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美術館と図書館は同線上のデフォルト

昨日、ほぼ2ヶ月ぶりの美術館へ。ラストが森美術館の「未来と芸術展」。会期満了を待たずに臨時休館となり、その後 3Dウォークスルーが公開されました。角度を変えながらみたいところを歩いているかのような画面越しの鑑賞は追体験に最適、すばらしい試みです。とはいえオフラインで、五感を総動員して鑑賞するスタイルはデフォルト。

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高松市美術館の企画展へ、学童のみんなと一緒に行きました。
原画とはセリフのない絵。展示のキャプションに書いてありましたけれど、子ども向け鑑賞ガイドには残念ながらその説明はないのです。

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展示なんて興味ない、見ないとふてくされて、後を付いてくるだけの小学4年生が、絵本のコーナーでたった1冊に手をかけました。それが「ねこガム」。セリフはなくて、擬音があるだけ。わたしも一番印象に残った作品です。

美術館に入る時、「一番お気に入りの作品を見つけて、後で教えてね」とわたしは言いました。一緒に歩いていると小学2年生は「11ぴき」も気に入った様子です。その後に図書館へ行ったのですが、見てきたばかりの絵本を借りました。

美術館と図書館、続けて行くことができ、じわじわと嬉しくなりました。見たいときに、借りたいときに、そこに触れることができる日常。アート&カルチャーの公共性は、子どもに欠かせません。
「アートはバイタミン」
猪熊弦一郎がMIMOCAの構想でも述べています。



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