コミュニティを仕事に、プリズムテックの取り組みとこれから―代表インタビュー<前半>
こんにちは。
プリズムテックのコミュニティサポーターの763(なるみ)です。
プリズムテックという会社を紹介できる記事があればいいなあという思いでいたところ、ちょうど先日、プリズムテック代表であるかずはさんがこんなnoteを公開されました。
プリズムテックができるまでのストーリーと、起業家としての思いが、かずはさんのnoteにびっしりと書かれています。
プリズムテックとはどんな会社なのか、何をやっているのか、そして、何をやっていきたいのか。改めて、深堀りしたいと感じました。
というわけで!
プリズムテックでコミュニティサポーターとして働いているわたしが、プリズムテック代表かずはさんにインタビューしてみました!
小倉一葉 プリズムテック代表(コミュニティ立ち上げ・SNS運用・新規事業開拓支援)
平成2年生まれ 秋田県出身 2012年にお茶の水女子大学物理学科卒業後、日本マイクロソフト株式会社に入社。パートナー担当SEの経験を経て、2016年にクラウド新規事業開拓を担当。2018年にプリズムテックを創業。コミュニティ立ち上げ、コミュニティマネージャー支援事業、B2B企業を対象としたSNS運用・新規事業開拓支援を実施。また、2017 ミス日本酒 秋田代表の経験を活かしMC・司会を担当。
【プリズムテックという会社に込めた思い】
―「コミュニティは企業のPRにもなるし、ビジネスに弾みをつけられる。それを実現出来る会社でありたい」という思いでプリズムテックを創業されたのですよね。コミュニティマーケティング事業を始めたきっかけはなんだったのでしょう。
かずはさん:
もともと新卒で入った会社では、パートナー企業様向けの製品技術営業をしていました。そこでは(当時は)直販をしていなかったので、「製品を代理販売していただくパートナー企業の担当者様に企業や製品のファンになってもらうこと」が重要なミッションでした。そして、その先にいるお客様に広めてもらい販売につなげていただく業務です。
新卒から6年やっていて。わたし自身、そのプロダクトが好きで入社したんです。結構真面目に、そのプロダクトのおかげで、人生が変わったと思っているので。そんな会社で仕事が出来て、幸せでした。
「この製品に救われた」「この機能で課題を解決できた」
満足していただいたお客様からいただくこの言葉が何より嬉しかった。元々ハマったらそればかり、夢中になりやすい性格なので、同じ思いを持ってくれるお客様に出逢えたこと自体も原動力になりました。
そんなユーザー(=ファン)の活用事例を作って発信出来ることが、コミュニティの醍醐味だと思っています。
当時はコミュニティという言葉を使わず、セミナー形式のユーザー会の形で実現していました。
新卒の頃の仕事は根っこになるものなのですね。
その頃無我夢中で取り組んだ、『製品のファンをどんどん増やしていく』部分が、今のコミュニティ事業のコアになっています。
―ビジネスの文脈でも、コミュニティって最近よく耳にしますよね。
かずはさん:
今って、個人・個が着目されている時代ですよね。
副業・パラレルワーカー・イントレプレナー…。
製品がクラウド化・サービス化してきた背景もあり、ユーザーからフィードバックをもらいながらプロダクトやサービスに反映させていく・ユーザーと共に作っていく「共創の時代」になってきた体感があります。だから、コミュニティが大事にされるのでしょうね。
エンゲージメントを高めるためのマーケティング施策は色々ありますが、コミュニティ企画・運営においては、コミュニティ貢献者の一人ひとりにスポットライトを当てるのが重要だと考えています。
―プリズムテックのビジョンとミッションに込めた思いを教えて下さい。
プリズムテックのビジョン&ミッション
かずはさん:
今いる場所(コミュニティ)で自己実現をしてもらいたいと考えています。
コミュニティリーダーの方に、「コミュニティ活動が、プレゼン・実践・アウトプットの機会につながる。社内の固定された組織の中ではできなかった役割が、コミュニティで(疑似)体験できる。自分の違う面をもっと磨くことができるように思う。」と言っていただいた時は、とても嬉しかった。それを体験していただきたくて、コミュニティを設計していたので。
コミュニティでは、メンバーがやりたいことを発言出来る雰囲気と、それに対してNOと言わず尊重する文化が大事。仲間がやりたいことをサポートする姿勢、そんな誰かのためにgiveすることで輪がまわっていきます。
コミュニティの文化醸成を大事に、事業をしていきたいと考えています。
あなたの『もっと』を源に、の"あなた"は3者を指していて。
クライアントさんにとって、コミュニティメンバーさんたちにとって、そして、プリズムテックで働くメンバーたちにとっての『もっと』の源になる会社でありたい、そんな思いを表わしています。
クライアントさんの「もっと=挑戦したい」思いや要望を形にしていくことによって、プリズムテックのメンバー自身も成長していきたいのです。
プリズムテックホームページより引用
―プリズムテックの掲げるバリューは3つ。まずは、「夢を表わす」からその思いをお聞かせください。
かずはさん:
『5年後・10年後どうなって居たい?』って、新卒の頃、キャリアメンタリングでよく聞いていただいていました。その機会がとても有難かった半面、現在は、変化が激しく長期的な目標が立てづらい・VUCA時代。中でもテクノロジーを活用する業界は新陳代謝がめちゃくちゃ良い。
そんな中で、自分の中の善・理想を持つことが重要だと個人的に思っています。そうしないと、生きていけないから…ってだけかもしれないですけど。でも、善や理想に向かって、日々の小さな夢だったり仕事上で楽しいなと感じることだったり、もっとこうあれたらいいなって理想を、嘘偽りなく口に出来る機会を作っていきたいのです。
―わたしもプリズムテックでそんなふうに小さな夢をもてているなと感じています。
かずはさん:
たとえば、夢があってそれを叶えたいと思い立った時に、それを実現する支援をする様々なサービス(例えばクラファンとか)があるいい時代だけれど、『いきなりクラファンでやろう!』と言っても、実際は難しい。
応援する人が居ないと成り立たないってモデルは、応援してくれる人が心理的、もしくは物理的に身近に居ないといけないから。
小さな夢や目標を「やりたい」と言える場所。
その一言を否定せず、一歩目を踏み出すところから応援するのが、わたしの作っていきたいコミュニティです。
否定やマウンティングはせず、でも建設的なアドバイスを言い合える。
夢を言葉にしたら「いいじゃん!」と返ってくる場所。
こんな風に言うと夢みたいな世界ですけど、実際関わらせていただいているコミュニティは、有難いことにこんな環境ばかりなのですよ。
―「縁を生かす」「絆を育てる」はまさにコミュニティ!という印象のフレーズですね。
かずはさん:
コミュニティに一番重要なことです。縁と絆。
たとえば、LINEWORKSのコミュニティにいる人も、自分自身の大学時代・新卒時代のつながりのひとがいる。
自分自身、空中分解しながら必死に東京で生きてきたけれど、自分がまともに成長していっているとしたら周囲のおかげで、そのひとたちとまだ縁があるのが有難いです。
周囲のひとに縁を返したい、その思いで、LINEWORKSでコミュニティを作っています。<LINE WORKSのコミュニティの詳細は後編で!>
そんなプリズムテックは、このたび1周年を迎えました!
1周年を記念して、きたる1月15日に「プリズムテック、つながるパーティー」を開催いたします。招待制ですが、本記事を読んでプリズムテックにご興味をもたれた方、参加を希望される方は、ぜひご連絡いただければと思います。
~開催概要~
2020年1月15日(水)19:00開場、19:30-21:00
場所:住友不動産六本木グランドタワー36F ウイングアーク1stさま コラボレーションエリア
参加無料、軽食・お飲み物付き
2020年も、プリズムテックをどうぞよろしくお願い申し上げます。
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後半では、コミュニティーマネージャーという仕事についてや、今後のプリズムテックの展望について伺っていきます。
そちらも読んでいただければ幸いです!