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【財務会計】減価償却を理解しよう!/M&Aにおける基礎知識㉜

おかげさまで  ありがとうございます
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こんにちは。税理士でM&Aアドバイザーの
山内新人(やまうちあらと)です。
2度の心停止からの奇跡の復活・8%の男、
2度の心停止を経験したからこそ、伝えられる
ことがある!
企業とその経営者に寄り添い、成長のお役に
立てる様全力を尽くします。そして...企業に
とって最も良い事業承継を提案いたします。
**********************
 あなたは損益計算書(P/L)の「減価償却費」
という項目、しっかりイメージできてますで
しょうか?「なんだか難しそうだな…」と
思われるかもしれませんが、M&Aを進めるに
あたって、これは避けて通れない大切な
会計要素なんです。本日は、会計の知識が
まったくない方にもわかりやすく、ポイントを
押さえてご説明しますね!
 
□■━━━━━━減価償却とは?━━━━━■□
 減価償却とは、資産(建物や機械設備など)
の購入にかかった費用を、使用できる
期間にわたって少しずつ費用として計上して
いく仕組みです。たとえば会社で新しい
機械を購入したとしましょう。
・その機械が1,000万円だったとしても、
通常はその1,000万円すべてを一度に
費用計上(コストとしてP/Lに反映)は
しません。
・代わりに、「使用できる期間が5年」と
見なされたなら、毎年200万円ずつ
費用として落としていく。これがいわゆる
「減価償却」の考え方なんですね。
機械や建物は、購入した瞬間に使い切るわけ
ではなく、長期にわたって会社の利益創出に
貢献してくれる“資源”です。だから、
「長期間お世話になります」という気持ちを
込めてコストをならして計上していくイメージ、
と思っていただければわかりやすいです。
 
□■━━━━━━減価償却の
                     具体的なイメージ例━━━━━■□
 「毎年ちょっとずつ計上する」と言われても
ピンとこない方も多いかもしれません。ここで、
みなさんの日常生活にたとえてみましょう。
◇ イメージ例:車の購入を考えたら…
・たとえば、自分の車を300万円で購入したと
します。
・使い始めの瞬間に一気に“減価”する
わけではなく、5年間乗り続けられると
したら、1年ごとに少しずつ車の価値が
落ちていきますよね。
・もし、車の「耐用年数」を5年と設定
したなら、「1年あたり約60万円分ずつ
価値が下がる」ことになります。
・この下がった価値を会計上で「減価償却費」
として計上する。
車だとまだわかりやすいかもしれません。
これが工場の機械や建物となると、
企業としての資産が長期間にわたって価値を
生み出すため、年々計上される“価値の減少分”
は必ずチェックすべき指標になります。
 
□■━━━━なぜM&Aで
                     減価償却が重要なの?━━━━■□
 M&Aを検討する際、相手企業や自社の実態の
収益力やキャッシュフローを把握するのは
とても重要です。
・減価償却費が大きいと、会計上は大きな
費用が発生しているように見えてしまいます。
・しかし、減価償却費はあくまで“お金が
実際に出ていくわけではない”コストなので、
キャッシュフローへの影響は異なる視点で
捉える必要があります。
・また、資産の古さや耐用年数がどれくらい
残っているかを知ることで、将来どの程度
メンテナンスや買い替えコストがかかるのか
といった予測もしやすくなるんです。
M&Aでは、企業価値の算定を行ううえで、
こうした減価償却や設備投資を含めた
「長期的コスト管理」を見誤らないように
することがカギとなります。
 
□■━━━━━減価償却費を
            理解することのメリット━━━━━■□
1.実際のコスト負担がわかる
・“帳簿上の費用”と“実際のキャッシュ流出”
の違いを正しく理解できることで、資金繰り
などの計画を正確に立てられます。
2.M&A交渉時に有利に働く
・相手企業の減価償却の内訳をきちんと
把握すれば、将来どれだけ追加投資が
必要かがイメージできます。
・実際の企業価値を査定する際に、
減価償却費が果たす役割や将来発生しうる
支出を考慮することで、適正な譲渡価格・
買収価格の決定につながります。
3.正しい決算内容をアピールできる
・M&Aでは「売り手」の場合、減価償却費の
合理的な計上がアピールポイントになります。
・資産をうまく活用しつつ、バランスシートが
健全に保たれている企業だと示せるためです。
 
□■━━━━━減価償却を
                   うまく管理するコツ━━━━━■□
1.定期的な資産の棚卸
・使っていない機械や設備がないか、
耐用年数や使用状況はどうか、をチェック
します。
2.会計・税法の改正や最新情報を常に
キャッチ
・減価償却の制度は法律変更の影響を
受けやすい部分。特に税法上の耐用年数変更
などは大きなインパクトがあります。
3.設備投資計画と連動させる
・新たな設備投資のタイミングや買い替え
サイクルを、減価償却の終了時期と
合わせることで、キャッシュフローの
安定化を図ります。
 
□■━━━━━━まとめ:未来を切り開く
         会計知識を手に入れよう!━━━━━■□
 いかがでしたでしょうか?減価償却は
「ややこしそう…」と思われがちですが、
実際は企業経営の足元を固める大切な
仕組みなのです。とくにM&Aとなれば、
企業の収益や資産価値をしっかり評価する
必須知識。
わかりやすいイメージを持てたら、もう
怖いことはありません!
 
□■━━━━━━━━最後に━━━━━━━■□
 ここでお伝えした内容を押さえておくと、
日々の業務からM&Aの交渉・計画に至るまで、
会計の数字をひもといて明るい未来を描けます。
あなたのビジネスが、そしてこれからの
企業の未来が、より大きく飛躍するための
一歩として、ぜひ減価償却をしっかり味方に
つけてくださいね。
 
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!
あなたのM&Aの成功と、日々のビジネスの発展を
心から応援しています。
 
□■━━━━━━問い合わせ先━━━━━━━■□
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