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著名作家の名前を騙った作品が勝手に販売されていた件
Kindleで電子書籍出版しているものとしては、見過ごせない話題でした。
相方とも話してたんだけど、著者名にだけ紐付いているのが問題なんだと思うんだよね。
本当に同一人物がいるって言うこともあるので・・。
村上春樹は小説家として有名だけど、平将門研究の村上春樹さんもいらっしゃるわけで。
しかも、このAmazonで著者名をクリックすると、作家・村上春樹の著者セントラルに割り付いてしまう。→コレが問題
著者セントラルを著者本人しか編集出来ず、自動収集しない形にしないと、無理だとは思う。
ただし、そうすると死去した作家の「未発表作品」が世の中に出るときに検索出来ないというジレンマがある。
また、その場合でも同一人名に対する配慮はされていないので、考慮して貰う必要がある。
先行作家で大作家がいて、偶然自分のバースネームと一緒だった場合、当然、その人にはバースネームで活動する権利はあるでしょうから。
こういうとき、出版社経由でデビューするなら名前を変えなさいと言われると思いますがね。。
小説家ならばペンネームに変えると言うことはアリでしょうが、上記の国文学者の村上春樹さんのようなケースでは難しいでしょうし。
なお、これはkindleだけでなく、Spotifyなどでも同じ現象が起きています。
私の大好きな韓国人ラッパーは、数年前に事故死しました。
けれど、Spotifyから通知があったのです。
『あなたのフォローしているアーティストがライブツアーをやるよ!』と。
数年前に事故死した、ラッパーの。。
ワールドツアー・・。
行きたいですよ、そんなのあるなら!!!
どういうことか解らなくなって、確認すると、別な国で活動している同名のアーティストのライブツアーの開催でした。
名前だけで紐付いているので、こういう悲劇が起こる。
ふざけるなよSpotify。
あの世からあのラッパー連れ戻してきてライブやれよ!!!
などとひとしきり怒りが爆発しましたが。
今の時代は「雑にリンクする」ほうが何かと便利なので、それが「正」とされていますが、そろそろ、それが飽和してきて、それでは立ち行かなくなってきたのだと思います。
なので、活動名と、著作を結びつけ、それを多くの人がプレーンテキストの入力で、名前だけであれこれ検索掛けられるようになればいいような気がします。
一番手っ取り早いのは、「wikipedia」の曖昧回避のやり方だとは思います。これが一番お金は掛からないでやれるかな、と。
どちらにせよ、今回、まったくの他者でも、勝手に出版出来るということが可視化されてしまったので、そういう対策をとっていって欲しいですね。
X(旧Twitter)とか各SNSでも、本人か解らない偽アカウントみたいなのも沢山あるとおもいますので、そういうのも、なんとかする方向になって欲しいなあ。