プログラミングって楽しい
プログラミングをしてコンピュータが自分の思い通りに動いた時の感動はえも言われぬものがありますが、その反面プログラミング言語を習得するのは簡単ではなく、パソコンや開発環境(エディタ、コンパイラ、デバッガ等)も必要になります。
そして、実際にプログラミングをしても、文字を1文字打ち間違えただけでエラーになったり、想像していたのとは全く違った動きをします。
例えば、「Midori」と打つべきところを「Mitori」と打てばエラーになってしまいます。
なあんだ、こんなの当たり前じゃんと思われるかもしれませんが、私が以前勤めていた会社の人たちがC言語の勉強を始めたときに、いくらやってもエラーになって原因がわからないと相談されたことがあったんですね。
結局、その人たちが今まで使っていたCOBOLでは大文字と小文字の区別がなかったけれど、C言語では区別されるのでエラーになっていたことがわかりました。
また、「Midori1」「Midori2」という2つの名前があったときに、「Midori2」と打つべきところを「Midori1」と打ってしまったら、エラーにはならないけれど、思った結果は得られません。こちらのタイプは間違いに気づくのがけっこう大変です。
この程度のことでもコンピュータはきちんと動いてくれないので、通常のプログラミング言語の勉強をさせたら、嫌いになってしまう子供が続出するでしょう。
プログラミング教育の目的は、創造力や論理的思考能力を養うことにあると考えます。これらの能力はこれからの時代を生きていく子供たちにとってなくてはならない能力です。
Scratchという子供向けのプログラミング言語が人気ですが、これを開発したのはMITのメディアラボという世界的な頭脳の集団であることを考えると、やっぱり本当のプログラミングは難しいと言えると思います。
私は、大人でも子供でも楽しいことが一番だと思っています。楽しいという字は「らく」とも読みます。楽して楽しく学べるなら子供たちは進んで勉強するはずです。
「キッチンでプログラミング」よかったら読んでみてくださいね。