「の」で始まる、ナイスな語感ベスト5。ノーパンしゃぶしゃぶは怪しさ全開の響き

語感フェチのシンガーソングライター、ナナシナタロウです。

この語感研究所では、僕が普段からストックしている「ナイスな語感」を紹介・考察していきます。
ライフワーク的なやつです。50音順にまったり進めます。

今回は「の」ではじまるナイスな語感。

どれも甲乙つけがたいのでランキングという訳ではないです。
現時点のベスト５です。

ノーパンしゃぶしゃぶ

ノーパンしゃぶしゃぶ。

ノーパンしゃぶしゃぶとは、エンターテインメント・レストランの一種。ミニスカートの下がノーパンの女性店員が接客するしゃぶしゃぶ料理店

Wikipedia

のっけから、扱いが難しいな単語を選出してしまった。
怪しさ全開の響きだ。

若い人からすると、「なんのこと？」の一点張りの可能性もあるだろう。

実際これを書いている僕も、この業態のお店が「本当に実在したのか」すら、よくわかっていない。でもなぜか覚えている。ハッキリと海馬の容量を占有している。

謎の強さを持った語感。

のびのびノンちゃん

のびのびノンちゃん、一年生♫

そんな歌詞のオープニング曲で始まる、小学校低学年向けの番組だ。

このオープンニング曲に出てくる「擬音」が絶妙で、そこまで含めて選出した。

ーー歌詞ーーー
のびのびノンちゃん
一ねんせい

このゆび　とまれ
はらっぱらっぱ

かけっこ　ラララー
とびっこ　パパッパー

かくれんぼは
かくれんぼは　パッパヤパー

おひさま　それみて
わらってゆれた

ペッパラ　ピッパラ
はらっぱらっぱ
ーーーーーー

なんという歌詞だ。文字にしてみるとさらに、インパクトが強い。
かなりサイケで、ハイな匂いを感じる。

日本語としてギリギリ成立して…なくないか？
でも、なぜかこの曲の「擬音」が頭に残るのだ。

ラストの方はもう、完全に語感のノリで楽しんでる感じ。
これぞ語感を最優先した歌詞だろう。

しかし、なにより気になるのは「とびっこ」という遊びをココ以外で聴いたことがないことだ。

海苔巻きせんべい

のりまきせんべー。
なんと心地よい響きだろう。

語感も食感も良い、２度お得な語感だ。

ボリボリというあの音が、頭蓋骨で響くのが好き。

ちなみに漫画、「ドクタースランプ」も好きである。
則巻千兵衛が好き。

ノースカロライナ州

この研究所では定期的に登場する「場所もよくわかってないクセに行ってみたい場所」である。

のーすかろないなしゅー。
うん、やっぱり単純に口が気持ちいい。好きな響きだ。

なにがあるんだろう、ノースカロライナ州。
ほんとうに何も知らない。

響きが良いという理由だけで行ってみたい。

のっぺらぼう

のっぺらぼう。
すごく「のっぺり」して感じるけど「のっぺら」って何！

書いていて気づいたけど、「のっぺり」が、「のっぺら」に変化しているのか。なんでだ！

「のっぺりぼう」ではダメなのか？

「のっぺりぼう」
「のっぺらぼう」

ああ、なるほど「のっぺらぼう」のほうが断然語感が良い。

これは、日本語の「転音」という現象に位置づけられるはずだ。
「あめ」と「かさ」を繋げたら「あまがさ」となるようやつ。

しかし、何故このような変化をするのだろう。たぶん法則ないよな、これ。ちょっと勉強し直さないといけないかもしれない。

だけど、きっとこの「転音」は、語感の良さによる所が大きいはずだ。いつか有識者に相談したい限りだ。

…以上、語感研究所でした。
あなたの好きな「の」で始まる語感も、ぜひコメントで教えて下さい。

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■この文章を書いた人
ナナシナタロウ
31歳から音楽活動を始めた、少しスロースターターなヒト。よい語感が好き。文章書くのも好き。熊本出身、福岡在住の無所属シンガー。LIVEではアコギやエフェクターと弾き語るスタイル。引きこもって創作活動に励む。右利き。