水素自動車でレースに挑む!トヨタ未来への挑戦!!
こんにちは!
住谷知厚です。
皆さん車のレースといえば、どういったレースを思い浮かべますか?
スポーツカーなどのタイムを競い合って、最速のマシンを決めるというイメージを抱く方が多いのではないでしょうか?
有名なメーカーだと赤い車体が印象的なフェラーリなどですね!
しかしレースは速度だけでなく車の耐久性を競う24時間耐久のレースもあります。
そして24時間耐久レースへトヨタが思い切ったチャレンジが書かれた記事を発見しました。
それは、ガソリン車ではなく水素自動車で挑むという内容でした。
以前EV車(電気自動車)に関する記事もご紹介しましたが、世間ではEVへの投資が盛んに行われています。
そんな中、あえて水素自動車へチャレンジしたトヨタは、どんな考えを持っていたのかについて、ご紹介していきます!
カーボンニュートラル
「カーボンニュートラル」とは、CO2の排気量をプラマイゼロにしようという取り組みです。
僕たちが生活していく上でCO2の排出をゼロにする事は難しいです。
そのため、CO2の排出量を大幅に減らし、植林などによる吸収と除去を増やします。
そして排出量と除去・吸収量が均等であれば、バランスが取れて環境への影響が小さくなるという考え方です。
しかし、記事内では、カーボンニュートラルを達成するためのEVの選択は、「ミスリードだ」と表現されていました。
なぜEVを作ることがミスリードだと言われたのかというと、その理由は製造工程にあるそうです。
EVはガソリン車と違いリチウムイオン電池などの高性能なバッテリーを作る必要があります。
そのバッテリーを作るために、ガソリン車よりも多くのエネルギーを必要としています。
そして、そのバッテリーは消耗品のため、買い替えが必要となります。
また自動車業界の知人からは次のように聞きました。
バッテリーへの充電以外にも電力は必要になる。(発電した電力が100%充電されるわけじゃない。)
そのためにどれだけのエネルギーで発電しているのか計算してみると、結局は現状はガソリン車の方が良い。
しかしそうは言ってもガソリンは枯渇すると言われている資源です。
そのため、EVなどの別の方法を模索する必要性はあると思います。
だからこそ、トヨタは水素に注目したのではないでしょうか?
トヨタの水素自動車の性能は?
トヨタの水素エンジンは、すでにパワーとトルクについては最高出力272PS(馬力)を発生するノーマルエンジンとほぼ同等レベルだそうです。
ただし液体水素のエネルギー密度が低いため、燃費自体は良くないそうです。
24時間レースで走る一般的なガソリン車と比べて2、3倍の回数の補給が必要となります。
今回のレースでは、トヨタがいかにピットでの作業時間を短くしなければならないという熾烈な戦いがありそうです。
最後に
現在は、EVも水素自動車のどちらも発展中の分野であるため、今の常識もゆくゆくは変化していくものだと思います。
そして、メリットとデメリットがある中で、どう課題を解決していくのか気になるところですね。
自動車業界が更なる発展していくことを願っています。
今日はここまでです!
<引用元>
トヨタが水素エンジンでレースに挑む深い意味
それでもEVを選ぶべき理由…製造時の環境負荷はガソリン車より大きい
住谷 知厚(すみたに ともひろ)