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ゲームダンジョンがやっぱり最高だった話

東京ゲームダンジョン6に出ました

去る10/27(日)に、東京は浜松町で行われた「東京ゲームダンジョン6」に自作ゲームを出展してきました。

出展タイトルはこの記事のヘッダーにもなっている「BatteryNote」です。(最近体験版をアップデートしたばっかりなので、遊んでみてね)

さて今回、改めて実感したのですが、ゲームダンジョン(以下ゲムダン)は日本国内においてコスパが最高かつ作家にとって一番良いインディーゲーム展示イベントだということがわかりました。(言い切りやがった!)

今日はそんなゲムダンの「何がすごいのか」を書きます。

展示スペースがデカくてすごい

ゲムダンは、「机がデカい」ことをイベントの特徴であり売りの一つにしています。

公式様より引用:https://tokyogamedungeon.com/

「それって、どのくらいデカいの?」
百聞は一見にしかずということで…以下は今回の弊スペースです。

デカい!今回初発注したB1のクソデカポスターがなんだか小さく見えるような…

このサイズ感だと、試遊台2台置いて、その隣に物販スペースを作れる。縦横両方デカいので、なんでも置けちゃう。デカいのは正義。
そして通路・スタッフ側のスペースもデカい。試遊対応もラクラク。

ここ1〜2年で国内のゲーム展示イベントにいろいろ出展してきましたが、個人出展を気軽にできるレベルのイベントにおいては、他ではちょっとみたことがないデカさです。(72studio調べ)

このデカさが生み出す「ゆとり」は、「お客さんにゆっくり試遊してもらえて、しっかりゲームを楽しんでもらえたな!ヨシ!」という満足感や、「運営が楽だったし、次も出したいな!」というモチベーションにつながっています。

Steam特設ページがすごい

ゲムダン5から始まったこころみで、今回もSteamの特設ページが主催の岩崎さんの計らいで作成されました。今回はなんと一定期間、Steamのトップページに掲載してもらえたようです(これは、とてもすごいことなのではないかと、素人ながら思います)

これによって、当然、ゲムダン6に参戦したBatteryNoteも恩恵を受けました。ウィッシュリストこんな伸び方をしたよ、の図↓

この伸び方の何がすごいかを説明しますと…
まず基本的にSteamのウィッシュリストというのは、オンライン経由の施策で伸びることが多く、たとえば有名ゲームメディアにとりあげられる、Indie Live Expoのようなショーケースイベントでとりあげられる、有名なゲーム実況配信者さんにとりあげられる、といったもので大きく伸びる…というのがセオリーとなっております。つまりオフラインの展示イベントに出すだけではなかなか伸びないというのが実情なのです(72studio調べ)

ところがゲムダンでは、出展するとこの特設ページ効果がオマケでついてくる。どうみてもオマケでついてくるというレベルの伸び方ではないんですが…。とにかくこれは他のオフライン展示イベントに参加するだけではなかなか得難い特典といえます。

注:2024/10/30現時点の72studio調べでの情報なので、今後こういう形でオンライン展開するオフラインイベントが増えてくる可能性は大いにあると思います。というかどのイベントさんもぜひ真似してほしいくらいですが…。

注:東京ゲームダンジョンがこの特設ページを今後も恒久的に実施されるかは現時点では不明です。

敷居が低くてすごい(島も作れる)

ゲムダンは主催の許可を頂きさえすれば、合同出展という仕組みをつかって「島」を作れます。
僕は、前回のゲムダン5からやっているのですが「人外ゲーム島」を作らせていただきました。人外キャラが大好きな僕が主催し、すてきな人外キャラが出てくるゲームばっかり集めた島です。えっへん。

他にもRPGツクールの島などもあったようです。(RPGツクールの文字を模った装飾などもあってキラキラしてました。うーん、いつかマネしたい!)

出展者同士が任意で島を作れるゲーム出展イベントって、なかなか珍しい気がします。(他にはあまり無い…かも?)

そもそも、ゲムダンは出展の敷居が低く、出展申込時にゲーム内容の審査はありません。単純に出展チケットを早い者勝ちで予約できさえすれば、極端な話、その時点でゲームの姿形がなくても申し込みができてしまいます。(今回、人気すぎるゆえ8分でチケットが売り切れるというトンデモ事態になりましたが、今後開催の回数を増やしたり、開催フロアが増えたりといろいろ手を打たれるようなので改善されるハズ)

この敷居の低さは、僕が昔いた「同人誌頒布系の同人イベント」に通じるものがあります。イベントに出ることを決めてから原稿を描く。イベントが締切となってモチベーションを創出する。これがイベント駆動型の創作活動だ。

実際に、ゲムダンがきっかけで、ゲームを0から作成し完成に持っていけたという声も聞いたことがあります。ステキですね!

他にも色々すごい

他にもいくつかすごい点があるので、さらっと紹介します。

  • 会場がよい

    • 展示会場はJR浜松町駅から徒歩5分 →アクセスよし(今後はJR浜松町駅から直結になる予定らしい。さらにアクセスよし)

    • 2020年竣工の新しいビルの中にある → 実際にめちゃくちゃ綺麗。かわいい見回りロボットもいる

拙作BatteryNoteの元ネタとなった警備ロボ。(本当)
手持ちの武器で怪しい侵入者を攻撃する。(これは嘘)
  • イベント専属の警備員さんが巡回しているので安心

    • やっかいな説教おじさんや、ギャラリーストーカー(?)をしっかり牽制

  • ゲムダンのDiscordが常に賑わっている

    • 出展者同士の交流もけっこうある

    • 主催スタッフの方がていねいに質問に答えてくれる

主催の岩崎さんがすごい

最後に、主催の岩崎さんを紹介して終わりたいと思います。

以下の記事は、主催の岩崎さんが「何を考えてゲームダンジョンを開催しているか」などといったことをインタビュー形式で答えています。(面白い話をされているので、ぜひ読んでみてね)

上の記事でも述べられているとおり、岩崎さんは「ゲーム開発者のためのコミュニティを作る」という理念をかかげており、ゲームダンジョン以外にも「インディゲームもくもく会」というものを運営されていたりします。

僕もこのもくもく会の常連だったりするのですが、実際にこの「ゲーム開発者のためのコミュニティ」というものにとても救われています。どう救われたかを軽く列挙すると以下のようなものがあります(他にもいろいろあります)

  • 尊敬できるゲーム開発者の友達がたくさんできた(会にいくまで、わりと孤独だった)

  • 他の開発者たちから受ける刺激により、開発の進捗がめちゃくちゃ出るようになった

  • いろんなゲーム関連のイベントを知ることができ、そうしたイベントで新たな出会いがあった(拙作DRINKRIMEをパブリッシングしてくださっているroom6さんとの出会いも、もくもく会で他の参加者さんに教えてもらって知ったIDC2023がキッカケになっています)

ゲーム開発者の目線にたち、寄り添い、実際に助かっている人がいる(僕もその一人)…そんな素敵な人が運営しているゲーム展示イベントが最高じゃないわけがない…!

おわりに

ということで、なんか岩崎さんを崇拝するようなまとめになりましたが、実際のところ、僕は彼をとても尊敬しています。個人でここまでのパワーを注ぎ込んでゲムダンやもくもく会の運営をしてくださっているので、何か恩返しになれば…と思いこのような記事を書いた次第です。(岩崎さん、マジでありがとうございます🙇)

今後もゲムダンには可能な限り出展しようと思っています。なんといっても、参加していて非常に楽しいイベントなんですよね。次の「7」は来年2月だそうです。わくわく。

※ 本記事の内容で、内容が不正確であったり、記載に問題がありそうな場合は、72studioまでご連絡ください🙇


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