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田中みな実さんに学ぶ、知的ぶりっこのすすめ

「女性に生まれてきたので、女性であることを最大限に楽しみたい」「意地悪な人ってどこの世界にも必ず存在する」「大人数の飲み会は絶対に行かない、行くとその場だけの盛り上げ役みたいになっちゃって疲れちゃう」

道重さゆみさんを私の女神とするならば、田中みな実さんは私の救世主だと思う。上記のような、内心思っていても、口に出してしまうとこちらが性格が悪い認定を受けることをスパッと言ってのけるところに、田中みな実さんの素晴らしさがある。

加えて、田中みな実さんが素晴らしいのはその堂々とした姿だけではない。これから、田中みな実さんの考え方で共感できる部分を集めて紹介してみたいと思う。

1.テレビでの自分の役回りをちゃんと理解している

現実においても、人は何らかの役回りを押しつけられる。私は大学に入ってから『ゆるふわちゃん』を押しつけられるようになった。それは、見えない圧力的なもので決まる、女の子だけの内部ルールであり、破ることは基本的にそのグループからの離脱の意思表示とみなされる。

特にそこに男の子が絡むと厄介で、私は急に『天然ぶってる子』という役を周りから強制的に演じさせられる。一挙手一投足に気をつけなければいけないことは相当なストレスだし、正直面倒だなと思うことが沢山あった。

『私が注目されたのは、あなたみたいに無理やり変な子を演じてないからだよ。素でのびのびといるから、のんびりまったりおっとりしてるように見えるんだよ。』
という声は居酒屋の煙たい空気の中に一緒に放り込まれてしまう。

注目を浴びた飲み会のあと、大抵女の子は口を聞いてくれなくなった。理不尽極まりないし、私だって私1人に注目が集まらないようにちゃんとパス投げてるのになと思った。『○○さんは1番年上だし、長だから持ち上げなきゃダメだし、でもそうすると○○さんが拗ねちゃうから適度に話振らなきゃならないし、そうなると今度は○○さんが不機嫌になるからこのタイミングで良い感じに気分よく話してもらおう』とか毎回毎回考えて飲み会に行くのが馬鹿らしくなっちゃう。

田中みな実さんもテレビで『ぶりっこ』という役回りを与えられている。それが仕事だから、それは淡々とこなす。けれど、その後の大人数の盛り上げ役に徹しなければいけない飲み会には行かないというスタンスは見習うべきだと思った。

仕事は仕事、プライベートはプライベート。どこかで聞いたことあるような台詞だけれど、これは徹底すべきだと感じた。だから、ゼミでも必要以上に馴れ合いはしなかったし、いたい人とだけ食事に誘ったり、その他の場所でもいたい人とだけいるようにした。

好きな人たちの友人だからといって、必ずしも私がその人たちを好きにならなきゃいけないルールとかないし、私といる時間をある一定数確保してくれるなら、その好きな人たちがどこで何をしていようが全然構わない。私も私の好きな人たちと過ごす時間と1人の時間を確保したいし、それを周りから否定されようが、冷たいと言われようが心底どうでもいいと思う。

2.徹底的に闘わない姿勢を見せる

女の子によくされる査定で、「めぐうさ🐰の彼氏ってさ、〜だよね」という定型文がある。〜に入るのは大抵悪口である。例えば「7人の小人に似てるよね」とか「優しそうだけど絶対に女々しいよね」とか。どっちも実際に面と向かって言われた。そんな時、大抵心の中ではカチンとくるし、そもそも他人の好きな人にそこまで興味を持てる精神がある意味すごいなと思う。私は自分の人生が忙しいので、誰が誰と付き合っているとか本気で気にしない。羨ましいとかない代わりに妬ましいとかもない。そもそも論として、そんな感情自体が湧かない。

「○○くんと○○ちゃん、付き合ってるんだ、そうなんだ」以上。それ以上でも以下でもない。もちろん、何か精神的にDVされてるとかそういう場合は例外として。
だから、いちいちそれを言ってきた子たちに謎に弁解するのも面倒くさいし、その子たちに「だからあなたたちモテないんじゃん」と言えば即解決するのだが、そもそも一々嫌な人に嫌なことを言って同レベルまで成り下がりたくない。

だから、田中みな実さんはテレビでいつも「え〜、そうかな〜」と流している。私もそうしている。それが多分1番穏便に事が進む方法である。

3.元カレ(元カノ)を悪く言わない

この考え方は間違い無く正しい。私の知り合いに、振られた瞬間元カノの悪口を吹聴しまくる男の子がいたが、見ていて情けなく、惨めな事この上なかった。挙げ句の果てに私にその悪口を言うなと約束させた。もちろん、言うつもりも毛頭ないが、私の中の彼の印象は『器ちっっっっさ!』となっただけであった。

だから、私は普段から周りに対して何があっても絶対に元カレ、付きあわずに振った人の悪口は言わない。「私に至らない点が多くて」と言う。これは巡り巡って自分に絶対に返ってくる。だから、どんなに相手がひどい人であっても言わない。

以上が、田中みな実さんから学ぶ知的ぶりっこのすすめ、処世術である。

何よりも田中みな実さんが優れているのは、その頭の回転の速さであり、求められていることに応じる適応能力だと思う。

それを、私は学ばせていただいた。

次のnoteでは、宇垣美里さんについて綴りたいと思う。

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