【#リモ婚】コロナで結婚式が延期になったので、オンライン結婚式0.5次会開催してみた
こんにちは。プリズムテック・コミュニティサポーターの763(なるみ)です。
今回は、お仕事ではなく、個人的に企画したイベントについてまとめてみます。ふつうのイベントではなく、「オンライン結婚式0.5次会」を企画・開催してみました!
5/4に開催された #ひまスナ では、『自分たちで企画して司会進行・運営までやってしまうなんて、すごいよ…!』という声をいただき、これは普段プリズムテックでいろんなイベントの企画・運営・実行にかかわらさせていただき、運営やコミュニティの皆さんと反省を繰り返していく中での学びがあったからこそ、できたのだなあ~としみじみと感じました。
というわけで、これからREMOを使ってイベントをしようとおもっている方、結婚式が延期・中止・開催めどが立たなくなってしまった方でオンラインでやることを検討している方に、少しでも参考になればと思います。
新型コロナウイルスの影響によって変化した結婚式事情
結婚式関連事業を行っている「ハナユメ」の記事によると、5月挙式の方は「決行する」がわずか5.9%、「延期した」「キャンセルした」を合わせると約8割。当日を楽しみにいろいろなことをやってきた準備期間もむなしく、ほとんどのカップルが日程変更・キャンセルを余儀なくされている状況です。
また、こちらの記事によれば、「オンラインでブライダルフェアに参加したい」という需要もあるよう💡
出かけられないながらに、結婚式の準備を進めたいカップルはたくさんいる状況ですよね。
⇩最新記事はこちら
出典元:ハナユメ結婚式準備ガイド
また、オンラインで結婚式を行うサービスもいくつか出てきているみたいです。
#リモ婚 を計画した経緯
もともと2020年4月18日(土)に予定していた結婚式。わたしたちが結婚式の延期を決めたのは、3月30日(月)のことでした。結婚式まで1か月切っているなか、準備を進めていたわたしたちにとっては、『4月18日』という日付はとても大切なものになっていました。
延期を決め、緊急事態宣言をうけ、4月18日をどう過ごすか?について、話し合いをしました。外出もできない、おいしいごはんを頼んでも食べるのはおうちで二人きり、なんだか切ないなあ…というわけで、『オンラインでやろうよ!!』と思い至ったのでした。
ツールにREMOを選んだ理由
結婚式0.5次会ということで、ただのテレビ通話とは少し違います。また、セミナーをウェブで行うウェビナー形式だと主催者の独壇場になってしまいます。
「結婚式っぽく、主催者(司会のイメージ)が場をコントロールしているけれど、各テーブルでワイワイ盛り上がったり、新郎新婦とコミュニケーションをとれるのに適するツールは…?」
と考えたときに、
・テーブルごとで会話ができる
・主催者のみが使える権限がある(ステージで話す、会場アナウンスを送る、カウントダウンツールを使う)
・UIが会場っぽい!!!
という特徴に惹かれて、REMOを選択しました。
REMOについてはこちらのnoteがとても参考になるので、ぜひご参照ください。
準備編:REMOというツールを知らないことを前提に
(1)下準備:コンテンツと招待文
まずは、形から作って告知できるように、というわけではじめにコンテンツから作りました。
「これ何の時間?(笑)」ってならないように、が個人的なわたしの目標。
知らない人同士が一緒のテーブルになることもあると思うので、自由度は低めに、時間もタイトに設定し、気まずい思いをする人がいないように配慮した結果、各テーブルで答えを一つに決めてもらう<クイズ大会>をメインコンテンツにおきました。
また、私自身オンラインツールでの打ち合わせの際に、「あっビデオオンのMTGなのか、油断していた😲」とビックリすることが多々あったので、はじめから<ドレスコード>と題して、顔出しを推奨すること・参加型のイベントであることはお伝えし、イメージとのずれがないように配慮しました。
以下、招待文を引用して置いておきます。
【結婚式延期なので】オンラインで結婚パーティー0.5次会します💐
日時:4/18(土) 15:00~16:00(14:30から入室OK!)
参加対象者:ふたりのことをお祝いしてくれる気持ちのある方
会場:オンライン会場(REMOというツールを用います)
タイムテーブル:
15:00~15:10 新郎新婦ご挨拶と趣旨・使い方説明
15:10~15:20 新郎新婦自己紹介コーナー
15:20~15:30 何でも聞いちゃおう!インタビューコーナーQ&A
15:30~15:45 テーブルで協力してね♡クイズ大会
15:45〜 閉会の挨拶
16:00~ 会場開放しておりますので、適当にしゃべっていてもOKです。
新郎新婦は1時間ほど居残りする予定です☺
(希望があればオンライン人狼始めます🐺)
ご祝儀:
参加費はナシ!
楽しかった人、「これで結婚生活楽しめよ!」と思ってくれる人からの投げ銭は、こちらから😍
PAYPAY:URL
KYASH:URL
*その他決済をご希望の方はお申し出ください。大体対応できると思います
ドレスコード:
顔出し(ビデオオン)はなるべくしてもらえると嬉しいです☺
はじめはビデオオフで、あとでノってきたらオンでも大丈夫!
その際はご自身のお顔の写真orご自分の手書き自画像イラストをプロフィールに設定ください♡
(1)下準備:動画とタイムテーブル
まずは、会場っぽいレイアウトをもつという利点を活かし、普段なら使ったことのない機能も使ってみることに。
画面上部ステージの左側には「Youtubeの動画」を設定することができます。まずは、ここの動画を前撮り写真のスライドショーに。写真をつなげるだけの簡単な動画をYoutubeにアップロードし、限定公開の設定にしてURLを取得し、貼り付けました。
画面上部ステージの右側には自由にテキストを入れておくことができます。こちらには、招待文より、タイムテーブルを入れておきました。
また、左下には「見守りテーブル」というテーブルを設けました。いわゆるROM専(興味があって見に来たけど、あまり積極的に参加したくありませんor様子見です)の席です。意思表示ができたほうがいいかなと思いテーブル名をひとつだけ変更しておきました☺
(1)下準備:投影スライド
リハや練習・前例がない方で、主催も参加者も「今何をやっているのか」をわかりやすくしたかったので、あらかじめスライドを作成しておきました。しゃべることはなるべくスライドに含めておくようにしました。
REMOは画面共有もできます◎
これ後日談ですが、「本当にあってよかった…😢」
テンぱったりドキドキしてしまったりする中で指標があって、助かりました…。また、音声トラブルや通信不良の方も中にはいたみたいで、そんな中でこちらはバンバン進めちゃっていたので、スライドが現在地を示してくれる存在になっていたのではとも思っています。
(4)下準備:機材とセッティング
まず、かわいくお化粧をします。髪を巻いて、まとめます。ウェディングドレスっぽい白いお洋服を着ます。そして、本来であれば当日ウェルカムスペースを飾っている予定だったバルーンを背景となる壁に貼ります。
(マステで貼ったら本番中ぽろぽろ落ちてきて、最後ハートひとつだけになってちょっとウケたのでよかったです。)
機材に関しては、スライド共有もあるため、パソコンで配信しました。段ボールを重ねて高さを調整しました。開始30分前から準備はじめたら意外と大変だったので、これも記述しておきます(笑)
本番編:REMOを使ったことがない、を前提に!
(1)開始前:30分前にオープン・待機
招待文にも30分前から会場はオープンすることを明記し、わたしたちも30分前から皆さんを待ちました。
REMOの使い方がわからず早めに入ってくださる方、話したくて入ってくださる方がいて、30分あっという間でした!
ツールに不安のある方は早めに来ていただけるようアナウンスをする、これやってよかったなと思いました☺
(2)本番スタート:REMOの説明を丁寧に
リモートワークが進む中で、オンライン通話・会議はしたことがあっても、REMOを触ったことのない方は多いはず。はじめてのツールなのに、わざわざ参加してくれているのだから、快適な思いをしてもらいたい!ということで、自己紹介などもそこそこに、冒頭にツールの説明を入れました。
特にプレゼントモードとテーブルモードは今回のイベントのカギになるので、自己紹介タイムを兼ねて、練習をはさみました。
※ちなみにプレゼントモードとテーブルモードは正式名称ではなく、便宜上そう呼ぶことにして進めました。
(3)メインコンテンツ:はじめはチャットで、後半はテーブルで
新郎新婦自己紹介とQ&Aは、プレゼントモードで行いました。主催者のみカメラとビデオオン、参加者の方はチャットで話すモードです。
チャットはやっぱり発言量にかたよりはあったものの、「88888」「おめでとう!」などの反応はみんなしてくれて、とても嬉しかったです😢
自己紹介やQ&Aに興味がない方も聞いてもらえるように、「聞かないと次のクイズ不利かもよ💗」というのはあらかじめにおわせておきました(笑)
クイズ大会では、全部で3問用意。問題を読み上げ、各テーブルモードに解散して考えてもらいます。その間わたしたちも各テーブルを回って「おお、考えてる~!」などなどと冷やかしたり(笑)
やっている途中で「これ設問忘れちゃうのでは!?」と気づいて、アナウンス機能を使って全体に再度選択肢を送ったり、「あと30秒です~!」と送ったり。
バタバタでしたが、皆さん楽しんでくれた様子でほっとしました☺
(4)締め:最後に挨拶と記念撮影
REMOは全員大集合が一定以上の人数だとできません!!!
というわけで、集合写真がとれないということが一番のネック。
お礼の言葉と、今日の感謝をお伝えした後に、各テーブルに回ることを強調して、テーブルごとにお礼と集合写真を撮る時間をいただきました。
皆さんと話せて本当に良かった…!!!
(4)反省:REMO取り扱い注意点
・音声がハウってしまう方がいた
→スピーカーにしているとハウることも?zoomなどよりは質はよくないのかもしれないことを前提に、「イヤホン推奨」の案内があるとより丁寧だったのかなと思いました。
・プレゼントモード中も乱入可能
→REMOはホスト側がステージに人をあげることが可能なのですが、見ている側もステージをクリックすると乱入できちゃうようで、数回ありました(笑)制御はできない?私たちが知らなかっただけなのかも?
・会場に居残れる
→経験則で申し訳ないのですが、時間を設定していてもブチッと切れることはREMOはない気がします…?ホスト側が全員がいなくなるまでいるのは大変。今回はタイムテーブルが詰まっていたのであまり話せないかと思い、お尻の時間は設定していませんでしたが、会によっては、解散のアナウンスは必要だと思います。
(5)留意点
・プライバシーは守る
今回は特に事前に皆さんに合意をとっていなかったので、ハッシュタグは設けたものの、スクリーンショットや写真をシェアする際は「参加者の皆さんの顔や本名は出ないように」という配慮のお願いをしました。
・途中から入ってきた方のケア
テーブルモードの際に、一人テーブルのところに案内に行く、途中から入ってきた方がいるテーブルに行って流れを簡単に説明するなどは心がけていました!
やってみて気づいたオンライン結婚式のよさ
まずは、今回自分たちですべてハンドメイドで作ってみて、一番に感じたことは、「やってよかった…!」ということでした。
もともと、当初の結婚式の招待状もWEB招待状サービスを使うなど、「略式になってしまうかもしれないけれど、取り入れて新郎新婦側もご招待客さま側も、便利ならば使いたいよね」ということに関しては、前向きに取り入れていっていたわたしたち。
「お祝いはなるべく直接」といいますが、会えない方からのギフトや、オンラインでのメッセージは、とても嬉しいものでした。どんな形でも、何をいただいても、たった一言の「おめでとう」でも、本当に気持ちがありがたくて本当に幸せで、会えるか会えないかなんて関係ないのではと、思っておりました。
そして、オンラインでの結婚式0.5次会の開催。皆さんからのお祝いの気持ちをシャワーのように全身に浴びて、結婚式の高揚感・幸福感を心から楽しむことができました。
当日オンタイムで参加できなかった方も、はじめだけ/おわったあとにREMO会場に顔を出してくれたり、ご祝儀(招待文に書いていたPayPay、Kyash)を送ってくださったり、メッセージをくださったり…。
「結婚したぞ~!!!幸せ~~~~!!」という感じがかなり強かったです。
コロナの状況下にかかわらず、事情があって結婚式を挙げない選択をした方や、家族婚にした方などなど、「オンライン結婚式」という選択肢は、これからもっと広がっていくのでは!と思いました。
特に、結婚式当日は人数と場所に制約があるので、旦那の元職場の先輩がイギリスから参加してくださったり、わたしの関西に住んでいる大学時代の先輩が参加してくださったり、式ではご招待できなかった方々に祝ってもらえたりと、オンラインだからこその醍醐味もばっちりと感じられました。
おまけ:オンライン結婚式0.5次会の落とし穴…?
こんなに幸せな気持ちになり、たくさん祝っていただいたわたしたちですが、延期後の結婚式は来春2021年3月に予定しています。
本人たちは、今回のオンライン結婚式0.5次会が終わった後、「疲れた~~~」「楽しかった~~~」を連呼、達成感と疲労感に包まれながらちょっとリッチなUberEatsを注文し、寝落ち&爆睡。それまで毎週のように結婚式準備をしていたわたしは、今はまっっったく来春の結婚式のことについて考えていません(笑)
また、「おめでとう~!」とオンライン結婚式0.5次会でたくさん言っていただき、お祝いもいただいた身にとって、「来春もまたおめでとう~!って拍手してもらうの!?何回祝ってもらえるの!?大丈夫かな…」と、欲張りすぎやしないかと震えております(笑)
2019年7月に入籍し、同月式場を決定しおさえたわたしたちにとっては、新郎新婦と呼ばれ始めてもうそろそろ1年が経とうとしています。
新郎新婦…?新…?🤔と思いつつ、これからも皆さんからいただいたひとつひとつのお祝いの気持ちを胸に仲良く暮らしていきます💐
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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