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拝まないほうがいい神社・石像【後編】
【民家の脇の小さな祠】
民家の脇に、小さい小さい祠が建っていることがある。
祀られているのはポピュラーな神様ではないことも多く、全く聞いたことがない名前の神様だったり、蛇が名前に着く神などもいて、白蛇やおろちの類を連想させる。
このような祠の出来た経緯は、だいたい次の3パターンだ。
①その家の住民が、悪霊や憑き物の霊障で激しく苦しんでいたため、霊能者が霊障を鎮めるために祠を設置し、"神"または"祟り神"を祀ることで事態を収拾したケース
②何度も夢に出てきた神からお告げがあり、その家の信心深い人が祀ることにしたケース
③その家の人が入信している新興宗教の神様の祠というケース
いずれも、特殊な事情で建てられたものである。
毎朝通る道路っ端にあったとしても、他人の家のよくわからない祠なんかは拝むものではない。
最悪、新興宗教の低級動物霊らにつけ入られ、まとわりつかれて怪奇現象に苦しんだり、悪徳新興宗教と縁が出来るようなことが起こりかねない。
※ちなみにこれは、古くからある商店や農家がお稲荷さんをお祀りしているのとは性質の異なるものである。川のほとりの小さい小さい水神の祠とも、異なる。
【地雷な地蔵】
全てのお地蔵さんが怖いわけではないが、お地蔵さんには、特に気をつけたほうがいい。拝む前に、近くに「立て看板」がないか確認して、あったら先に由緒を読むこと。
「あ!かわいいお地蔵さんだ」と思って
手を合わせようとしたら「首なし地蔵」とか「火の玉地蔵」という名称だったりして、横の看板に壮絶なストーリーが記されていたりする。刑務所の跡地、大火事で被害甚大だった場所など、いわくつきの土地をお地蔵さんで供養していることがある。
また「心中供養」「投げ込み寺に捨て置かれた遊女の供養」など、供養の対象の情念が深いことも多いので、無闇矢鱈に拝まないほうがいい。
決して、そのお地蔵さんが禍々しい存在というわけではない。
こうした供養を受け持つお地蔵さんは、今風に言うと「炎上プロジェクト収束のために、ぶち込まれたエリート社員」もしくは「破綻寸前の会社を立て直すべく、経営再建の特命任務を与えられた新社長」のようなものである。
相当頑張っておられるので、敬意を払いたくなる。だが拝むと、お地蔵さんじゃない者の方が「呼ばれて飛び出でジャジャジャーン」と、ハクション大魔王のように出てきて、拝んだ人に憑いて来てしまうのだ。
これが、かなりの高確率でガッツリ取り憑いてくる。こういうものこそ、パチンコの確率変動のように出にくいものならいいのに。
まあ、とにかく最初からスルーするに越したことはない。
立て看板がない場合で、古くからある集落の家に隣接するお地蔵さんなんかは、その家の水子供養だったりすることもある。
このように一般的な願掛けや参拝の対象ではないケースもあるので、よほど観光対象として有名なお地蔵さんでなければ、私は、スルーするようにしている。
しかし、お地蔵さんは本来「子供好きの優しい菩薩」なのだ。
子育て祈願や病気平癒の対象として、地元民から愛され大切にされている明るい雰囲気のお地蔵さんで「子育て地蔵」や「延命地蔵」という名がついている場合は、警戒せずに拝んでいいだろう。
このようなお地蔵さんは、周囲に"愛の波動"を放出しているので、拝んだこちらも、ほんわかした気分になる。
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・・・このままだと、お地蔵さん恐怖症になってしまうかもしれないので、こちらのブログでお地蔵さんの良いイメージを回復していってください。
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