「◯怪獣のあとしまつ」を観てきた話
※【注意】
この記事は映画のヘイトでも案件でもなくあくまで一般人が個人で映画を観に行った感想記事になります。
また主観による記事のため読んだ方が「そんな訳ないだろ!」って怒るかもしれませんがあくまで個体差の意見なので緩やかに許してください。
あと今回は映画の話なのでエッチな記事ではないです。
とりあえず「怒らないから言ってごらん?(あとで絶対怒るやつ)」って感じの方だけ読んでください。
(追記)あと2/5日現在だとまだ映画公開中なのでネタバレは書きません
公開上映終わったら書きます(予定)
では
マスコットで致す研究所所長コプロ木村ちゃんです。チャオ。
というわけで今回連日TLを賑やかにしている「大怪獣のあとしまつ」を観てきました。
まあ流行りにホイホイ猫じゃらしってことでマゾネコは観に行ってしまったわけです。
一応なんですけど
きちんと最初のCMからエンドロール全部観てパンフレットも購入しました。(何人か途中退室してた)
故にわたしにはこの映画についての感想を書く資格があります。(憮然)
それでは早速感想いってみましょう。
・簡単な感想
TLでもあるように
・実写デビルマンよりひどい
・大物作家たちがオブラートに5000枚くらい包んで書いた「ひどい」の感想
・金返せ
・「私はデビルマン3回も観たもんね!」
など事前にさまざまな情報が出回っていました。(ちなみに私は事前にこれらの感想を一通り見た上で鑑賞に行きました。クソマゾです。)
なので簡単に言います。
正直実写デビルマンより酷くはない
実写デビルマン見てる人にはわかりますね。
見てない方々に簡単に説明すると見た後に「何を見たか覚えていない」って状態になるまではいかないってことですはい。
私は永井豪大先生のファンなので実写デビルマンも5回は観ましたが正直マシンガン薙ぎ払いとヒロインの首くらいしか記憶がないって状態よりはいいものです。
じゃあおじさん熱弁しちゃうから
・わかりやすい説明
まあ映画見た人にしか直接的な感想はわからないのでここらでわかりやすい例えで説明します。興味持ったらちゃんと映画観に行くんだぞ。
まずみなさんイメージしてください。想像力です。
みなさんは小学生くらいの子どもたちを50人くらい集めています。
そしてそれぞれの子に紙を渡して自分の好きなものをありったけ書いてもらいます。
食べ物、おもちゃ、アニメ、歌、特撮etc…
書いてもらいましたか?
ではそれらの紙に書いてある原材料(人物だったら本人)を最上級のもので用意してください。
国産牛のハンバーグ、レアメタルで作った超合金のおもちゃ、予算めちゃくちゃかけた特撮みたいな感じです。
そのリストのものを大鍋に全部ぶち込んでできたのがこの作品って感じです。
そんな感じです。原材料、つまり演者さんたちは大御所の方々なので演技は一級品です。なので棒読みがほとんどないです。ここがデビルマンとの大きな差ですね。
調理方法が煮込むしかないシェフが作るとこうなります。
問題は混ぜすぎたってことですね。
人気が出たアニメのワンシーン、特撮のワンシーン、映画のワンシーン。
それぞれの見せ場カットみたいなのをみじん切りにしてつなげた感じです。フランケンシュタイン。
話の内容や笑いどころみたいな盛り込み方もそんな感じです。うーん。もうちょっと面白いって思うこと人間ならあるよね?
・掛け算の話
さて肝心の話の内容や流れについてですが、これはあんまり話すぎるとネタバレになって営業妨害になってしまうので主観で簡単にご説明します。
怪獣の死体処理を
【高校の昼休み】
×
【日本人が考えたアメリカンジョーク】
×
【ウケるだろうと用意した鉄板パーツ】
×
【中学生数人】
でデコレートしました。
話の中身的にこんな感じですね。
そこに決定的に空気の間を間違えた裁量で味付けした感じです。
まあ例えると
【BGM消して思いっきり「面白いでしょ?」って顔して突っ込んでくる空気読めないtri◯k】
みたいな感じです。わかりにくい?うざいやつが話かけてくる感じだよ。
・内容?
中身はまあタイトル通りです。ここに偽りはなかった。
ただあらゆる事象に意味がない。
中途半端にウケる要素だけを盛り込みすぎた結果意味と意味がつながらず1カットずつの刹那的な完結が続けられているような感じでした。
みんなメイドインワリオってやったことある?ミニゲームいっぱいのやつ
あのミニゲームの中で出てくるキャラとかゲーム内容についてのバックボーン考えながらやりますか?
「なんでこのゾウはこんなに並んでトランペットを演奏しなきゃいけないんだろう」
「このレスラーは音に合わせてポージングしなきゃいけない深い意味があるのかな?」
そうは考えて遊ばないですよね?
そんな感じです。
雰囲気と流れだけで脳死で見たら楽しめます
あとBGMは良いので後半すごいことじゃなくても音楽で引き込まれる部分はあります。
・ちくちく言葉
演技も良い。脳死でみたら楽しめる。BGMもいい。
これだけだと一般的な映画だとしたら割と普通くらいですね?
ただ個人的にどうしても引っかかる部分がありました。
【意味のわからないウケ狙い】と【中学生くらいが喜ぶ下ネタ】です。
いやあこれがきつい。一番きつかった。
みんなオヤジギャグのつまんないのドヤ顔で言われてムカついたことは?
真面目な話してる時に空気の読めないやつが茶化してきて変な空気になったことは?
「セックスピストルズ」「セックスだって〜〜www」みたいななんでも下ネタにつなげる中学生男子を鬱陶しく思ったことは?(これは私だわごめん)
そうこの映画を一番良くない状態にしてるのはこれです。
かまってもらいたがりで鬱陶しいガキが真面目なシーンであえて気を引くために下ネタとウケ狙いをして場をしらけさせる
こんな雰囲気がちょくちょく挟まれます。これはもうね。うん。うーん
やっぱりね。映画っていうのはある種の雰囲気や話の流れのためにそこそこ真面目なシーンとギャグシーンとかでメリハリつけるんですよ
流石にコメディ映画だとしてもCMレベルで空気読めないのぶち込まれたら気圧差で台風産まれるわ
・終わりに
クソ映画ではない
これだけは言える。楽しい部分もある。意味があんまりないだけ。
とりあえずここまで書き殴ってしまった。稚拙な文章ですまない。
最後に言わせてもらうと演者さんたちやCGなど映画を作る上で尽力してきてくれた方々は全然悪くない。誰も悪くないんだ。映像美としては綺麗だったし引き込まれる部分も多々あった。
だけど流石にねるねるねるねの粉が100番まであるのは多すぎるって話。出来上がりバケツのドブみたいになっちゃうよ。
でも個人的には見逃し部分もあるかもだからまた行く可能性があるかも
個人的な感想だからな!気になったらみんなちゃんと観に行くんだぞ!興行収入に貢献しろよな!
おしり
(上映中ずっと来週の鬼滅の刃について考えてたなんて言えない)
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