文芸公募で絶対に確認して欲しいこと。(経験談)
とある方のポストを拝見しました。
10/31〆切のA賞に向けて本気で取り組んでこられたのが解るポストでした。
実はそのA賞、私も投稿しています。とりあえず『新作で挑みました!!』という状態、出来は解らない。いつもこんな感じ。
さて、問題はここからです。
A賞の〆切は10/中旬です!!!!!
その方は、今週の頭頃に投函されていたようなので、おそらく、〆切を過ぎていらっしゃると思います。
私の記憶が正しければ鷲田旌刀さんの『魔法半将軍 十四歳の魔王』が、締め切り日を過ぎたあとに提出され、その後『翌年に』受賞されたというレアケースだったかと思いますが、そこまでしてくれる出版社がどこまであるか・・。
私も文芸系投稿歴が長いので、少し書きますが、勿論作品のクオリティを上げるのはやった方が良いですが、下記は絶対に確認をお願いします。
私のやらかし実例をお教え致します。
・締め切り日の確認(必着/当日消印)
締め切り日「月末」で考えてると、たまに違う賞があります。
15日とか21日とか。
雑誌の発売日の関係で、そういう日程になっている場合が多いそうです。
私のばあいは、前年度まで月末だったのにその時から月中に戻りまして、それに気付かず、〆切を過ぎていた為、投稿出来ませんでした。
しかし、仕方がないので一年間のんびり推敲を重ねていった結果、久しぶりに最終選考に残ったので、悪いことばかりでもなさそうです。
〆切を過ぎたら、おとなしく、一年間モクモク推敲に当てた方が良さそうです。
また、これは別の文学賞ですが、当日『必着』というところがございました。
関東圏ならばいざ知らず、天候のことも考えれば、遠方地、離島にお住まいの方は絶対に早めにお出しになった方が良いと思います。
一度、どうしても挑みたい賞に投稿した際『営業所直持ち込み航空便』で地方出版社に原稿を送付したことがございます。
あと、郵便局ですが、これはご存じの方も多いと思いますが、郵便局は、局ごとに営業時間が異なります。
最悪の場合、その地域の中央郵便局であれば24時間受付してますので、そこを狙ってください。(よい子はマネしないでね!!)
なお、最近はメルカリの民がいるので、23:30に駆け込みとかだと間に合わないと思います。最低でも受付一時間は見るように。そして、ゆうパック等の宛名は記載済みでいくこと。
・web投稿の場合は、〆切『時間』
webサイトの投稿についても、注意が必要です。
大体23:59までOKですが・・。
某賞は18:00。
web小説投稿サイトとかだと13:00ということもありました。
また、直前にはサーバーが混雑しますので、余裕があれば、もっと早い時間に投稿した方が良いです。
なお、私の場合、23:59までの賞に、
「帰ってから投稿すればいいや~」
とタカをくくっていたら、急遽夜勤出張という事になり、現地に飛ばなければならなくなったことがございます。
その時は「手持ちの現金がないから一度家に帰宅させてくれ(社会人としてちょっとアレな理由ですが)」と頼み込んで、一時間半の外出を貰って帰宅して投稿した思い出がございます。
不慮の事態は、サーバー、自分自身に発生しますので、こちらは、是非とも、出社前に投稿されることをお勧めします。
・投稿フォーマットと枚数
これは意外な盲点だと思うのですが、大体文芸系だと原稿用紙350~550枚のように原稿用紙単位で応募要項が書かれています。
けれど、出版社に依っては、30行×40文字などのフォーマットにして××~××枚というのも併記されている場合があります。
大体、30行×40文字が多いと思うのですが・・
たまに、40行×30文字、40行×40文字などのフォーマットが現れます。
そうなったとき、何が起こるか・・・。
そうです。
規定枚数をオーバーした!!!
が発生します。(或いは足りない・・)
是非とも、最終原稿の前に、一度投稿フォーマットにして、全体を見直されることを推奨します。
わたくしの場合は、「40行×40文字」だと思い込んで書いていたら「30行×40文字」で、全部印刷してから気が付きました。
そして、規定に直したところ20枚以上オーバー。
この時点で締め切り日当日、18時越え。
なんとか修正して21時半。
印字しようと思ったらA4の用紙がない!!!
仕方がないので、A3の用紙をA4サイズに裁断したもので印字しました。
家を出られたのが22時30分。
中央郵便局にたどり着いたのが23時20分。
当時、メルカリの民がいなかったから助かった!!!
その後、自販機で、マックスコーヒー買って帰りました。
というわけで。
わたくし、歴が長いので、このほかにもいろいろとやらかし案件があります。
私が声を大にして言いたいのは、応募要項はちゃんと読もうね!!! ということです。
どんなに作品が良くても、ここではじかれたらもったいないですから。