史実とガイドさんによる周辺の本島
競艇の丸亀ボートがある丸亀市に属する、離島の本島。丸亀港からフェリーで35分、高速艇なら20分。昼間の船に観光客の姿はほぼなく、仕事着の人か乗り馴れた島民のような気さくな会話が聞こえます。
保存会の熱心なガイドさんから聞いた話には、史実と語り手の感情が入っていて、その視点に誘導されているのかもしれません。島民のプライドが随所に散りばめられ、長への評価には触れないように巧みな説明が続きます。今も子孫は残るからです。
豊島(てしま/瀬戸内海)にも地域の長の話が残ります。豊島石で隆盛を極め、戦後まで地域を仕切るのは石屋さんでした。雇われ石工の貧しい暮らしを保証する石屋さんの采配。
その豊島石をくり抜いた石棺。御朱印を4重に包んだ後に納めた石の箱です。それをさらに朱印庫に納めたものが、本島の塩飽勤番所に残っています。ここで豊島石に出合うとは。
「人名」という民主主義の始まりのような、先進的な考えを好意的に聞いた昨日ですが、自分で調べる必要性を感じています。江戸時代末期か明治維新の頃、本島の12人が反旗を翻した話があると、今日聞きました。本があるというので借りて読もうと思います。
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