている。
またBlueのシャボン玉が証明に反射しとても幻想的だったのを今でも鮮明に記憶している。当時は正直もっとDay2を積むべきであったと若干の後悔はあったが、Day1を行けただけでも感謝をするべきと最近は思い改めている。

連番してくださったJAVELINさん(右)


余談だが、この日の宿泊地は有明ガーデンに併設されているヴィラ・フォンテーヌに連番者と宿泊をした。宿泊料金を見ると少々高めに見えるかもしれないが、宿泊者は最上階にある泉天空の湯を一般利用よりもかなり格安で利用できるほか、良質な朝食バイキングを楽しめるため総じた満足度は高い。
料金は入浴料を含め1万2000円ほど。
国際展示場やお台場海浜公園にも近いため、聖地を巡る際にもおすすめだ。

リッチ感最高

大銀河の絢爛

~DiverDiva GALactic Trip~

 いよいよ3公演目。声出しできなかったにも関わらず圧倒的なパフォーマンスで盛り上げたR3、エモーショナルな雰囲気で大団円を迎えたAZN。それに続くDDだが、Day1の当日券が発売されたり、2人でのパフォーマンスになることから少々当日まで不安があったのはここだけの話。
自分はというとここに来てDay1、Day2のチケットを共に確保でき、ユニットライブ初の両日参加となった。

どれも素晴らしい曲ばかりだが、特筆すべきは12から15の魔の地帯。
当時生で見守った自分は文字通り死を悟った。

一抹の不安を覚えながらの参戦ではあったが、なんのその。開演前、過去一の人数のオタクとエンカを果たし最高潮のテンションでガデシへ突入したが、正直このDDが最も個人的に盛り上がることができたライブだったと思う。
R3・AZNと3人のユニットが連続してきた中で1人少ない2人のDDに対しボリューム不足が囁かれたが、実力とコンビネーション、そして俗に言われる濃厚を極めた「なつみゆ」により会場は最高の雰囲気となった。
2日間参加できたというのもあるかもしれないが、ライブとしての完成度はこのDDが最も高かった印象である。
個々における曲の強さも目立ったが、セットリストに込められた「愛」が特に光っていた印象だった。ソロパートを経た後に「仲間でライバル」を意識したFashionistaの位置付けが秀逸で、まさにDiverDivaとは何たるかを体現していた。
また上述の12から15における通称「魔の地帯」(たぶん自分しか言ってない)は、春夏秋冬と季節を巡るような曲順となっており、当日多くのオタクが頭を抱えたことだろう。まさかDDで未来ハーモニーをチョイスするとは思わなかった上に、2番のAメロからの映像に2期11話のBパートを用いるというセトリ・映像担当の敏腕っぷりには脱帽だった。
続くFly into the skyでは夏の浜辺での夕方を意識した映像(これはファンミーティングでも使われたもの)だったり、祭花、Love Triangleと至れり尽くせりの連続した4曲はとにかく素晴らしかった。ぜひこのシーンはBlu-rayが発売されたら最初に確認したい所存だ。
少々前後するが自分はDay1をほぼ中央の第1バルコニー4列目というなかなかな席にて拝見したが、まさに完成系とも言えるVIVID WORLDを目の当たりにし、ラスサビ歌唱後の舞い降りてくる虹のレーザーが究極の至高だった。気になる方はぜひBlu-rayを手にし見ていただきたい。

当時は愛ともの顔つき



また、この日の宿泊地は、R3の日と同じくファーイーストヴィレッジホテルに宿泊した。ちょうど有明駅と有明テニスの森の間に位置し、大浴場こそないホテルだが有明ガーデンからも非常に近く、かつAZNの項で紹介したヴィラ・フォンテーヌに比べてかなりリーズナブルに宿泊ができるためここもおすすめだ。

景色もよし

至高の頂へ
~QU4RTZ Fluffy Magic~

 1月から始まった夢のような時間もあっという間に終わりが近づいてきてしまった。名残惜しさに想い馳せながら、ガーデンシアターに足を運ぶ。3月の中旬ということもありすっかり春が訪れていた。暖かな空気に身を包まれながら向かうのがQU4RTZのライブというのも、なんだか「らしさ」があり気分も上昇していた。
想像以上のトキメキを魅せてくれたDD、そのバトンを受けラストを飾るQ4ということだったがトリということもあり前評判は非常に高く、何よりもQ4メンバーの個人曲がそれぞれチート級に強いという声をよく耳にしていた。
その分ハードルが高まったような感覚であったが、結論から言うとやはりQ4も究極のバケモンライブを披露してくれたのであった。

火力間を違えたと疑われるレベルである

 ふわふわした印象のQ4がこんなあからさまに人を◯しにくるとは恐れ入ったが、本当にトリを務めるにふさわしいと言える内容であった。
アップテンポでノれる曲こそQ4は少ないかもしれないが、真骨頂である調和とハーモニーを全面に推した前半から各個人の出せる最大火力のソロ曲、そしてアニメを1期から見てきた人へのプレゼントとも言えるアコースティックゾーン、ユニットライブそのものの大団円へ向けた切り札となるNEO SKY,NEO MAP(直前に配置されたNot Sadがまたいい仕事してる)と、誰に文句を言わせようかというメッセージが込められたような見事なまでの傑作。まさにQ4をトリにした理由が集結したと言えよう。
個人的には初めて無敵級を生で聞くことができたのも非常に印象的だった(3rdをDay2しか行けてなかったため)。

ありがとう無敵級



最後にホテルのことかよと言われるかもしれないが、この時宿泊したホテルはJALホテルシティ東京豊洲。予定していたファーイーストヴィレッジがちょうど卒業シーズンとも重なり満室でとなってしまっていたためこちらを選んだ。少々値は張ったが、JALの名を持つだけあり大変に快適であった。一緒に行った身内からも評価が高く、またお台場方面へ行く際はここを選ぼうというような話も出たほどだった。(1人1万2000円ほど)

こちらもいい景色


あとがき


 こうして1月から駆け抜けたユニットライブは幕を閉じた。
自分としても今までにない熱量を投じて駆け抜けることができたライブであったため、今でも当時に戻りたいと言えるほど素晴らしい日々だった。
声出しが途中から可能になり、ますます熱量を増すことができたユニットライブ。今思えば、様々な界隈からオタクが集結して来たため20年のラブライブフェスを思い出すような感覚だった。
自分自身が顔が広いということもあり身内には迷惑をかけてしまった部分があったため、この場を借りて謝罪申し上げたい。

これを書いている23年9月現在、次なる虹ヶ咲の現場は6th愛知を両日参加が決まっており、この調子で横浜の2日間も決めていきたいところだ。
改めて自分にとっての虹ヶ咲への想いを強いものにしてくれたユニットライブの3ヶ月間だったが、10月にはこのユニットライブを収めたBlu-rayも発売され、今一度当時の記憶や思い出話に花が咲くのではないかと思いこのnoteを書かせていただいた。1人のオタクの思い出回顧録ではあったが、ユニットライブに参加できた人も、参加しなかった人や行きたくても行けなかった人も、これを読んで当時のことを思い出してくれればこれ以上の喜びはない。

Q4終演後に偶然会えたニジガクラッピング



いつも通り拙い文、誤字脱字があったら申し訳ない。
長らくここまで読んでくださり感謝。

では、またどこかで。


                        なぐ   @79tailwind816


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