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「おむすび」考。

 NHKの連続テレビ小説「おむすび」が4週を終えましたが、2~3週めには不評の声があがっていました。ギャルネタがつまらない、人気役者が揃って学芸会か、と手厳しく、視聴率も10%前半で少しづつ下降してきているようです。

 NHK+と定年後の短時間非常勤のおかげで、前回の「虎に翼」から連テレ小説初デビュー(この年で初めて全番組を視聴しました)の小生と異なり、常連さんたちは目が肥えていること。確かに前作の「虎に翼」と比べると、熱量が少なく(まだストーリーの展開上、こんなところか)、史実とフィクションの違いは致し方ないと思います。でも、伊藤沙莉さんは顔の表現で演じ、橋本環奈さんは心に秘めた芯の強さでそれぞれ頑張っている(いた)と見ました。

 大ぼら吹きの松平健さんやいつもニコニコ顔の宮崎美子さん、子供のことなどぜーんぶお見通しの麻生久美子さんなど、豪華キャストによる学芸会を見ているよう。突然、現れた仲里依紗さんは謎めいていますが、主人公の書道部先輩に対する淡い恋心や、幼馴染の主人公に対するヒーローぶった態度(ストーカー気味なところもありますが・・・)も少女漫画チックでかわいい。それなりに楽しんでいます。

 何かと難癖をつけて非難している方も少なくありませんが、所詮、ドラマです、楽しみましょう。

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