言葉は、チームの生産性を上げられるか?
皆さん、こんにちは。
金融マーケッター の石本です。
忖度なき言葉が持つ計り知れない力を信じて、このノートを書いています。
今回のテーマは、『チームの生産性』です。
チームの生産性が下がる瞬間は、どんな時だろうか。
例えば、
・目的が不明確な時
・戦略が不在な時
・目的がずれている時
・忖度している時
・忖度している時
・忖度している時
など、様々な場面が考えられます。
ここでは、2つの場合を想定してみましょう。
①リーダーが忖度している時
『本来やるべきことは、こうです。』と自らの言葉で提言を行い、しっかりと握れれば、本来、無駄な仕事は生まれず、成果が出て好循環になるのです。
しかし、この場合は、本来の会社のために建てられた戦略だったはずのものが、いつしかどなたかのご機嫌伺い戦術が出来上がります。
短期的に仕事をしているように見えるし、忖度対象から一定の評価を受けるかもしれないが、会社・ブランドのためには、1ミリも貢献していないので、成果も上がらなければ、能力も向上しない。
そして、大抵の場合、有効な施策ではないので、ひっくり返り企画のし直しとなる。
そうすると、単純計算で仕事量が2倍になる。
さらに、一つの施策を決める場合、複数案を提示することが余儀なくされるので、無駄な作業が指数関数的に増えていく。
それが無くなれば、必要な仕事に集中できるに違いない。
②リーダーが忖度されている時
先ほどの逆の目線で見てみよう。
部活が上司に忖度する場合、指示に違和感があったとしてもそこで、正しいと思う意見という『言葉』を言えなければ、その時点で無駄な仕事、決定だ、
その根底にあるのは、
上司に怒られるのが嫌だ、
分かってないやつと思われたくない
という保身やプライドだ。
そんな邪念とともに生まれる忖度により、ピントのズレた企画の葬列が生み出される。
本来、企画の構成案の段階で、方向性を握っていれば、ピントの合った企画が、いくつも出せるのに。
繰り返しになるが、気をつけなければならないのは、自身の忖度の裏にある保身とプライドだ。
そのことに気づき、自分の歪みを認識し、しっかりと自分の『言葉』を伝えることができれば、チームの生産性は劇的に向上すること、間違いない。
※ここでいう忖度は、迎合付き忖度という、悪しき意味合いで活用しています。
本来は、他人の心を推し量ること、という素敵な言葉です。