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豊島に宿泊する、民泊
2010年、豊島で民泊がスタートしました。宿を専業にしているのではなく、民家が宿泊を提供するというもの。豊島にペンションはありましたが、トリエンナーレの瀬戸内国際芸術祭が始まるのに祭して、宿泊の整備が急務でした(誰にとって?)。普通の暮らしにお邪魔するというので、提供する側にはトイレとお風呂の改修費用が助成されました。水洗トイレやユニットバスなど、かなり快適な水周りです。
写真は、豊島の甲生(こう)地区で民泊を受け入れている植松さん。漫画「うどんの国の金色毛鞠」にも登場しています(8巻だったかな?)。海が見える部屋にはふかふかのお布団が敷いてあり、もてなし上手。夜、本家でお喋りするひと時がなんとも懐かしく、実家に帰ったような感じがします。一時期は予約をキャンセルしたと言いますが、今はリピーターをはじめ新規も都合が合えば受け入れています。
2017年は豊島にゲストハウスが続々オープンしました。その一つがmamma(マンマ)。乳児院跡地を改装して、クラウドファンディングで話題を振りまきました。鳴り物入りでスタートしたゲストハウス、島の人もご飯を食べに行ったり、帰省してきた家族とお風呂を利用したり、豊島に溶け込んでいたように思います。
ところが、この春からの休業が無期限になりました。働いていた人は豊島を出て行き、今はひっそりとしています。クラウドファンディングのリターン、私は全部使いきれていないので、これはもう宝物の域ですね。
豊島の人を交えて、意見交換会などを持って開業にこぎつけた経緯があるだけに、無期急遽に祭して豊島の声を是非とも聞きたいと思いました。ところが、話題にもならないようで、ということは期待されていなかったとも言えます。なんにせよ残念な話です。