そんなとき目につく「おはようポテト」

わたし、ハッシュドポテトが好きだったな。そういえば。

中学生の時、部活の日曜日の午前練は7時半からだった。日曜の朝っぱらからうちの家族が起きているはずはない。わたしはひとり6時40分に起き、いそいそと準備して学校に向かう。

遅刻しないよう、まずはテレビを点ける。次は朝ごはんだ。大抵うちの冷蔵庫には朝サクッと食べられるものは入っていない。だから冷凍庫の白ごはんを5分くらいかけてじっくりチンするか、冷凍ものを食べるか。そんなとき目に付くのが「おはようポテト」だ。

「おはようポテト」はいわゆるハッシュドポテトだ。すぐに解凍できるので忙しい朝にぴったり。一枚取り出して（単位って枚であってるかしら）トースターで温める。例によってハラハラしながら焦がさないように見張る（私はトースターが苦手だ）。

急いでお皿に載せ、テレビを観ながらフォークで食べる。ポクポクの芋が美味しい。

日曜の朝のテレビは、磯野貴理とあと二人が話している番組を見ていた。最後の占いを見たら「さて、そろそろ家を出るかな。」という具合だ。

その占いがまた面白く、「〇〇といえば」など用意された3つの選択肢から一つを選ぶ。選んだものに応じて各々の運勢が発表されるという流れだった。ここで三人が「選ぶのをばらけさせよう」とか考えないのが面白い。3人一緒のものを選ぶ時もあり、「なんて適当な占いなんだ…」と思って見ていたが、占いってそのくらい気軽でもいいのかもしれない。

そうこうしているうちに結局遅刻ぎりぎりになってバタバタと出ていく。それが私のルーティンだった。

今回は何となく昔の朝について思い出してみた。また久しぶりに日曜の早起きをやってみようかなあ。

カバー画像はGoogleマップで街を眺めていたら見つけた画像。どこだか忘れたけど日の光が綺麗。夕方なのか朝なのか気になるな。