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雪降る日のホワイトソース


とある2月の土曜、立春が過ぎたものの雪がしんしんと降っている中、私は家で読書をしていた。

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レシピ本だって読書である。

ことdanchuに関しては完全に読み物だと思う。まあそれは置いといて、冬のキッチン系では必ずグラタン特集を見かけるんだけど、ここまでグラタン全振りは初めて見た。本屋で見つけて迷わず買った。なぜなら私は料理の中で一番と言って良いほどに、真冬に食べるホワイトグラタンが大大大好きだから。これ読んでたらもうグラタン作らずにはいられない。めっちゃグラタンの口になってしまった。


ベシャメルソースを仕込もう

ふだんグラタンは具材をバターで炒めて小麦粉からめて牛乳入れて、というよくある工程で作ったり、ハウス食品の企業努力を存分に借りるなどしてるのですが、時間がある時はソースから作る。danchuにも大鍋でたっぷり作る用のレシピがあったので、久しぶりにソースから仕込むとしよう。

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バターを溶かします。

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小麦粉どさぁ。なんか足りない気がしたからもすこしどさぁ。ここからはしばらくゴムベラでねりねりします。

小麦粉に火を通したら牛乳を少しずつ加える。最初に3分の1くらい入れて練ったら、残りも一気に加える。

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突然呼ばれた泡立て器。今までゴムベラでやってたけどたしかに大鍋で作るならこっちのが手っ取り早くダマ消せる。いいレシピに会えたな。

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別鍋で用意しといたチキンブイヨンを加えて塩をひとつまみ。味見すると柔らかい味わい。すんなり味決まった。レシピによると無添加系で塩味もあんまり強くないタイプのブイヨンがいいらしい。これで約0.5Lのベシャメルソースが誕生しました。たっぷりあると気分が上がるね。

ネットのdanchuにもレシピのってました。


今日のグラタン

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これは去年の冬のキッチンに載ってたもの。少し具材を変えて、チキンのレモンクリームグラタンに、白菜とマカロニを足すことに。

具材を用意しよう

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JAで一玉180円でゲットした白菜は、1センチ幅でカットして塩振って鍋へどん。蓋をして弱火でじっくりカサを減らす。めっちゃカサ減るので思ってる倍入れていい。

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お隣のコンロ、鶏肉はフライパンでジュー。

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軽く焼き目ついたらおっけー。オーブンでまた加熱されるので。

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白菜・チキン・下茹でしたマカロニをお皿に。マカロニは規定時間より1分ほど早めにあげた。ほんとはフライパンでベシャメルソースとからめるんだが、洗い物がめんどいのでこの手法でいきます。


レモンクリーム🍋

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レモンゼストを少々。果汁も固まらん程度にほんの少し。

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ソースかけてチーズ適量乗っけて230℃オーブンへ。お好みの焼き目がつくまで、うちのオーブンだと12分くらいかな。


完成

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こんがりホワイトグラタン!良い感じに焼き目つきました。グラタンを作ってる時、この瞬間がすきなんですよねえ。

どれどれ

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熱々のうちにいただきまーす!あっつ!!うっま!!ってなるのがグラタンの良いところ。やめられない。

ホワイトソースからほんのりレモンの風味がして美味しい。白菜と鶏肉とも相性抜群。これは良い組み合わせに出会えた。ありがとうdanchu。これからも愛読します。


後日

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後日ってか、諸事情でかなり間が空いた。脳内では次の週には取り掛かる予定だったものが翌々々週に延びた。

昼下がり、ここに4枚切りの食パンが。みんな大好きロイヤルブレッドである。


クロックムッシュを焼こう

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またしてもdanchuから。絶対美味しいやつ。

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まずは4枚切りを半分にスライス。

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ベーコンにチーズオン。上にスライスした食パンを重ねて、ここで主役の登場。

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冷凍しといたベシャメルソースを解凍します。小分けにしとくといつでもクロックムッシュ作れる権利を得られる。

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たっぷりめにオン。四隅まで塗り広げる。ぷっくりとした見た目にしたかったので端までギリギリを攻める。

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ここで登場、パルミジャーノ・レッジャーノ!おてだまちゃんが血眼で探しまくってたらしいけど、田舎のKALDIは在庫が豊富なせいかフツーにあったわ。なんかごめん。この塊がなくなったらグラナパダーノも今度買ってみよう。

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がしがしと削ってこちらもたっぷり。

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電気トースターよりグリルのが火力強いんでこちらで。焼き目の様子をちらちら見ながら。

おお〜〜〜!!!

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たまらね〜!!チーズがぷくぷく踊ってるぅ!!

このあともう少し焼いてお皿へ。


完成

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お気に入りの好日プレートに乗せたら余白が残っていいね。にしてもこのぷっくりした見た目がたまらん。こんがり焼けたチーズ、熱々のベシャメルソース……!

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半分にカットして、はっさくホットティーと一緒にいただきまーす!

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あっっっっっつぅ!!!!

熱すぎる!!!当たり前だけどベシャメルソース熱々!!!だが美味い!!上顎の細胞が大幅に死滅したけど美味い!!犠牲無くして熱々の美味しさには辿り着けん。グラタンも削りたてチーズの方がもっと美味しくなる気がする。今度試そう。


八朔ティーで落ち着こう

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ちなみにホットティーは後で飲みました。熱々のアールグレイに、古くなって実がスカスカになってしまったはっさくをいくつか落として蒸らしただけ。レモンティーならぬ八朔ティー。苦味がいい具合に出て好きな味。



しんしんと冷たい雪が溶けて春

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今週はもう暖かくなって、ベシャメルソースを仕込んだ時ほどは指先も凍えない気候になってきた気がする。

大好きなホワイトグラタンの季節は遠のいていくけど、春に美味しいものもどんどん出てきた。ベシャメルソースはたくさん仕込んで冷凍or冷蔵しといて色々たのしむのが吉だという新しい発見ができた冬だった。やっぱり料理本ってこういう発見があるから好きだな。

また冬が来たら、大きな鍋でたっぷりソースを仕込むとしよう。

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