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10,000日目に思うこと

今日で生後10,000日を迎える。
特に特別なことも、祝ってくれる人もいないが、私が10,000日生きた証として心に移るよしなし事をそこはかとなく書きつくしたい。
とりあえずPCの動作が老人の歩み並みに遅いので買い換えたい。
あと髪が傷んできたので美容院に行きたい。

まぁなにはともあれ、10,000日である。

27年間生きてきて、ようやく最近良くも悪くもいろいろな事を気にしなくなった。
もともと私はけっこう切り替えが速くあまりクヨクヨしないタイプであるが、それでも失敗が怖かったり、恥ずかしい思いをしたくないと思うばかりにチャンスを逃したりということがよくあった。ひどく人見知りだったのもある。
そんな私だが最近すこしずつ神経が太くなっている気がする。

その証拠に、今月からダンスを習い始めた。

どういうことかというと、私は以前からダンスに興味があったものの‘‘人種的’’に合わない気がして始められずにいた。ダンスをやるような‘‘陽キャ’’とは住む世界が違うのだから私には無理だ。長年そう感じていた。

だが、最近になって思った。「いや、別に誰も私のことなんて気にしてないんじゃ?というか、まぁ誰に何と思われようと別にいいや」
そんな気持ちが芽生えたのである。

私は昔から人と同じが嫌で「自分は特別な存在である」となぜか強く信じていた。
それゆえに自分のフィールドから出ることに怖気づいていたのだと思う。
でも、現実私はごくごく平凡な27歳だ。
それに気付くと、どうせならもっと自分の人生を楽しんでやろうという気分になった。
実際、ダンスを始めて1か月、踊ってる様子は人に見せられたもんじゃないが、そのことに対してとやかく言ってくる人は誰もいない。し、何か言われたとしても特に気にしないと思う。別にその人たちは私の人生に特に大きな意味を持たないから。


この先何年生きるかわからないが、恥をかくたびに、いろんな人に出会うたびに、怖いものは減っていくだろう。
そして最終的に、大阪のおばちゃんのように誰彼構わず話しかけ、自分の考えに忠実に従い安売りセールに突っ込んでいくようになるのかもしれない。
それはそれで楽しそうな人生だ。

生後10,000日の今日は、穏やかでうららかな1日だった。
明日からまた粛々と、時に大胆に日々を重ねていきたい。


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