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miniちかっぱ祭ver.2.0に行ってきた(2023/2/18~19)

この記事はいつにもまして個人の日記というか手記色が強いものになると思います。

2023年2月18日・19日に福岡県のDRUM LOGOSで開催された対バンライブ「miniちかっぱ祭ver.2.0」に行ってきました。ukka絡みでは初めての、泊りがけでの本格的な「遠征」(※)。

※ 本来であれば昨年7月のSPARK2022がそれになるはずだったのだが、直前にコロナにより出演キャンセルになってしまった。

博多の街を訪れるのは2002年以来、実に21年ぶり。当時やっていた(一応今でも細々とやっていることにはなっている)ブラスアンサンブルの大会というかお祭りが熊本であって、その前乗り的に博多で一泊したのだった。キャナルシティでラーメン食って、中洲の屋台でもラーメン食って、その後同じく中洲の焼肉屋に行ったんだ。当時の私(たち)の胃袋は若かった。

まあ美味かったし楽しかったな。

今回予約したホテルがたまたま中洲の近くだったんで繁華街に行ってみた。なんか当時の方がキラキラというかギラギラしてたような気もするけど、それは多分自分自身の若さのせいだろうな。少なくとも「さびれてる」って感じでは全くなく、屋台はどこも長蛇の列だったし、街の「若さ」みたいなものは東京より博多の方があるように感じた。てか身なりに気合入りまくってる女性が多い。あと店員側も客側も、圧倒的に外国人が多いのにちょっと驚いた(泊まったホテルのフロントも全員外国人だった)。

那珂川沿い、中洲の繁華街(1日目ライブ終了後に撮影)

史跡を訪ねるのも好きなので空いた時間でちょっと行けるところということで、初日のライブ前に筥崎宮に行ってみた。雨がそぼ降る天気ではあったけど、都会の中の静かで広々した空間にほっとした。元寇のときに亀山上皇が下賜したという「敵国降伏」の額(正確には宸筆から模写したもの)も見ることができた。

筥崎宮

観光レポはそんなものとしてライブの話をしよう。今回のイベントは2日間を各2部に分割する形式で行われ、1日目の1部と2部、2日目の1部にukkaが出演するということでそれらの部に参加した。

1日目1部

ライブ

出演6グループのトップをukkaが務めた。「ALLOUT SECOND」衣装での登場。

トップということで盛り上げ曲を最初に持ってくるかと予想したがさにあらず。

『アフタヌーン・グラフィティ』でukkaのコンセプトである「青春」を、『ニューフィクション』でもう一つのukkaの側面である「ドラマティック」を提示し、『エビ・バディ・ワナ・ビー』で「アイドルらしく」盛り上げることもできるんだよということを示し、新曲『コズミック・フロート』のアピールも抜かり無く、最後は今も変わらぬukkaの代表曲『リンドバーグ』で〆るという、福岡の人にukkaの「名刺を渡した」ようなセトリに思えた。

ちなみにMCの自己紹介では最近のこだわり(?)である「私たち【が】ukkaです」が披露された。これは今回出演した他の回でも同じだった。なんかこの「私たちが」、好きなんですよね。ちょっとした誇らしさみたいなものが感じられて。

ちなみにその後も最後まで見ていたら押してることに気付かず、別会場で行われていた特典会に間に合わないという失態を犯してしまった。

1日目2部

ライブ

トップバッターのきのホ。の1曲目(『観月京』)が始まった直後、音響トラブルでオケが止まってしまうというアクシデントが発生。きのホ。メンバーはこれに動じることなくつなぎのトークをするが、復旧の目処が立たないと聞かされると、即興で観月京をアカペラで歌い始めた。観客もそれにクラップで応える。終盤で音響が歌に対してジャストタイミングで復活(職人芸!)し見事に〆るとフロアは大盛りあがり。メンバーも「クラップ上手かったよ」と観客を称える。

もうこれで一気にフロアの空気ができあがり、残り5曲ずっとブチ上がりが約束されたよね。

きのホ。は名前はもちろん知っていつつもこの日が初見だったのだけど、このアクシデントに動じない度胸と対応力、アカペラでもブレない歌唱力はすごすぎるしシンプルに曲が好き。


九州女子翼とはGIG TAKAHASHI2 FINAL以来早くも再会することができて嬉しかった。相変わらず強くて突き抜けてくる。


この2グループがとんでもなく盛り上げてくれた後に登場するukka、果たしてどうなるんだろうとちょっとドキドキしていたが、始まってみればそんな心配は無用だった。というか今回の3回のukkaステージの中でこの回が一番盛り上がったんじゃないだろうか。

初手で新曲をアピールしつつ、2~3曲目でカワイイへと舵を切るというセトリが、図らずも前2グループとの差別化戦略として機能していたように感じた。『214』は今回絶対どこかでやるだろうと思っていたけどここで来た。2Aのあやめさんの〈突然乏しくなるボキャブラリー〉の歌い方とか、るりちゃんの〈脳!〉の言い方とか、他にもいろんなところがいつにもましてめちゃカワだった。『Killer Lips』のイントロ流れた瞬間には、わっとフロアが沸いた。もうみんなこの曲大好きなのよ(もちろん私も)。

でもってそこから『タリルリラ』『キラキラ』の流れはもうね、何も言えねえ(大流行語)。ちなみに『タリルリラ』の空ちゃんアドリブは「すいとーよ」でした(もしかしたら「すいとーと」だったかも)。たまらん。

ちなみにこの部は「青春小節」衣装でした。

特典会

いつものあやめさん・りなちゃんに加え、前週に生誕を見に行っていたもあちゃん・空ちゃんにも並んだ(ツーショット撮影)。

あやめさんには「今日の214は『えっ?』てなるぐらいみんなかわいかったけど、一番かわいかったのは2Aのあやめさんでした」と伝えた。ポーズ考えてなかったので「214で何かお気に入りのポーズを」とオーダーしたら、口元に指を当てるポーズを取ってくれて、はて214のどこのポーズだっけと思いながら写真に収めてもらったところ「こんなポーズ無いんだけどねw」とのこと。さすがすぎる。

りなちゃんには「(前日の福岡・佐賀の各ラジオ局での)広報活動お疲れ様でした。あと1部のときの髪型(でっかいポニーテールみたいな髪型)めちゃくちゃかわいかった!」と伝えた。

もあちゃんには生誕ライブで『サイレントマジョリティー』を聴けたのが嬉しかったことを伝えた(他にもたくさん感想はあるんだけど2Sの短い時間じゃさすがに話しきれない)。

空ちゃんには生誕ライブ全てが良かったけど特に『カブトムシ』と『PLAYBACK』の空ちゃんの歌の綺麗さに感動したことを伝えた。あれ以来空に月を見つけるたびに泣きそうになる体になってしまったことは、さすがに伏せた。


特典会場から中洲の屋台が出てるところを経てホテルまで歩いていけそうだったので、ラーメン食ったり屋台でビール飲んだり(調子に乗ってラーメン替え玉した後屋台でたこ焼きまで食べてしまったのでさすがに腹がはちきれそうだった)ブラブラと散歩してホテルに帰り、今日のライブを思い出しながらいい気分でtwitterをつらつら見てたら

タイトルだけで酔いが全部醒めた。

しばらくためらった後にリンクをタップし、その先のブログの一文一文を、噛みしめるように読んだ。

こういう時というのは大抵そういうものなのかもしれないが、すぐには心が動かず、不思議な平穏に私の心は包まれていた。それはもう随分長いこと「いつ来てもおかしくない」と思える状況が続く中で少しずつ覚悟をしてきたからなのかもしれないが、たぶん少し時が経てばいろんなものが襲いかかってくるんだろうなとも思った。でもそれはその時になってみないとわからないことだから今それについて考える必要は無い、そう割り切ることにした。とにかく明日のライブは、ライブが行われているその時間は、ライブそのものを全力で楽しむんだぞということを明日の自分に言い聞かせ、そして25分間だけ忘れさせてもらうことを絢音さんに心の中で謝って、寝た。

この夜には夢を見た。川瀬あやめさんがukkaを卒業するという、まさに前日の体験がいかにも夢らしくごちゃまぜになった内容だった。目覚めてからそれが間違いなく夢であることを確認したのは言うまでもない。

2日目1部

会場入り前の時間潰しに入ったタリーズで、twitterで乃木坂垢を作ってからの2年半ほどの間にフォローさせてもらった絢音さん推しの人たちのツイートを見ていたら、絢音さんへの愛の深さに泣けてきてしまった。卒業発表後最初に流した涙は、寂しさとか悲しさとかじゃなくてオタクの推しへの愛の深さに対する涙だった。きっとこれはいい涙。

ライブ

この回のライブはぶっちゃけFRUITS ZIPPERの現場だった。いやすごいね。なんか女性ファンが多い印象を受けた。

ukkaはトップバッターで、かつそのふるっぱーの前というポジション。

照明が暗転しovertureがかかるまでの間にふぅっと息を吐き、これから始まるライブへの集中を自分に促した。

昨日よりも大幅にお客さんが増えたフロアの中で若干のアウェイを感じつつも、いつも通り全力でパフォーマンスするメンバーに応えたつもり。

この回は、昨夜博多の夜を満喫(?)したらしいメンバーたちのMCトークが面白かった。

空ちゃんは、夕食の後にラーメンを食べに行って一杯完食したとのこと(それに同行したりじゅちゃんとりなちゃんは1杯を2人でシェア)。前々日にゲスト出演したラジオ番組で「特技の大食いは、公式サイトのプロフィールからは削除済み」ということを言っていたけど、復活させた方が良いんじゃないでしょうか(笑)。

高校生のもあちゃんとるりちゃんはラーメンには時間的制約で残念ながら行けず、ラーメンがあまり得意ではないあやめさんもラーメンは食べてないとのこと。もあるりが「今度3人でラーメンに行きましょうね」とあやめさんを誘うと「はい」と答えつつもどこか乗り気でなさそうに見えたのは気のせいでしょうか(笑)。

ちなみにあやめさんは、過去に博多に来た時に食べた「とうもろこしのかき揚げ」がたいそうお口に合ったものの、それは別に福岡名物ではなかったらしい。


ukkaの後のFRUITS ZIPPERは『わたしの一番かわいいところ』と『ハピチョコ』だけヤマモトショウ楽曲という理由で予習していたので、かわいい曲にぴったりのかわいい振り付けに照れつつも踊らせてもらっちゃいました。ていうかふるっぱーのオタクはペンラ持ってる人が大半だったので、ペンラ持たずに振りコピしてると逆にガチ感醸し出しそうで萎縮してしまった(汗)


その次の#よーよーよーは前日にも見ていたのだけど、ダンスの動きが大きくてキレも抜群で見ていて本当に気持ちがいい。いわゆるステージが狭く見えるパフォーマンスってやつ。3月には2人の卒業が決まっているとのことで、オタクの応援にもひときわ熱が入っていたように思えた。

特典会

実はこの日2月19日というのは、昨年2022年の同じ日にアリオ橋本で行われた『MORE!×3』リリイベで私がukkaの初現場を踏んでからちょうど1年に当たる日だった。

元々は、いつも通りあやめさんとりなちゃんに並んでそのことを伝えようと思っていたのだけど、それじゃだめだと思い直し、初めて全員に並んだ(あやめさんとりなちゃんは2枚分出した)。

各メンバーに、今日がukka初現場から1年目であること、ukkaのおかげで毎日が楽しく過ごせていることを伝えた。みんな優しかったな。あやめさんは「その(1年前の今日の)次の日コロナになったんだ!」と。そんなこともあったっけとすっかり忘れていたけど、だとするともしその日現場に行ってなければ6人のukkaに会えるのはかなり後になっていたということか。推しは推せるときに推せ、だね。

るりちゃんは「私と一緒だ!」と言ってくれた(るりちゃんの初ライブは前年=2021年11月の舞浜アンフィシアターなはずだけど、話を合わせてくれたのかもしれない。いい子だ)。他の皆も、ukkaで1年程度じゃまだ新規と言ってもいい程度のファン歴なはずなのにもかかわらず、ありがとう、これからもよろしくねと言ってくれた。

結果生写真がえらい枚数になってしまったけど、悔いは無い。なんてったってアイドルがアイドルでいてくれるのは決して当たり前のことじゃないのだから。そんなことを、控室に向かうために特典会場の中をサメみたいなポーズで進んでいくるりちゃん(近くの女性ファンから「かわいい…」というつぶやきが漏れていた)を見ながら思ったりしてたらまた泣きそうになってしまった。

ちなみにこの回の特典会は特典券が完売御礼となり、最後まで続いていたあやめさんの鍵閉めを見届けると、残っているオタクたちにあやめさんが「気付けて帰りな!」と声をかけて出ていった。一生ついていきますアネゴ。


帰りの福岡空港での出発時間待ちの間、絢音さんのSHOWROOM配信(名目上は書籍の発売記念配信だが、実質的に「卒業を語る配信」だった)を見た。それを見終わった後ふとタイトル未定の『踏切』を聴きたくなって、軽率に聴いてしまったのが間違いだったよね。搭乗口でなぜか目を腫らしてる不審者として拘束されなくてほんとよかった。

ukkaの宣伝

いよいよ翌週2月26日から、ukkaの春ツアーが始まります。現在チケット一般発売中です。気になった方は近場の公演にぜひ。

さらに、ukkaのワンマンが初めてだよという人は、最初の1回のみ無料でツーショット撮影ができるそうです。これはお得!

ちょっと懐かしいテイストでめっちゃおしゃれな、新曲『コズミック・フロート』のMV、現在プチバズ中!

ダンス動画も上がって、ライブでの盛り上がり加速中!

その『コズミック・フロート』、およびアルバム『青春小節』ともに絶賛配信・発売中です!


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