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windowという名の造形美
豊島(てしま/瀬戸内海)に「てしまのまど」というアートスペースがあります。豊島に行けばふらっと立ち寄って、自家焙煎のコーヒーを飲んで、島の嗜好に迎合しないハード系のパンを買って帰っていました。船が出るまでの駆け込みでテイクアウトするわずかな時間でも、手足に力が染み渡るようなとびきりの場所です。
通販もしていて、初めてパンやお菓子のセットをを注文しました。
メニューと共に「てしまのまど新聞5 」が入っていました。A4二つ折り両面1色刷り。世間の動きに右往左往せず、決めたことを進めている文面。幾人もの書き手が、豊島という共通項を軸にインドや佐渡、海の上で感じたことを書いています。一言も豊島事件とは明言せず、豊島の人のありようをオーナーは語ります。
豊島の長老から「わしの友達」と紹介されたのが、美術家であるオーナーとの最初の出会いでした。島を消費すること、民俗から何かを「引き当てる」こと、オルタナティブな活動など、2013年はてしまのまどそのものが初めて見聞きすることにあふれていました。
MIMOCAで開催していた「窓展」。解説の蔵屋美香 横浜美術館館長が、使っているPCの名称を絶賛していました。windowsが開く世界とwindowsがつなぐ領域。「てしまのまど」は豊島を一元的な見方から突き放す、時空の窓です。
てしまのまど新聞4号 2年の沈黙を破って発行しました。
— teshimanomado (@teshimanomado) April 29, 2020
食べ物、本、蜂蜜、道具や人の話にプレイリストに4コマ漫画。
てしまのまどを出たりはいったりする人たちが好き勝手いってます。
お届け便にはご一緒にいれてます。 pic.twitter.com/XjN9caUZw1
#窓展 ギャラリートーク
— 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 MIMOCA (@mimoca_org) December 27, 2020
2021年1月11日まで開催中の #窓展 について、企画者である蔵屋美香 横浜美術館館長にお話いただきました。
明快に語られる「窓」と美術作品との関わりや作品の見どころを、映像を通して一緒に会場をめぐりながらお聞きください。https://t.co/xW9VgizPgY#mimoca