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USBメモリーの転送速度って未だに遅いなとずっと思っていたけど、既に外付けSSDにポジション奪われてた話

USBメモリ、ここのところ全く使ってないなと思っていたのだが、環境の変化によってちょいちょい使うようになってきた。

大体はクラウドで共有すればよいのだが、なんとネットに繋がらない環境で働く場面が稀にある。

そうすると外部ストレージを挿して以下略

USBメモリは大体USB-A端子

我々の想像するUSBメモリは、端子が四角いUSB Type-Aだ。

これ。
規格がUSB 3.1 Gen 1なので、転送速度は理論値5Gbps出る筈だが、実際はそんな事ないので150MB/secも出てれば十分だろうか?

32GB程度なので、1分以内で大体のデータが移動できると考えると十分だ。
しかし。USB Type-A端子でも規格が3.1ならばもっと出ても良い筈だ。

USB Type-Aコネクタは、USB 2.0とUSB 3.0に対応しています。USB 2.0の転送速度は最大480Mbps、USB 3.0の転送速度は5Gbpsとなっています。

うむ。
端子形状に関わらず、それくらいの速度は出るらしい。

何故、USB3.1なのに遅いのか

答えは簡単だ。
ストレージ側にボトルネックがある筈だ。
後述するが、同じフラッシュメモリであるSSDよりも圧倒的に遅い。

USBメモリとSSDの違い

USBメモリと(外付け)SSDは、いずれもフラッシュメモリと呼ばれる記録装置だ。
簡単に言うと、

電源を切ってもデータが消えないメモリ

だ。
電源を切るとデータが消える揮発メモリに対して、これらは不揮発メモリと言う。
自作PCの人が言うメモリは揮発メモリ。
データが保存されない初期のファミコンも揮発メモリ。

どっちも同じではないか。

外付けSSDはどれくらい早いのか?

普通に2,000Mbps(2Gbps)くらい出る。
それでもUSB3.1の理論速度の5Gbpsよりは遅いが、まあまあ近い数値が出るらしい。

なんというか、デカい。
USBメモリと比べると随分デカい。

何故か。

メモリコントローラーが違うのだそうだ

小型化をマストに進化してきたUSBメモリと、高速通信を目的に進化してきたSSDでは、メモリそのものではなく、それを管理するメモリコントローラーなる部品が違う。

確かに補助電源とか使うものもあるし、馬力が違うのだろう。

まとめる

USBメモリも時代に合わせて大容量化が進んでいるが、基本コンセプトが違うので巨大なメモリコントローラーは搭載していない。

外付けSSDは、通信速度を主眼に置いて作られているので基本的に早い。
しかもPCのメインストレージになることが多いので容量も大きい。
2TBなんかの大容量モデルも普通だ。

両者は本来の用途の違いによって目的を異にして進化してきたが、大容量&コンパクトを進めた結果、同じようなポジションになってきた。

昨今の大量のデータを高速にやりとりする用途では外付けSSDの方が向いているし、100GBくらいのデータならオンラインで渡せるのでUSBメモリの優位性が低くなってきた。

結果、USBメモリよりも外付けSSDの方が重点的に進化が進み、多少デカくても高性能なSSDがコンパクト化してきてUSBメモリのポジションを奪っている状態。

以上だ。
ゲーム用途にも外付けSSDを使うようになったので、両者の溝は広がるばかりなのだろう。

SSD買うかな…

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