#6 「募集要項」と「ミッション」の見方のまとめ
「いつ」「だれが」「どうやって作ったか」、これが募集要項やミッション(活動内容)を見る時のポイントでしたね。その背景も分かりましたね。そして、ミッションを「だれと」「どこで」するのか、もポイントでしたね。
このような視点で見ると、「地域おこし協力隊」として活動する際の登場人物や場面、背景が見えてくると思います。具体的にイメージできないところは聞けばよい、ということになります。さらに、このような状況に「(それぞれの思う)地域おこし協力隊」像、が加わります(#1.2参照)。
私は、着任してから、募集要項に書かれてある内容の詳しい版『活動指標』をもらったのですが、すっかりそれは、受け入れ団体も地域の人も理解している(まではいかなくても知っている、見たことある、説明受けたよね)だろうと勝手に思い込んでしまいました。そして、それをもとに、ロードマップを作りました。(ロードマップの話もゆくゆくするとして)私は、任期が間もなく終わる今の今までも、この『活動指標』を大前提に動いてきました。
今なら、『活動指標』を渡されたときに、こう言います。
「これは、いつ誰が作ったんですか」
「どうやってこれができたんですか」
「これを知っている人って誰ですか」etc
(※聞き方は各自工夫しましょう)
そして、その『活動指標』について、関係者全員と読み合わせ、理想を言えば、そこから私にどんな活動が期待されるかなどを話す場、を作るべきでした。
がしかし、私はその『活動指標』を見て、「(私の思う)地域おこし協力隊」像を通して、『活動指標』に沿っている(と私が思った)取り組みを挙げ、それをロードマップに反映させ、「こんなの考えましたけどぉ!(じゃーん)」の勢いで、協力隊活動のスタートを切りました。
そこから、山あり谷ありの協力隊珍道中を走ってきました。
現時点での率直な感想は「は、走り切った・・・かな!」です。
さて、今まで募集要項やミッションのポイントを扱ってきました。
あなたがその地域で協力隊として活動する際の、登場人物、場面、背景が少しは見えてきたでしょうか。また、現役協力隊の方、OBOGの方、役所関係の方、協力隊と関わっている地域の方であれば、色々思うところがありますでしょうか。何だかむくむく自分の考えを言いたくなってきたぞ!という方はコメントお待ちしております。
次回からは、地域の成り立ち、協力隊の立ち位置などについて、具体的に触れていきたいと思います。ここを知っているだけでも、協力隊としての動きがスムーズにいきます。事前に知っていると、心の準備もばっちりです!また、もしも協力隊になったらシュミレーションにも役立つと思います。
まあ、私はよくもこの年まで(どの年かはさておき)、日本を知らなかったもんだな~と実感しました。100%日本人ですがね。