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おどろ美しき?太郎の世界~つれづれだより(2)

 暖かくなってきたので、名古屋市の愛知県美術館で開催中の「岡本太郎展」を訪れました。平日にもかかわらず、まずまずの人の入様で、岡本太郎の人気の高さに改めて驚かされました。

 そこで感じたことは、岡本太郎という人は本当に人間が好きで、ヒトのいろいろな顔を見せてくれる、ということでした。

 色とりどりの絵画が多く展示されていましたが、小生が好きなものは彼の彫像です。彫像はモノトーンのものが多いですが、顔の表情が立体的(当たり前ですが・・・)で、さらに多角的に見ることができるため、角度によっては表情が変わるからです。

 画僧にあげた「午後の日」という彫像は、一見あどけない子供がくつろいで頬杖して笑っている様に見えますが、真ん中で割れて隠された顔を覗かれまいと両手で必死に抑えていて、笑いも幾分歪んでいるようです。

 

 

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