着物2😓

高速をぶっ飛ばしながらはっと気づくと、髪がざんばらのままだった。
高速を降りてから、同じ式に呼ばれている女性の上司に電話をかけ、「突然なのだけど、髪をセットしてもらえませんか?」とお願いした。
普通だったら絶対断られるところだと思うけれど、その上司はちょっとやそっとのことでは動じないひとだったので、「わかった!やってあげるからコンビニでソフトとハードのヘアスプレーを買ってきて!」とテキパキ私に命令してくれた。
ホテル近くまで来ていたので、近くのコンビニをうろうろ探すけれど、こんな時に限ってコンビニが無い。
無いないナイと探しているうちに「あった〜〜!」と飛び込み、ソフトとハードのヘアスプレーを購入、ホテルに駆け込む。この時点で開始15分前くらい。
スポットライトを浴びながら新郎新婦と同時入場する覚悟を決める。

ゼイゼイいいながら受付を済ませると、入り口に上司が待っていてくれて、「こっち来なさーい。」と、呼んでいる。
女子トイレの洗面台の前に行き、大袈裟でもなんでもなくものの3分でシューーーっとスプレーと櫛を駆使して(!)かっこよくて着物に似合う姐さんふうのヘアスタイルを作ってくれた。
ヨロヨロしながら席についた途端、音楽が鳴って新郎新婦入場となった。
セーーーーフ。

教訓
準備は大事。

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