健康の為やったら変わった 習慣にしていること 6
6.失ってから気づく歯を守る習慣の大切さ
歯を守る習慣って歯磨きでしょと言われそうですが、それだけで守ることができていれば歯科医院はコンビニの数だけある状態にはならなかったでしょう。
虫歯になって痛くてしょうがないから行かざるを得なくなってしかたなく行くというのが普通でしょう。 あのキーキー音を聞いただけでゾットする。だから、なるべく近寄りたくないと思うものです。
◎なぜ歯を守る必要があるのか
当たり前のことですが、それは長生き出来るための条件だからです。
長生きしている人は得てして自分の歯を多く持っています。あなたは何本失いましたか。1本失うと年齢がかさむにつれて他の歯にもダメージが及んできます。入れ歯をしたり、インプラントを入れたりと何かにつけて面倒になります。治療やメンテナンスも費用がかかるようになります。
◎高齢者の介護施設で歯があることの違い
介護施設では入所者の租借状態に応じて食事を作っています。
健康な人と同じ普通の食事が理想です。しかし自分で食べ物を食べるとこが困難となってきた場合どうでしょう。細かく刻んだりフードプロセッサーやミキサー等ですり潰しペースト状・ムース状にしたりします。個々人の状態に合わせて作ります。いつまでも自分の歯で食事ができることがどれほど幸せか。歯を失うまでそれに気づかないことは避けたいですね。
◎神経を取って治療した歯は折れる可能性が高くなる
神経を取ってしまうとその歯は死んでしまいます。治療してもいつの日か割れるか折れるか、そして抜いてしまう。神経を抜く必要があるまで放置するのは絶対やめましょう。
※[参考] 歯の喪失の実態 (出典:厚生労働省 e-ヘルスネット)
高年齢層ほど値が低く後期高齢者(75歳~)では、本来持っている歯の数(28本)の半数以上が失われている状況です。(後期高齢者で20本以上の歯を持つ人は37%です。)
◎歯科衛生士の重要性
20歳代後半から30歳代にかけて、80%の方が歯周病になってきます。
しかし歯ぐきに炎症が生じても、自覚症状はほとんどありません。
歯と同様に大事なのが歯茎です。歯周炎は悪くならないうちからきちんと予防すれば進行を防ぐことができます。歯周炎の進行を予防するために、歯科衛生士が担当します。この役割が重要です。 担当がつくと生活習慣や自身の傾向の問題点を知り、修正していくことができます。
◎予防歯科に力を入れている歯科医院に通うことを習慣化にする
むし歯や歯周病は 軽いうちは自覚症状がなく進行します。痛んだり腫れたりしてからの受診では、重度に進行し、手遅れになることもあります。
定期的に受診し、口の写真、X線写真を撮影し長い期間の積み重ねでむし歯や歯周炎進行の様々なリスクの種を見つけ『予防』してくれる歯科医院を見つけることをお勧めします。
痛みがなくても1年に一回、定期的に受診する習慣をつける。これこそが美味しいものを食べて、いつまでも幸せを感じられる秘訣です。
健康な歯列を守り育て生涯にわたって人々の健康のパートナーとなる歯科医を目指す [日本ヘルスケア歯科学会の会員診療所一覧表]です。
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