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#15 協力隊の住居事情

現役協力隊、協力隊OBOGの皆様、どこに住んでいますか?どこに住んでいましたか?もちろん、着任した自治体に住所(住民票)がなければならないので、その自治体の地域内のどこ、ということですが。

この協力隊の住む場所も、ミッション(活動内容)や、雇用または契約状況で変わってくると思います。まず、どうやって家を探すか、ですが、次のようなパターンが多いのではないでしょうか。

・すでに自治体が借上げている住居がある
・自治体が紹介してくれる住居がある
・自分で探す
・地域の人が探してくれる
・空き家バンク(ちゃんと住めるレベルの)
・実家(Uターン協力隊の場合)etc

この他のパターンもあるかもしれませんが、
ここでのポイントは、不動産屋さんを通すか、通さないか、です。

実家以外に住むのであれば、
「え?家って不動産屋さん通すもんじゃないの?」と思われますよね。
そう、普通は通しますが、通さずに当事者同士で『土地建物賃貸借契約書』というものを交わして、その住宅に住むこともできます。

私の場合、家の貸主と借主の私とで『土地建物賃貸借契約書』を交わして、担当地域内の空き家に住むことにしました。

先に結論を言っておきますと、あまりお勧めしません。※個人の感想です。

「そりゃ、そーだろうね」と思われた方、3年前に言ってくだされば…。

どうしてそうなったかというと、私は自分の担当地域に住みたかったのです。そして、私の担当地域内には、アパートやマンションはなく、空き家をあたって大家さんと交渉していかなければならない状態だったのです。

それで、いわゆる一般の不動産屋さんが扱う賃貸物件ではなく、受け入れ団体の方が探してくださった空き家に、家の貸主と借主の私とで『土地建物賃貸借契約書』を交わして住むことになったのです。

それこそ、私が協力隊になって求めるものの一つに、「こんな家に住みたいなぁ」があったからです。

私の着任した自治体、地方とはいえ、駅近に住むと、「フツー」です。もちろん、東京や大阪のような大大繁華街なんてものはありません。ですが、私は3大都市圏の出身ではないので、私の地元の駅近のエリアでも「フツー」の閑散とした所はたくさんあります。歩いてコンビニに行けたら超ラッキーぐらいな。

私には、せっかく協力隊になって、「こんな家に住みたいなぁ」があるのに、地元でもできるような「フツー」の家に住んでもおもしろくない、という考えがあったのです。

まあ、良くも悪くも、この冒険心が私の物語を創ってきたんですが、
不動産屋さんを通さずに、当事者同士で『土地建物賃貸借契約書』というものを交わして住むのは、あまりお勧めしません。※個人の感想です。

しかも、私の場合、この『土地建物賃貸借契約書』、自分で作りました。自治体にこの件を相談した時、過去に一つだけ同じ例があり、その時使ったひな形があるから、ということで、そのひな形をもらい、自分で作りました。

今振り返ると、ハネムーン期の冒険心は最強だったなぁと思います。
(ハネムーン期については#13参照)

そして、任期満了がもうすぐな今、その家にまだ住んでいるかって?

いいえ、引っ越しました!
駅近の「フツー」のアパートに!
ぉおいっ!
協力隊の住居事情、後半へつづくっ!






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