巡り巡ってEL&P~本当はピンク・フロイドが好きなんですが・・・(16)
高校生の頃、しばしばラジオでライブ版の「展覧会の絵(Pictures at An Exhibition)」は聴いていましたが、実はエマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson Lake & Palmer)はそんなに好きではありませんでした。
キースのオーバーなライブ・アクションや、リズムを刻むようなキーボードが小生の好む流れるようなメロディーラインではなく鼻(耳?)についていたからです。
でも、レイクの美しい歌声は好きで、キング・クリムゾン(KING CRIMSON)のアルバム「クリムゾン・キングの宮殿(IN THE COURT OF THE CRIMSON KING)」にある「風に語りて(I TALK TO THE WIND)」、「墓碑銘(EPITAPH)」、「クリムゾン・キングの宮殿(IN THE COURT OF THE CRIMSON KING)」は最高です。そうそう「展覧会の絵」で歌われている「キエフの大門(The Great Gates of Kiev)」もすばらしい曲です。
ですので、小生のEL&Pデビューはアルバム「恐怖の頭脳改革(Brain Salad Surgery)」からでした。理由はその中の「聖地エルサレム(Jerusalem)」でレイクの歌声を聴いたからです。エマーソンのシンセとパーマーのドラムがそれぞれ活かされて、曲の構成もドラマチックになっています。エマーソンのキーボードもまんざらではないなと感じ入りました。
そんなエマーソンとレイクが亡くなってから6年、レコード盤の中では元気いっぱいに演奏していますが寂しい限りです。