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売切れ続出、宮島礼史個展で買った『漫画家原画から作るアクリルスタンド』は、出版社と漫画家を救うキャラグッズの革命かもしれないという話
表参道で、『彼女、お借りします』『紫雲寺家の子供たち』などのヒット作で知られる宮島礼史先生の個展が9月4日まで開催されている。原画展示やコメント、ファンノートなどの企画も素晴らしかったのだが、ここで売られていた、原画から作ったアクリルスタンドがとてもインパクトがあった。これはもしかして、キャラクターグッズに革命を起こすのではないかと思ったほどだ。
アクリルスタンド、アクスタと呼ばれる絵のスタンドは、キャラグッズとして以前から人気がある最もポピュラーなものだ。しかし今回のアクスタは、漫画の扉絵の白黒絵を、文字入りでアクリルスタンドにしている。これがとてもいいのである。まず第一に、原作者の絵が生きている。アニメのアクスタはアニメスタッフが描いているが、これは原作者の繊細なペンタッチがそのまま生きている。そして色。アニメのカラーの方がよくない?と思いがちだが、モノトーンであることで逆に文房具とともに机の上に置ける落ち着いたトーンになっている。そして不思議なことだが、カラーでなくモノクロであることで逆に周囲の風景の色によくなじむのである。
アクスタ写真、という文化がある。アクリルスタンドを現実の風景の中に置いて写真を撮り、ネットにアップする文化だ。このアクスタ写真に、今回の原画アクリルスタンドはとてもよく似合う。
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— pixiv WAEN GALLERY (@pixivwaen) August 29, 2024
宮島礼吏(@Miyajimareiji)
個展「0(ラブ)」
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\\💗💗再再入荷情報💗💗//
大好評につき会場にて完売しておりました、… pic.twitter.com/x4Tn0ZCvXR
実際、この原画アクリルスタンドはめちゃくちゃ売れており、開幕から2日でソールドアウトしたあとに再入荷と完売を繰り返している。
飛ぶ様に売れてるみたい。 https://t.co/roDZnuNI5b
— 宮島礼吏 Reiji Miyajima (@Miyajimareiji) August 21, 2024
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そしてこの「漫画原稿からのグッズ化」は、出版社や漫画家にとっても大きなブレイクスルーになりうるのではないかと思う。「アニメ化でグッズ収入が入ってやっと漫画家の生活が安定する」というのはよく言われる。しかし昨今のアニメブームで、アニメは大渋滞た。人気作品の二期ですら順番待ちなのに、新作のアニメ化は競争率が高い。しかし、出版社が漫画家の原稿からグッズを起こし、それを売ることができれば漫画家を助けることができるのではないかと思う。
個展は9月4日、本日が最終日である。表参道の個展会場で買うこともできるが、9月4日の23時まで受注販売で通販することもできる。