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開けまして180℃オーブン

180℃で◯◯分。おやつ作りにおいて耳にタコができるほど聞いたり見たりしてきた言葉である。あ、noteのみなさまがた。遅ればせながら明けましておめでとうございます。今年もみちことみっちーことみっちゃんを、どうぞよろしくお願いします。


そもそもなぜ180℃なのか

先ほどの独り言を少し掘らせていただきたい。おそらくメイラード反応の類が理由だろうと調べてみたのだが、ふむ、カラメル化が165℃付近でメイラード反応が180℃から、ということらしい。知らんけど。

乾燥し過ぎず、かといって焦げ過ぎず、表面が程よく焼けて中にも火が通る、それが180℃付近ということなのだろう。


明けまして

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明けまして元旦からバターを取り出す。暖房の前で常温に戻すのが冬って感じ。初心に戻り、ルスルスの一番最初のページにあるプレーンクッキーのレシピで作ろう。おやつ初めはみんな大好きクッキーで決まりだ。

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アーモンドプードル配合の生地が好き。ほろっと感が出るよね。プレーン味を作って、味をここから分岐させて行く。粉を入れる前に二手に分かれるのだ。

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プレーンとココアを半々にし、プレーンはさらに白胡麻も作って3種類。冷蔵庫で少しおやすみさせとこ。さて、この間が暇なんでもう一品行きましょう。


縁起が良さそうという理由で

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貝料理っておせちにはないな。けどまあひな祭りには貝合わせつってはまぐり食べるしたぶん縁起物のはず。そんな正月にふさわしいおやつ、マドレーヌを焼こう。

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レモンなかったのでほうじ茶マドレーヌにした。ほうじ茶パウダーと茶葉をテキトーに入れてそれっぽい色にする。

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マドレーヌの生地は型の8分目まで。ここテストに出るぞ。180℃で15分。

焼成

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程よい焼き色。やはり8分目でちょうど良い。ベーキングパウダーちょっぴり少なめにしたらおへそ少なめに焼けた。

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この型、なーんか知らんが貝の模様の部分がいつも焼き色薄いのよ。焼き時間かと思ったけど長めにしてもここだけ薄い。型の特性なのかしら。

はい、ちゅーことでマドレーヌ完成。次行こ。


楽しい型抜きターイム!

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マドレーヌを焼いてる間に落ち着いた生地を取り出し、楽しい型抜きターイムとか言ったものの、実は一番忙しいのがここなんですよ。

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180℃15分でオーブンを途中で反転させつつ焼き色を伺いながら、次の回転分を型抜き&必要あれば塗り玉、2番生地をのして冷凍庫へ。網を使うので焼けたものは冷ましてどんどん容器へ……という作業を同時進行でするため、意外にもあんまし休んでる暇がない。今回は4回転で終わったのでチョロい。


完成

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白胡麻は焼きすぎたかもと思ったけど、食べてみると香ばしくてこれはこれでええ感じかな。一つの生地から三つ作れたので満足。写真撮り忘れたけどココアはチョコチップ入りも焼いた。


ホーローに詰めましょ

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圧倒的茶色である。まったくもって元旦から茶色すぎる。にしても野田琺瑯のバッド、小さいやつが使い勝手良すぎてとうとう大きいサイズのも買ってしまった。ほうじ茶マドレーヌがつめつめされた。


おやつ初めの話でしたとさ

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実のところ、この大量のおやつたちは、数年ぶりに行くおばあちゃん家での親戚みんなの団欒のおともにするため焼いたものである。

毎年みんなで集まってちゃぶ台を囲み、おかしやみかんをだらだら食べながらテレビを見たりおしゃべりしたりして過ごす。おばあちゃんがよく個包装のお菓子を用意してくれたり、親戚のお母さんがおやつを焼いて来てくれたりしてるのだが、なんとなく今年は自分で焼いて持って行こうかなという気になった。


開けましてオーブン

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おばあちゃんとおじいちゃんに自分の作ったおやつを食べてもらったことってあったっけ。思い返すとないかもしれない。帰り際おばあちゃんに「クッキーありがとねえ」と何度も言われて、また来年のお正月も集まることができそうなら、元旦からオーブンを回そうかな、と思った。

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