空撮出張@北海道 5日目
お疲れ様です、やんもです。
北海道の撮影も最終日、1日目から読んでくれた方、ひとつでも読んでくれた方、今これを読んでくれている方、みなさん、ありがとうございました!
北海道から帰ってきて5日が経って、北海道5日目の更新は少しタイムラグがありすぎだなと反省しております。
さて、この日は5時半起床。
女満別空港から羽田へ飛び、一泊してから松山に帰る計画。
先日話したように、飛行機に乗るときは、バッテリーをまとめておかないといけない。
今日は飛行機に乗る前に、ドローンでの撮影が入るので、飛行機に乗る用の荷造りをしつつ、撮影用機材をバスに積まないといけない。
空港についたら、荷物の整理。これが地味に大変。
しかも今回は、北海道から羽田なもんだから、服装も北海道では全力モコモコだけど、飛行機ではそれは暑すぎるから、乗る前には着替えたい。
登場する前に荷造りの時間があることを願って出発しました。
この日の多くは、ドローンの撮影はなく、ひたすら待機。
もう死ぬほど、凍った野付半島の海をみた。
初日はウユニ塩湖みたいだ!と感動していたけど、2日間もただひたすら眺めていたらお腹いっぱい。
もう、ただの氷だよ?
待機時間には、師匠と少し話したり、シカに手を振ったりして過ごした。
今日の学びは、師匠から聞いた営業の話です。
求められていることを理解し、期待に応えること
テレビを見ていたらわかるけど、ドローンで撮影したシーンが使われることは、ほんの数秒だったりする。
だけど、その数秒のドローンの空撮があるだけで、臨場感がより伝わったり、どんな所で撮影したのか、視聴者さんにより伝わるから、数秒でもあった方がいい。
ドローンで空撮で呼ばれて、現地にいるときを想像してみてほしい。
演者さんやカメラマンさんが、番組の撮影をしているとき、または撮影の準備をしているとき、ドローン班はハッキリ言ってやるとこがない。
「ドローン飛ばしてください!」って言われるまで、ひたすら待機。
そういう時間のとき、自分だったらどうする??
本番について行って、カメラマンの後ろについて撮影の様子を眺める?
それとも、自分の出番が来るまで、撮ってくださいって言われるまでロケバスで待機する?
もし私がフリーで空撮やってて、そういう現場に1人呼ばれたら迷ってしまうと思う。「どう行動することが、正解なんだろう」って、ひたすらアタフタしてしまうと思う。
幸い、私は空撮の会社に勤めだして、師匠の空撮補助者として同行させてもらっている。
しかも、国内でも有名な長寿番組。本当にありがたい環境やと思います。
悪い行動例のひとつは、撮影本番について行き、カメラが回っているのに声を出したりすること。
自分は演者でもなんでもないのに、映る側に参加してしまうこと。
例えば、少しドローンで”撮影”をかじっているからって、本番中にカメラマンさんに「このアングルで撮った方がいい」とか言っちゃうとか笑
まぁ、そこまで極端な人はなかなかいないけど笑
ドローンで呼ばれているのだから、制作会社から私たちに求められていることは「空撮」のみであり、演者(映る側)でも、番組のスタッフでもないということ。
もちろん、空撮において「こういうのを撮ってください」と言われて「はい、わかりました」と言った後に「こういうアングルでも綺麗に撮れます」的な”提案”は相手に喜ばれるから必要。
だけど、それ以外、空撮以外での提案は、相手にはただの”おせっかい”。
そういう人は、製作側からすると「めんどくさい人」と思われて、次から呼ぶのに躊躇われると師匠に教えてもらった。
確かに、そうだな。
相手にとって、メリットしかないような人が呼ばれるに決まっている。
それに、どうレベの業者がいて、どちらかしか呼べないってなったときに、選ばれる要素は多分2つだ。
・以前から付き合いがある
・害がない
この2つの項目をより満たしている方が選ばれるんじゃないかなぁと思いました。
付かず離れずのポジショニング
相手にとってメリットしかない、または害がない、もしくは使いやすい。
そういう人だと思ってもらうことが、営業しない営業だと教えてもらった。
例えば、本番前の待機時間などに、ディレクターさんやアシスタントさんの仕事の手伝いをするとか、荷物を運んでいるときに手伝うとか、下っ端がするような仕事をスっとやる。
そうするために、遠すぎず近すぎない所に立っていて、気がついたらサッと動く。
本当に細かいことだけど、しゃしゃっとると解釈されないけど、相手が助かる小さな動作ってあると思う。
こういうのを多分「気配り」って言うんだろうけど、そういう小さな配慮の積み重ねで相手の印象は結果大きく変わるんだなと感じた。
だから、ドローンの空撮の出番がなくて待機っていうときに、現場を離れてロケバスで待機っていう選択肢はないってことになる。
それをしていいのは、演者さんだけ。
仮に、制作スタッフさんが配慮して「休んでていいですよ〜」って言われても、その配慮には感謝しつつも現場からは離れないこと。
でも、本番には呼ばれない限り近づかないこと。
こういう空撮以外での、制作現場での立ち回り方って、意外とどこの学校も教えてくれないと思いました。いや、知らんけど笑
でも、ドローンのオンラインスクールとか、教材とか見てて、そういう現場での立ち回り方っていうのは教えてくれないんじゃないかなって思います。
これって、結構大事なことなんじゃないかなとも思います。
ドローンでの空撮ができるだけじゃ、食ってはいけない。
営業の仕方、現場での立ち回り方、そのあとの付き合い方とか、技術以外の仕事に繋がる大事なことって教材には載ってないから、やっぱり生の現場に行くのって大事だし、そういう機会を与えてもらって本当に有難い環境だと感じました。
きっと、これは空撮だけじゃなくって、動画編集もプログラミングも、スキルを勉強するのはオンラインの教材でできるかもしれないけど、現場での立ち回り方っていうのは教材には載ってない。そういう意味では「教材を買ったら稼げる」って謳ってるものは、少し嘘付いてるんじゃない?と思っちゃうな。
それだけじゃ、きっと稼げないよ。
(番外編)北海道の美味しいものって何なのよ
松山でさえ、三越とか高島屋で「北海道フェア」とかやってるんだから、全国各地で北海道フェアってやってると思ってるんですが。
で、私が言いたいのは、その北海道フィルターの効果で美味しいって錯覚してんじゃね説です。
格付け番組を観ていて思うけど、正直、私は味覚嗅覚に見分けられるほどの自信はないわけよ。
赤ワインとか、高級そうな味とかわからんし、魚だって新鮮かどうかわからん。まぁ多少はわかるかもですが。とにかく、自信がないわけですよ。
だからですね、北海道に行ったけんって海産物おいしい!って、なかなかならなくて「自分は北海道フィルターで今、このいくらを美味しく感じてるんじゃないか?」と疑問を持ちながら食べてしまうから、どうも素直に美味しい!って思えなくなってきている。
これは、あかん。
10年前に北海道来たときは、北海道の回転寿司は普通の回転寿司と全然違う!って感動して、なにもかも美味しく感じたんだけど、今回はその感動がなかったんですよ。
これは年を重ねるごとに素直じゃなくなってるのか、ひねくれているのか、もしくは時代の進歩で全国的に回転寿司のスペックが均一化されたのか知らんけど。
そんな無駄なことをうだうだ考えてる時点で、めんどくさい奴やなと思います。
で、改めてですよ。この北海道ロケで、ですね、美味しいやん!と改めて思った食べ物が2つ。
ワッフルとメロンパン!!!
ええ、めっちゃ北海道関係ないです。いかんね、ハイカロリーノー栄養な食べ物を欲しとる。
デブ街道まっしぐら。
でもラーメンは普通に美味しかった。
でも、改めてメロンパンの美味しさにときめいた。
やんも、メロンパン、ハマりました。
しょうもないオチ(オチというほどでもない)なので、今日はここで終わりにします。
最後まで読んでくれてありがとうございました!!