再会

何年ぶりかに
いきなり電話をして
いきなり、私壊れちゃったんだ
と打ち明けた。

今思えば久しぶり、元気だった?とか
あの時ごめんねとか
もう少しあったであろう。
ただ余裕があまりになかった。

そっか。と言われた。
だから会いたいんだよね。

わかった。何分後?

話は早かった。
あまりに早かったことで
何も言わないでも、受け止めてくれる
この人は運命の人かもしれないと
少し思った。

会ってすぐ
私壊れちゃったの。
でも私元気になりたいの。
どうしたらいい?
とだけ言った。

よく、ここまで来たなと言ってくれたら
私は今まで誰にも言えなかったことを
全部吐き出した。
殴られたことが苦しかった
私はなんも頑張らないでも
愛されていると感じたかった。
生きてるだけで価値があるって
思いたかった。
誰かに抱きしめられたかった。
ずっと寂しかった。
誰かと本音で話してみたかった。
私がそーゆー思いがあることに
誰かに気づいて欲しかった。
と止まらない叫びに近いものを
訴えた。

気づいてたよ。
俺は今君に何が出来るだろうと
考えている。君が立ち直ること
それより大事なことが
ないような気がする。

その言葉に安心し毎日話しをし
頼るようになっていった。
それでも毎日苦しくてたまらない孤独感が
襲ってくることに当時は耐えられなくなっていた。
誰かといても、1人でいても、どこにいても
とにかく孤独感が半端なかった。

そこで彼にお願いをした。



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